作られた写真を見破る

これは、ある不動産広告の写真です。マンションなど、イメージが大切な商品の広告はきれいな写真が使われることが多いです。この広告は、厚手の紙を使い大きく写真が印刷されていました。最初は何気なくみていたのですが、ふと気付くと不自然な部分が目に付いてきました。

その一番不自然な部分を拡大したものがこの写真です。マンションの室内に立つ女性の足元が浮いています。どうやら女性像そのものが合成のようです。広告にケチをつけるようで申し訳ないのですが、不自然さは人の目にすぐわかってしまいますネ。

光のかげんが一番写真には重要なポイントです。ここをみると、合成写真はすぐわかります。あとは、合成して乗せた画像の端処理です。ギトギトしていればそこが合成した証拠です。

しかし、時には便利なこともあります。私は、写真を撮ってから、うしろにある「止まれ」の赤い三角マークが人物の頭のすぐ後ろに写っていることに気付いたことがあります。主体より目立っていたのでそれをデジタル加工で消しました。

＜新聞折り込み広告のスキャニング 400dpi＞