マーチャンの写真日記(今を感じながら)

ついに退職の日が来ました。
この先どんな生活が展開していくのやら。
趣味の写真を中心に、つづってみたいと思います。

  11月14日(月)  信州へ(5)  高ボッチの夜明け 1

2011年11月14日 | Weblog
  ”高ボッチ山頂からの諏訪盆地”午前3時56分(11月9日)

 車を降りて、山頂まで10分程の道を歩き始めた時、
足元がパリッと固い霜柱の上を歩いている音がする。

 途中、鉄塔がある場所の近くに10台近い車が止まっていて、
そこから盆地の明りがちらっと見えたが、
教えてくれた、かつみさんは山頂まで行った方が良いと言う。
 私も以前来ていたので同感に思って、山頂を目指したが、
こちらには同行者が一人もいない。

 でもここまで来れば場所の勝手はわかっている。
山頂に立つと初めて目の前に諏訪盆地が現れる。

 思わず「わっ!」と言い出しそうな明るさだ。
さっきまで暗いと思って走っていた街が、
LEDを敷き詰めたような明るさだ。明るすぎる。

 宇宙飛行士になって地上を見ているようだ。
 
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   高ボッチの夜明け 2

2011年11月14日 | Weblog
 撮り始めて5分位、しきりとシャッターを押していた。
 暗闇がかすかながら見え始めてくる。

 夜明けに向かっている証拠だとシャカリキに撮っていたが、
 やがて気が付いた。

 私の目が暗闇に慣れただけだった。
 そう簡単に明けやしない。
  
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   高ボッチの夜明け 3

2011年11月14日 | Weblog
 カメラを右に振ってみた。
天竜川に沿って伊那谷の明りが見えている。

 光の帯がくびれて途切れている山の右の端あたりから、
昨日は盆地を撮っていたのだ。

 林道を来る時、唐松の落ち葉が雪の様に降る中を走ったり、
目の前に鹿が2頭いたりした。

 頂上エリアは草が刈られて、柵がめぐらされている。
私は柵をまたいで、5~6メートル盆地側に降りた場所に脚を立てた。

 少しは風をよける。
 でも少し傾斜しているので、あまりカメラに集中していて、
 動こうとすると風と傾斜でよろけてしまう。

 三脚の足を草の中に思い切り挿しこんだ。
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   高ボッチの夜明け 4

2011年11月14日 | Weblog
 かなり丸い月が出ていたが20分足らずで沈んでしまった。
しゃがむと、頭の高さ位にススキがあるので風をよけることが分かった。

 それでも寒い。
着替えたシャツを再び出して重ね着してきたので最低の防寒は出来ているが、
足がいけない、足が汗をかいてしまい、冷えてくる。

 知らずに歯を食いしばっていた。
 顎の筋肉が張っている。

 あと一時間は何の変化もないだろう。
「太平洋一人ぼっち」ならぬ、「高ボッチ一人ぼっち」だ。

 「ヒュ~~、ヒュ~~」
すぐ後ろで鹿が大きく鳴いた。
 熊でなくて良かった。
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   高ボッチの夜明け 5

2011年11月14日 | Weblog
 左から青い朝の光が見えた。5時36分。
 最初の一枚から100分後だ。

 さ、忙しくなるぞ。
 指がいけない。カメラのボタンを押そうとしても、
 ボタンに触っているかどうか指先では分からなくなっている。
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   高ボッチの夜明け 6

2011年11月14日 | Weblog
 左からの山のすそ野は、八ヶ岳連峰。
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   高ボッチの夜明け 7

2011年11月14日 | Weblog
 一昨日来た時は、今頃の時間に湖畔で撮っていたんだ。
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   高ボッチの夜明け 8

2011年11月14日 | Weblog
 明るくなる時がかきいれ時なのに、
 事は甘くはいかない。

 霧が出て来たのだ。
 夜明けはどんどん進んでいくのに。
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   高ボッチの夜明け 9

2011年11月14日 | Weblog
 霧が晴れると、まるで車のワイパーを動かしたようにクリアな景色が。
でもすぐに霧が来て、二枚と続けて撮っていられないのです。
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   高ボッチの夜明け 10

2011年11月14日 | Weblog
 富士山が見えています。
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   高ボッチの夜明け 11

2011年11月14日 | Weblog
 カメラを右に振ってみました。
岡谷ジャンクションが見えています。

 街の明かりが大分まばらになってきました。
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   高ボッチの夜明け 12

2011年11月14日 | Weblog
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   高ボッチの夜明け 13

2011年11月14日 | Weblog
 6時16分、打ち上げだ。
風景的にもこれまでだ。
ホテルに返って、温泉に入って朝食にちょうど良い時間だ。
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   高ボッチの夜明け 14

2011年11月14日 | Weblog
  ”北アルプス”

 カメラをたたんで頂上に出ると、
枯草にぴったりと霜が降りている。

 乗っても砕けるような霜柱ではない凍土だ。
下り道、目の前に北アルプスが見える。
 槍ヶ岳が見えている。

 かつみさんはこちらの景色も狙えるといっていた。
この次はこちらを満月の晩にでも撮りたいな。

 この場所への情報と、行く決心をさせてくれた
 かつみさんに改めて御礼申し上げます。

 後日談。
指出し手袋の指先が、風呂に入っても数日間、
ジンジンしていたのです。

伊東ゆかりの「♪小指の想い出」、なんてもんじゃない。
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