麻生平安名の変な喫茶店 その時俺様が動いた

ここは公権力の不正を放置せず、「悪いことは悪い」との批判を失わず、判断能力を常に持つことを呼びかける喫茶店(日記)です。

アニメ以前の問題。震災とテレ東への抗議の件について

2011年04月01日 | 報道/その他(娯楽関連)

◆テレ東に抗議のメール&電話が600件(サンケイスポーツ) - goo ニュース

かつてはsee bomb(視覚爆弾)と揶揄されたTV。自分はそのことを理解しつつ見ている。
だからこのような抗議が起きうることは別に驚かない。その対象がアニメであろうとも。

(引用)
テレビ東京は31日、東日本大震災の報道にからみ視聴者から約600件の抗議をメールと電話で受けていたことを明らかにした。

同局では震災発生直後の11日午後2時54分から12日午後11時55分まで、災害報道で最長となる33時間1分の特別報道番組を連続放送。その後レギュラーのアニメ番組「テガミバチ」(土曜後11・55)を放送した。この対応に「アニメ番組を流すのは不適切」などの抗議が殺到したという

この日都内で開いた定例会見で、島田昌幸社長は「激励も90件ほど頂いたが、多くがおしかり。貴重な意見として生かしたい」と話していた。
(引用終わり)

放送する側、この場合はテレ東だが「生かしたい」と述べているが、生かされるということからしてまずないと考える。
また見る側も、"限定された放送局の一番組"に「不適切」と抗議はしているが、自分からすれば「アニメ」を敵視する方が多数に感じまして「ちょっと違くない?」とも思うのです。逆説を述べれば「アニメ番組以外は適切」となるわけですから。
もっとも自分は対象アニメのことはよくわかりませんし、調べるつもりもない。もしかして内容に震災に関わる不適切と思われても仕方がない描写があったのかもしれません。
ただこの記事が「アニメを敵視している意図」があることは指摘しておく。抗議といってもその中身がこの記事には書かれていないわけですからね。情報提供するには中途半端過ぎ。意図がなくともそう捉えられても仕方があるまいに。

自分はアニメを肯定も否定もしない。対象のアニメをアニメの代表のように捉えるつもりもない。故にこのテレ東への抗議にも大きな関心はない。
むしろ感じたは、地上波とテレ東に抗議した方々の"視野が狭い"ということ。

自分はこの震災を通じて「TVは国や企業の思惑の産物」であることを十分に理解してもらいたく。
この件は、アニメだけと限定せず、何が不適切で、TVはどうあるべきかと考えるに十分な資料ではないのか。この件を見るに東日本大震災の報道にからみテレ東は視聴者から約600件の抗議をメールと電話で受けたとある。では他の放送局はどうだったのだろうか。抗議やメールはどうだったのかと気になる方は幾人いましょうや?同じ抗議するならNHKの方を見て抗議することを勧めますよ、自分ならば。日本の公共放送にしてあちらの方がこの件のアニメよりも遥かに悪辣なことをしているとの確信がありますから。


結論。
そもそも「地上波という枠組み」だからこのような報道がでるのである。スカパーをメインで見ている自分からすれば「アニメ番組を流すのは不適切」という表記はまったくおかしい限りだ。
少なくとも「テレ東に抗議した方々」を褒めることだけは断じてない!


追記。
カミさんにこの件のことを尋ねたら「風の谷のナウシカは不適切の対象になるのかなぁ」と述べてました。凄い皮肉な回答に思いました。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。