Photo 「Frame」

花と風景の撮影サークル「Frame」のページです。
東京・千葉・埼玉・神奈川を拠点に、撮影活動をしています。

登山シーズン開始の矢先山で事故

2009年07月15日 | 富士山とその他の山々
今朝も横浜市内から富士山がうっすら見えました。ほとんど雪は無いようです。これから登山シーズンに入る矢先に事故がありました。

富士山1人死亡 3トンの岩600メートル転落
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20090714-OYT8T01085.htm

あまりに大きくて勢いのある岩が落下してきたため、落石防止のフェンスは、まるで障子紙に小石を投げたような状態に穴があいていました。直撃を受けたキャンピングカーの方は非常にお気の毒でした。早く改善されて5合目を訪れる人たちが、安心して車を止めて体を休める駐車場になってほしいです。

確かに富士山は森林限界を超えるので、木がほとんど生えていません。だからこそ、写真栄えする姿を見せてくれるのですが、この「木が無い」というのは、いろいろな危険を生むと思います。

今回の落石もそうですが、私は5合目のお中道めぐりをしていたとき、雷が鳴り始めて非常に怖い思いをしました。あたりには背の高さ程度の針葉樹の小さな木が1~2本しかなく、しかたなくその下に寝転びました。雷の避け方としては正しくないかもしれませんが、とりあえずそこで恐怖をこらえたことだけが記憶に残っています。

なお、富士五合目の『お中道めぐり』は、かつて1周できましたが、今は大沢崩れによって道が寸断されて1周できません。この大沢崩れもどんどん進んでいて、そのうち富士山は2つに分かれてしまうのではないかと心配してしまいます。

1986年のNHK特集「富士山」では、この大沢崩れから転がり始めた直径3cmくらいの石をカメラが追っていました。転がり落ちながら、どんどん小石を巻き込んでかなりの距離を時には飛び跳ねて転げ落ちていました。今回の事故は、この小石が最初から直径約1・2メートルもあったのです、非常に怖い話です。

この1986年のNHK特集「富士山」は、かなり良い映像集で、残念ながら再生不能のメディアで撮ってしまったため、現在の機器で見られるメディアに記録されたものをさがしているところです。

数年前に、NHKアーカイブスで放送したらしいのですが、気付くのが遅く、撮り逃してしまいました。
 お持ちの方HELP!

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