☆ 今 日 の 幸 せ ☆

♪~生きていることに感謝、あなたに出会えたことに感謝、そして・・・明日が見えないことに感謝~♪

どこまでが延命治療?

2008-02-05 | 今日の幸せ
今回の母親の件で、延命治療にたいして、「どこまでが?」と考えさせられている。

:元気なうちに、「延命治療は、しないでくれ」と書き残しておかなくてはね。

:でも、自分がその立場になったら、気が変わる人がいるそうだよ。



今では、風邪で食欲がなく、2、3日食べないと、点滴すれば元気になるよ、と、あたりまえのように、点滴で、ブドウ糖を身体にいれる治療が行われる。 これは、また、元の体調にもどるのが前提。

じゃ、歳をとって、水を飲み込む事もできなくなり、食欲がなく、衰弱していく者にたいする、様々な、点滴治療も、同じように考えていいの?



毎日のように血液検査をし、枕元には、脈拍、血圧、血液内酸素量、呼吸数、etc,が数値となって画面にあらわれるようになってる。

血液検査と、それらの数値をながめながら、点滴にいれる薬の量を加減する。


さらに追い打ちをかけるように、医者が聞くのである。

:人工心臓を使いますか?

:そこまでしなくていいですよ。 それに本人の意識がハッキリしてるのだから、判断は、本人に聞いてくださいよ。



すこし、朦朧とした状態で、ベッドの上で、アチコチと寝返りを打つので、点滴の管が、すぐにからまる。 すると、看護婦が聞く。

:あの~~、少し大人しくなる薬を使っていいですか?

:う~~~ん、できれば使ってほしくないな、、、
(ずっと、傍について、付き添ってあげれば問題はないんですよね。でも、生きてる者は、まず自分の生活が破綻しない程度にしか、面倒はみてあげられない)



さて、身内はどう考えればいいの?

医療技術を駆使すれば、延命はできる、とわかっている。
自然の寿命に逆らって、これでもか、と針をさしまくる。

それでも、

:ありがとう、 ごくろうさま。

と、繰り返す母親は、元看護婦。


:また、一ヶ月したら来るからね。 それまでに少しでも、自分で食べられるようになっていてね !

:待ってるよ。


おいしいお菓子をつくって振る舞って喜んでいる人。 
グルメにうるさい人。
ワインの味に蘊蓄を傾ける人。
旅行の思い出を楽しく話す人。
カルチャーで、才能を見せ、腕をふるう人。


このところ、メッキリそんなことに興味がなくなってきた。

お茶が飲める、御飯が食べられる、歩ける、おしゃべりができる。  充分以上の幸せです。

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