今回の母親の件で、延命治療にたいして、「どこまでが?」と考えさせられている。
:元気なうちに、「延命治療は、しないでくれ」と書き残しておかなくてはね。
:でも、自分がその立場になったら、気が変わる人がいるそうだよ。
今では、風邪で食欲がなく、2、3日食べないと、点滴すれば元気になるよ、と、あたりまえのように、点滴で、ブドウ糖を身体にいれる治療が行われる。 これは、また、元の体調にもどるのが前提。
じゃ、歳をとって、水を飲み込む事もできなくなり、食欲がなく、衰弱していく者にたいする、様々な、点滴治療も、同じように考えていいの?
毎日のように血液検査をし、枕元には、脈拍、血圧、血液内酸素量、呼吸数、etc,が数値となって画面にあらわれるようになってる。
血液検査と、それらの数値をながめながら、点滴にいれる薬の量を加減する。
さらに追い打ちをかけるように、医者が聞くのである。
:人工心臓を使いますか?
:そこまでしなくていいですよ。 それに本人の意識がハッキリしてるのだから、判断は、本人に聞いてくださいよ。
すこし、朦朧とした状態で、ベッドの上で、アチコチと寝返りを打つので、点滴の管が、すぐにからまる。 すると、看護婦が聞く。
:あの~~、少し大人しくなる薬を使っていいですか?
:う~~~ん、できれば使ってほしくないな、、、
(ずっと、傍について、付き添ってあげれば問題はないんですよね。でも、生きてる者は、まず自分の生活が破綻しない程度にしか、面倒はみてあげられない)
さて、身内はどう考えればいいの?
医療技術を駆使すれば、延命はできる、とわかっている。
自然の寿命に逆らって、これでもか、と針をさしまくる。
それでも、
:ありがとう、 ごくろうさま。
と、繰り返す母親は、元看護婦。
:また、一ヶ月したら来るからね。 それまでに少しでも、自分で食べられるようになっていてね !
:待ってるよ。
おいしいお菓子をつくって振る舞って喜んでいる人。
グルメにうるさい人。
ワインの味に蘊蓄を傾ける人。
旅行の思い出を楽しく話す人。
カルチャーで、才能を見せ、腕をふるう人。
このところ、メッキリそんなことに興味がなくなってきた。
お茶が飲める、御飯が食べられる、歩ける、おしゃべりができる。 充分以上の幸せです。
:元気なうちに、「延命治療は、しないでくれ」と書き残しておかなくてはね。
:でも、自分がその立場になったら、気が変わる人がいるそうだよ。
今では、風邪で食欲がなく、2、3日食べないと、点滴すれば元気になるよ、と、あたりまえのように、点滴で、ブドウ糖を身体にいれる治療が行われる。 これは、また、元の体調にもどるのが前提。
じゃ、歳をとって、水を飲み込む事もできなくなり、食欲がなく、衰弱していく者にたいする、様々な、点滴治療も、同じように考えていいの?
毎日のように血液検査をし、枕元には、脈拍、血圧、血液内酸素量、呼吸数、etc,が数値となって画面にあらわれるようになってる。
血液検査と、それらの数値をながめながら、点滴にいれる薬の量を加減する。
さらに追い打ちをかけるように、医者が聞くのである。
:人工心臓を使いますか?
:そこまでしなくていいですよ。 それに本人の意識がハッキリしてるのだから、判断は、本人に聞いてくださいよ。
すこし、朦朧とした状態で、ベッドの上で、アチコチと寝返りを打つので、点滴の管が、すぐにからまる。 すると、看護婦が聞く。
:あの~~、少し大人しくなる薬を使っていいですか?
:う~~~ん、できれば使ってほしくないな、、、
(ずっと、傍について、付き添ってあげれば問題はないんですよね。でも、生きてる者は、まず自分の生活が破綻しない程度にしか、面倒はみてあげられない)
さて、身内はどう考えればいいの?
医療技術を駆使すれば、延命はできる、とわかっている。
自然の寿命に逆らって、これでもか、と針をさしまくる。
それでも、
:ありがとう、 ごくろうさま。
と、繰り返す母親は、元看護婦。
:また、一ヶ月したら来るからね。 それまでに少しでも、自分で食べられるようになっていてね !
:待ってるよ。
おいしいお菓子をつくって振る舞って喜んでいる人。
グルメにうるさい人。
ワインの味に蘊蓄を傾ける人。
旅行の思い出を楽しく話す人。
カルチャーで、才能を見せ、腕をふるう人。
このところ、メッキリそんなことに興味がなくなってきた。
お茶が飲める、御飯が食べられる、歩ける、おしゃべりができる。 充分以上の幸せです。