「ペットの郷日誌」-ここだけの話        

自然豊かな施設の風景や動物だ~い好きな管理人の想いなど、
毎日だらだら書いてます。良かったら寄ってって。

まっ、マジでーーーー!

2012-05-26 16:37:53 | Weblog
のっけからすっとんきょんなタイトルでタイトルでどーもすいません
でも、ホント「マジですかーーーー」ってなことがあったんです。

今日の午前中にお別れに来られたWコーギーちゃんは、遺棄された犬や猫の里親を探す活動をしている
NPO法人ポチたま会さんに保護された子です。

飼い主さんの事情により飼えなくなり、ポチたま会にやってきた時はすでに9歳~10歳になっていたようで、
それから里親探しが始まりました。

成犬になってから里親を見つけるのはとても大変なことです。まして10歳となれば残された時間はそんなに
長いものではありません。

しかし、このコーギーちゃんにはとっても素晴らしい里親さんが現れました。
すでにコーギーちゃんを1人飼われているYさんご夫婦です。

ポチたま会の預かりさんから引き取られ、第二の人生(犬生)がスタートし、とってもかわいがられ、幸せに暮らし
そしてYさんご夫婦に見守られてその生涯を静かに終えました。

そのコーギーちゃんをご火葬している最中のことです。今日は朝から晴天で初夏を思わせる
陽気ですが、突然空に虹がかかりました

ご火葬中に煙突を見上げていたスタッフが気付き「社長、晴れてるのに虹が出てます」と言うので、
外に出てみると、あらっホントにキレイな虹が…。

へぇ~珍しい。なんで晴れてるのに虹なんて出てるんだろうなぁと思いながらも空を見上げていたら、
ふと気付きました

こ・こ・これは…。

慌てて待合室にいるYさんご家族に

「に・に・虹が、虹が出てます。Sちゃんが虹の橋を渡ってます」と知らせ、全員で外に出て空を見上げました。








う~ん、いまいちよく撮れてないんだけど、写真左側の木の横から電線の上にかけて虹が出てるのわかるかなぁ~。

「わー、ホントだぁ。こんなに晴れてるのになんでー」とYさんもビックリ
でも、思わぬ虹の橋の出現に「Sが渡ってるのかな。これだったら迷わず橋の向こうに行けるね」と安心されたようでした。

あるんですよ、こんな奇跡が

きっと、行き場を失った自分を引き取り可愛がってくれたYさんたちに感謝し「ありがとう。向こうで待ってるね
ってSちゃんが虹の橋を見せてくれたんだと思います。

誰よりも興奮してあわわわっとなってしまい、Yさんご家族にも「取り乱してどーもすいません」と
謝りましたが、

「いえいえ。気付いてくれて教えてくれてありがとうございます」と逆にお礼を言われてしまいました。恐縮です







ご収骨が終了し、再び外に出るとさらにくっきりと見えました。

お車をお見送りし、部屋に戻ってほんの数分後にもう1回外に出て見ましたが、ついさっきまで見えていた
虹はすっかり消えていました。
もうSちゃんは渡りきったってことなんでしょうね。

Sちゃんからの最後のメッセージはお父さんとお母さんにしっかり届いたようですよ。
良かったね