きょうも暑い日本のみなさまに、イタリアアルプスからド顰蹙な画像をお届けします。
ボルミオから1時間。標高2757mのステルヴィオ峠でバスを降ります。ヨーロッパの自動車道の最高地点のひとつらしい。そこからちょっと登ったところにあるのが、ドライシュプラヘンシュピッツェ(2843m)、昔はオーストリア、スイス、イタリアの国境が接していたため名づけられた、3カ国語マージャンみたいな名前の山です。
いまは南チロルがイタリアなので、スイスとの国境があるだけで、わたしもついに初めて、一歩だけですがスイスの地を踏んで感無量。
山頂にガリバルディ小屋というのがあって、カフェになっています。ここから西方のベルニナアルプスと、ボルミオの裏側に当たる雪山を見ながらカプチーノを飲むのは最高だった!
今度はその雪山にロープウエイを乗り継いで登ります。ロープウエイ駅は3174m。登ってみると、完全にスキー場です。しかも7月に絶賛営業中。てゆーか、なんとこのスキー場は夏しか営業しないのだそうです。冬は雪が深くて営業できないのでしょう。リフトの最高地点は3400m。バカの高上がりにも程がある。
このロープウェイ駅からは、チロル地方最高峰のオルトラー(3905m)の堂々たる山容が見えます。この山は南チロル割譲まではオーストリア最高峰でした。