▽血統徒然△

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キサスキサスキサスの血統

2004年04月30日 | 血統
ニュースソース

戦歴

キサスキサスキサス血統表


ハルウララの二番煎じ濃厚です。昨日ぐらいからキサスキサスキサスの単語は目に入っていたのですが、そういうことだったんですか。これの仕掛け人は誰だ?

これはビジネス的に上手くいかないでしょう。弱い相手に連戦連勝しても、そんなに強いっていうなら交流重賞に出走せんかヽ(*`Д´)ノゴルァと言われるだけかと。連戦連勝して来年のフェブラリーS制覇、ドバイに行くとかになれば話は別ですけど。そんなことはありえません。それに名前が可愛くないこれが致命的かと。

で、血統ですが。個人的に好感のもてる配合です。牝系はバンブーの米櫃牝系、見事な異系配合ですな。IKでも3B級かなぁ。記事によるとバンブー牧場は手放したように書かれているけど、これだけ活躍馬が出ている牝系出身馬を手放すのは不自然な感じがします。普通牧場に戻して繁殖に上げると思うのですけど。バンブー牧場も苦しいのかな。


競馬ブックの怪

2004年04月30日 | Weblog
関西では圧倒的なシェアを誇る競馬ブックですが、長年の相棒となると、関係ないところで色々と遊ぶことが出来ます。

・馬柱右上の、主力対等・上位拮抗・順当・一角崩し・先行警戒・波乱含み・穴ムード・高配含み・逃げ注意等のレースの大枠を短評する欄が好きです。ハッキリいって重賞はともかく条件戦ではまるであてになりません。それはともかく、大レースの場合はどういう短評になるか予想する1円にもならない楽しみがあります。今回は主力対等ということで当たりました。ただし主力対等と上位拮抗の違いが分からんという問題があります。

あと関東スタッフ予想!が関西のスタッフの予想と断絶する場合が時々あります。今回の天皇賞は痛快でした。

・リンカーンの予想

関西スタッフ ○◎○◎◎◎◎◎
関東スタッフ ○○○▲▲▲○○

なんと関東スタッフでリンカーンを本命にした人はいないのです。関東のスタッフから見るとリンカーンは菊花賞でザッツザプレンティーに負け、有馬記念でシンボリクリスエスに、ちぎられて2着した馬という認識のようです。東京では数ある専門誌の一つでしかないという事実が、一捻りした本命印に表れている心理学的な問題なのかもしれません。

東京にいた頃は、「何でみんな、こんな読みにくい縦馬柱の新聞を買うねん」と不可思議に思っていましたが、関西に戻ると、老いも若きも競馬ブックばかりで、こっちの方が異常なんじゃ・・・と思ったりしたです。

ロブロイ実戦並み時計~藤沢師の本気

2004年04月30日 | Weblog
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ゼンノロブロイって血統好きからは今回の天皇賞は殆ど無視されている状態です。2冠馬のユニヴァースですらそうなのですから。しかし、藤沢を侮って悔しい思いをするはもう嫌です。この記事を読んで有馬記念のクリスエスを思い出しました。藤沢厩舎といえば、馬なり調教で仕上るのが有名でしたが、有馬記念のクリスエスは藤沢厩舎としては異例の強い追いきりで、結果圧勝したのは記憶に新しいことです。
この記事を見てゼンノロブロイの大駆けを警戒したいと強く感じました。ネオユニヴァースより注意すべきはこちらかなと。

ゼンノロブロイ

Xライン上にちゃんとバックパサーがいるなぁ・・・

04年新種牡馬、初勝利はマイネルラヴ

2004年04月29日 | 血統
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コスモディアレスト

どの媒体を見てもマイネルラヴ産駒はイイ(・∀・)的な風評が流れていますが、これは勿論、相馬眼王、岡田総帥が産駒を絶賛しているからです。しかし、スターオブコジーンとかと比べると身内の判官贔屓的なバイアスがかかっていると考える方が自然ですね。最近、岡田総帥のカリスマ性が更にアップしただけに、追い打ちをかける斯様なニュースは総帥の思うつぼといったところでしょうか。

