「ペットの郷日誌」-ここだけの話        

自然豊かな施設の風景や動物だ~い好きな管理人の想いなど、
毎日だらだら書いてます。良かったら寄ってって。

つらいなぁ~。

2012-05-13 16:39:43 | Weblog
福島の原発事故で警戒区域となり、本県に避難している方の猫ちゃんのお別れをさせていただきました。

聞けば原発から自宅までは10キロ圏内とのこと。
猫ちゃんを3匹飼っており、最初に避難した時はすぐに帰れるだろうと自宅に残し、
立入禁止命令が出るまでご飯をあげに通っていたそうです。

しかし、地震で自宅裏の窓が開いているのに気付かず2匹が外に出てしまい、
数日後に1匹だけは近くで発見されたそうですが、残りの1匹は行方がわからないまま。

その後すぐに警戒区域となり立入できなくなってしまったため、猫だけを自宅に残すことはできず、
2匹を連れて現在の場所に移ったそうです。

こーゆー方たちがたくさんいるんでしょうねぇ。きついなぁ~

お別れに来られた猫ちゃんが亡くなってしまったことは非常に悲しいことですが、
最期を看取れただけでも飼い主さんとしては一応の納得はできることでしょう。

しかし、行方不明になってしまった猫ちゃんを探すこともできず、自宅を離れなければならなくなった悔しさや辛さは
今も、そしてこれからも抱えていかなければなりません。

飼い主さんのせいじゃないのに…。

なんて言ってあげればいいのかわかりません

考えても言葉が浮かばす「大変でしたね」とありきたりなことを言うと、

「いえいえ、自分たちよりこの子たちのほうがずっと大変でかわいそうでねぇ」と涙をこぼされました。

今年になって1度自宅に戻れる機会があったそうですが、以前は町の中にずいぶんいた犬や猫の姿を
全く見かけなかったと言っていました。

そうだよねぇ、もう1年以上たつんだもん。保護されて別の場所に行けた子はいいけど、
そうじゃなかった子は生きていることすら奇跡だもんねぇ。

人が住んでいなければ食べ物だってないだろうし、そもそも人から当たり前のようにご飯をもらっていた犬や猫が
そう簡単に自分で食べ物を得ることはできないだろうしなぁ~

直接こーゆー話を聞くと、ホント、心にずしっときます

まだまだ終わってないんだよねぇ