☆ 今 日 の 幸 せ ☆

♪~生きていることに感謝、あなたに出会えたことに感謝、そして・・・明日が見えないことに感謝~♪

初7日が終わりました。

2005-05-04 | 今日の幸せ
:人生で、一番幸せなことは何ですか?

1休禅師が答えたそうです。

:親死に、子死に、孫死に。

あちこちから、集まった人達が帰って、ひっそりした家の中。 まだ、

:ママ、お水頂戴!

という同居人の声が聞こえてくるようですが、それは、ワタシの心の中でこだまするだけです。

人には、産まれついての寿命があるのでしょう。

老少不定というそうです。

24時間、いつ発作が起こるかわからなかった同居人の為に、ワタシの身体の半分は、あったようなものです。 その身体を、突然、返してくれました。

まだ、実感が沸きません。

でも、骨になったわが子を眺めて、20年以上に渡る投薬の影響からか、身体中が、ボロボロになっていたことを知りました。 「盛んに頭痛を訴える、盛んに体調不良を訴える」でも、どうしてやることもできなかった。 きっと、今の医学でも、無理なことはたくさんあるのでしょう。

:ママ、もう頭痛くないよ。 もう薬を飲まなくてもいいよ。

信仰心は、生きている者のためにあるのでしょう。きっと、今は、楽になって、ニコニコとしているだろうと、信じることにします。

旅行好きの息子の喜ぶ顔が見たくて、出かけていましたが、このところメッキリ体力が落ちてしまい、1月のディズニーランド以来、どうしたものかと迷っておりました。

おねえちゃんのいる、ニュージーランドに遊びにいくかどうか、迷いに迷って、やっと決心がついた矢先の出来事でした。

どこに出かけるにも同居人と一緒だったワタシは、「1人で出かけても何が面白いだろう」と落ち込んでいましたが、急遽、ニュージーランドから戻って来た娘が、

:お母さん、49日が終わったら、一緒に遊びに行こうよ。

と言ってくれました。

身体を自由にしてくれた同居人の為にも、これからのワタシの残りの人生。
どう、生きるか・・・

輪廻転生などは信じておりませんが、自分の心の中で、自分なりの信仰心を形作ることは、自由だと思っています。

4度の手術に耐え、数知れない回数の入院を経験し、毎月の苦しい発作に耐えながらも、一所懸命生きて、短い自分なりの人生を真っ当した我が子。

お茶碗を洗って、30円のお小遣いを貰って、ニコニコとしていた我が子。

たくさんの楽しい思い出を作ってくれた我が子。

新しい思い出を一緒に作ることはできなくなりましたが、ワタシの心の中には、ワタシが生きてる限り、同居人の心が宿っています。

この記事を読んでくれた皆様、ありがとうございます。

これまで頑張っていきていた同居人の為にも、これからの人生、楽しいことを捜して生きていこうと決心した「今日の幸せ」(^_^)

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
言葉が見つかりませんが (朴念仁)
2005-05-05 04:02:04
息子さんのご冥福をお祈りさせてください。



あなたの心身の健康を祈らせてください。



 朴念仁
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Unknown (もも)
2005-05-05 06:47:15
ご子息のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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Unknown (asitaka)
2005-05-05 12:17:38
asitakaです。突然の事で何を言っていいか分かりません。

ただあなたがもっと遠くに出かけられるようになれたら、もっと多くを見ることが出来たらそれが息子さんにとっても幸せな事かもしれませんね。

あなた御自身の明日の幸せも是非お考え下さいね。取り留めなくてごめんなさい。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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みなさまへ (persempre)
2005-05-05 20:13:31
どこへいっても、息子との思い出が蘇り涙が自然に溢れてきます。



ボロボロになっていた息子の身体。これで楽になっただろうと、言葉では、納得させようとするのですが、まだ、感情がついていきません。



体力の及ぶ限り、息子と2人3脚で、人生を歩いていこうと決心し、それなりに楽しい人生を歩いて来たと思っております。



障害のある我が子をもった親というのは、誰しも共通のことだと思うのですが、人知れず涙を流し、何年もかかってやっと覚悟を決め、いつしか本当に、子供との生活を心から楽しめるようになるものだと思います。



まわりの人は「大変ね」と思うかもしれませんが、純粋で、僅かのことにも喜ぶことができ、ストレートに感情を表す此の子らに、どんなに救われることでしょう。



そのような状態の中での今回の出来事。



電車事故で、車の事故で、災害で、戦争で、病気で、我が子を、親戚を亡くされて行き場のない怒りを抱えていらっしゃる遺族の方々と較べれば、と、思ってもみるのですが・・・



でも、メソメソしてると、自由な時間をプレゼントしてくれた同居人が悲しみますよね。



blogの世界で、オンラインの世界で、どこのどなたかわからなくても、この記事を読んでくださる方がいることは、大きな慰めになります。
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Unknown (y_inagaki1)
2005-05-06 21:54:49
コチラにも寄せていただきました。



コトバには表現できないのですが、

離れた場所からですが、

僕にもお祈りさせてください。
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inagakiさん (persempre)
2005-05-07 14:36:20
綺麗な、写真、また見にいきますね。
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