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091105 千葉県立中央博物館2

2009-11-05 21:30:00 | 電車バスお出かけ

今回で地層のエリアの最後まで行きたいと思います。





↑房州石(鋸南町) 解説パネルの写真に見覚えがあると思ったら、東京湾フェリー
で浜金谷港から何度か登ったことのある鋸山だった。確かに、石切場の跡とか
あったけど、こんな所で見かけるなんて。

タコブネの殻(鋸南町) 恐竜時代はタコもでかかったんだろうか?ちょっと
似てない気もするけど・・・。

クモヒトデ類(鴨川市) 妙にきれいな化石。色を塗ったのか不明だけど・・・


白浜屏風岩付近の模型。

いわゆる洗濯岩みたいに海から桟橋が列を作っているように岩が並んでいる。
何だか、どこもかしこもグニャグニャだらけ。しかも、途中で切られていたり
しているのが普通のような感じ。その原因のひとつが

フィリピン海プレートの拡大。

こちらの回で登場した「秋の七草海山群」とかがあるところですが、
そこまでの表示はなかった。(ちょっと参考
で、このフィリピン海プレートによる付加体でできているって書いていた。
っていう事は、南の島が海溝に落っこちた時の残骸だから水平な地層になりにくい
のか・・・(勝手に想像)。

続いて黒滝不整合。確か小湊鐵道の沿線にあるんだっけ?


不整合面を境に上と下とで様子が違います。って書いてたけど
どう違うのかハッキリしない感じ。確かに下の方は水平なんだけど上側はなんだか
不規則な感じを受けるけど、それでいいのか自信がない。
次はタービダイト層

地震や積もった河川堆積物の重さによって、大規模な海底地滑り(土石流)が
発生するとこういう感じになるらしい。どこかで見た気がする・・・
小湊鐵道の回で登場してました。


贈り物は山砂と天然ガス・・・ペンギンさんの化石とかが良いんですけど・・・。

天然ガスが出ている割に京葉ガスは料金が高い気ガスる。関係ないか。

天然ガスが溶け込んでいる海水。化石海水って海水は水なのに化石になる?
それとも古代の海水がそのまま地下にある?たまに、千葉の温泉などで地下水が
クサイけどこのせい?

沃素と聞いても海藻しか思い浮かばないけど、超巨大な海藻の森が古代に
あったんだろうか?人間にとっては甲状腺ホルモンで重要らしくアメリカや中国
では塩に添加しなければならないらしい。(日本は海藻を食べるので不要)

やってきました松戸を含む下総方面。

こちらは関東ローム層の模型。火山灰でいつの時代かわかるんだって。
で横に写っている顕微鏡を覗いてみると・・・

万華鏡みたい。火山灰って灰色しててイメージ的にはキレイと言えないけど
白いガラスみたいなものとか黒い輪っかとかいろいろ入っている。

顕微鏡で見ると砂層のなかにダイヤモンドっぽい(石英とのこと)ものが見える。

貝化石層地層断面(袖ヶ浦市 東京ドイツ村)
こちらが9時半からのお話のテーマ「自然貝層」
この貝層から、海深や流の強さや住んでいる貝から水温などがわかるらしい。
で、氷河期には東京湾も陸地になり逆に暖かくなると関東平野は海になると言う
ことを10万年周期で繰り返していたとのこと。

赤い線は氷河期の海岸線。

東京湾が陸だった頃の川
逆に暖かいと平野部は海なので、木下貝層とか今の内陸部に貝層があったりする。
木下貝層が登場する回

日本一の低地県ですから・・・東葛エリアの市だと最高地点でも30メートルに
行かないし、浦安とか0mと言うか地面より川の方が高いし・・・。


全国でココにしかない、ニホンハナガメの化石

その特徴



サンゴの化石(富津町)

隆起するのは良いけど地震は困るな・・・。

白い線が地震前の海岸線。海岸から離れた所に帯状に街があるのと関係している
のかわからないけど(九十九里方面)ね。見方を変えると津波の到達ライン?

この隆起と海水面の変動によって海になったり陸になったりと忙しい千葉です。


房総半島でちょっと地形的に目に付く部分。割と山が多い安房のなかで
ここだけ凹んでる。(ちなみに関東平野が海の時代にこの地方だけ
島だったりする)

写真では説明の文字が読めませんが、この一帯の山で1回目に登場した蛇紋岩など
が風雨によってすべってるのも原因だそうです。確かにツルツルしてて滑りやす
そうだった。

ラストは鍾乳洞(館山市)

千葉で鍾乳洞とか聞かないけど・・・。ちょっとこの鍾乳洞はでき方が普通と
違う。ます、海で波によって岩の弱い部分が洞窟になる。その部分が隆起して
陸上の崖に開いた洞窟となり、そこに鍾乳石の成分(石灰)が入り込み鍾乳洞。
なんだか、房総の地面を濃縮しているような気がした。

今日はここまで。