コスモディアレストの母父はスターリフトか地味ですね。Mr. Prospector系 x Never Bend系って相性はどうなんだろう、日本では生じにくいニックスだな。検索結果 国内では地方競馬御用達、海外では、それなりに活躍しているといった感じか。ダート適性があるニックスみたいですね(芝が苦手ともいう)

岡田総帥はニックスとかは全然考慮しないタイプですね。インブリードの有無も殆ど考慮してないような。岡田総帥絡みの血統表を比較検討するのは面白そうですね。

マイネルラヴ研究会 

しかし、探せばなんでも有りですねブログって(^_^; なんとマイネル候補生に母父ブレイヴェストローマンがいるではないですか。ネヴァーベントの肌にマイネルラヴを種付けしたら、ラフィアンが買ってくれるかもしれませんね。ミルジョージやリヴリアの繁殖牝馬を所有している生産者の方は試してみる価値があるかもしれません。

サンデーサイレンス系の考察(1)

2004年04月28日 | 血統
昨日サードクロップ問題をいろいろ考えました。サンデーサイレンスを中心にして考察したのですが、一番笑えたのはブライアンズタイムのサードクロップの鮮やかなまでの悲惨さですw

時間軸で種牡馬を捉えるといろいろ見えていなかった事実が見えてきます。で、サンデーサイレンスの後継種牡馬問題について時間軸の視点で頑張って考察してみます。

私は血統表を眺めるのは好きですが基本的に数字は苦手ですので、時間軸・出走頭数・アーニングインデックスと複数の変動数を元に考察するというのは最も苦手とするところですが、趣味に関することだと頑張れるのも不思議なものです。間違い等がありましたら、どんどんコメントをお願いします。(数字に疎い人を酔わせカネを巻き上げるシステムがギャンブルの本質ですが・・・)

本年度のSS系種牡馬のランキングは、2位フジキセキ・5位ダンスインザダーク・15位マーベラスサンデー・16位バブルガムフェロー・30位ジェニュイン・33位スペシャルウイーク・63位タヤスツヨシとなっております。

クロップ問題が存在しますのでこの順位がそのまま後継種牡馬の序列になっていないのは説明するまでも無いでしょう。世代間バイアスを除去して序列を見るのはアーニングインデックスで比べるのが最も手っ取り早いですが、それとてファーストクロップとサードクロップでは肌馬の数も質も明らかに違うので、まだアーニングインデックスだけで比較するのは種牡馬としての影響力を算出するには時期尚早な感じもします。

全ての変動値を考慮しては手におえずプロの領域になってしまうので(肌馬の質を数値化する方法もあります)現段階で知っている世代バイアスについて書きます。

まず、種牡馬デビューの時期ですがフジキセキがぶっちぎりで早いです。弥生賞出走後、故障で引退し、直ぐに種牡馬デビューしました。一回も出走せずに種牡馬デビューしたエイシンサンディはいますが殆ど中央では走っていませんのでランク外です。それではフジキセキの初年度産駒がどうだったかというと存外走っていません。フジキセキの初年度産駒がデビューした年は、一番熱心に新馬戦を追っていたのですが、全く期待通りに走らずがっかりしたものです(記憶だけを頼りに書いていますので実際は違うかもしれませんが)。今思えば急遽種牡馬入りしたわけで肌馬の質が低くなったのは必然で、期待以上に成功するはずがありません。社台にしたらサンデーサイレンスの大成功が明確になった春にさらに成功に追い討ちをかける為にいい肌馬をサンデーサイレンスに更にまわしたのは当然ですし、トニービンも存命中と悪い条件が揃っていたのです。調べたらファーストクロップの代表産駒はトウショウアンドレでした。初年度産駒で重賞ウイナーは彼だけです。ただ初年度産駒は父似の見栄えのする馬が多く、記憶が定かではありませんが岡田総帥が太鼓判を押したような記憶があります(たぶんサラブレ誌上の記事)セカンドクロップからはダイタクリーヴァが出ていますので、フジキセキは失速しなかったと思われます。初年度産駒ですら、まだ8歳なので父亡きあと本領を発揮するのはこれからだと思います。

去年フジキセキを退けリーディング3位になり後継種牡馬の筆頭格と言われ始めたダンスインザダーク産駒ですが、今年はフジキセキの後塵を拝しています。走っている世代が2世代も違うので当然といえば当然です。DD産駒はサードクロップ問題はあまり顕在化してません。サンデーサイレンスの威光のお陰だと思われます。昨年3位に大躍進したのは、初年度産駒のツルマルボーイ・ダイタクバートラム、セカンドクロップのタガノマイバッハ・ファストタテヤマ、サードクロップのザッツザプレンティが稼ぎまくったお陰だと思います。フォースクロップは全体的に不振ですが、これは似た血統構成のスペシャルウイークのファーストクロップと競合した為だと思われます。

・・・この調子で書いていくと収集がつきませんので、とりあえず今回はココまでです(汗)

サードクロップという狭間

2004年04月27日 | Weblog
明日の風さんから、トラックバックを先日のハルウララの配合論に関していただきました。私は敢えて血統表のみで想像力を膨らませたのですが、時間軸での考え方のヒントを与えていただいて感謝です。ハルウララの配合はニッポーテイオー産駒の一番輝いた時期に行われていたのですね。確かにニッポーテイオー産駒で知っている馬を言えといわれても、ダイタクテイオーとインターマイウェイしか思い出せないです。ええ(汗)

トラックバックいただいて直ぐに、時間軸での考察を始めたのですが、やっと纏められそうな逸話を仕入れることができたので書いてみます。サードクロップ問題とでも名付けましょうか。新種牡馬は導入してから初年度産駒が競馬場に出走するまでのタイムラグにまつわるお話です。

種牡馬導入後3回目の春までは、その種牡馬の産駒が走るかどうか見極めがつかないまま種付けが行われるという当たり前の事実です。さらに言えば4回目の春も、まだ新馬戦が始まってませんから、フォースクロップも賭けといえば賭けです(もっとも2歳になれば、産駒のデキはある程度推測できる人はできますが)

初年度種付けは、どの種牡馬も気合の入った繁殖牝馬を用意されますが、人間というのは飽きっぽいので、3年目の春ともなると他の新種牡馬に目移りしてしまい、3度目の種付け数は減少し肌馬の質も全体としては落ちます。実際走っていないとはいえ、生まれた幼駒を見れば生まれてくる産駒の想像はできます。となると少しでも「あの種牡馬の産駒は線が細い・皮膚が厚ぼったい」などの風評がたつと、生産者は他の新種牡馬に目が移ってしまいます。トニービンなんぞ産駒が走るまでは、馬体の印象だけで駄種牡馬の烙印を押されかかっていたぐらいです(確かそうっだったはず)

天下のサンデーサイレンスでさえサードクロップは割とスカスカだったらしいです。ファンの人は知っていると思いますがサイレンススズカは、もともとトニービンを種付けするつもりが(理由忘れた)社台の方から「サンデーサイレンスなら空いているけど、どうですか?」と後年では信じられない経緯で種付けをされて生まれたそうです。

SSの初年度産駒とサードクロップ世代の活躍馬を比べれば一目瞭然です。

初年度産駒の重賞勝ち馬

サードクロップ産駒の重賞勝ち馬

初年度産駒から12頭の重賞勝ち馬が出ています。一方サードクロップは半分以下の5頭です。5頭というのは全世代の中で最小(のはず)です。もっとも、この5頭の中にSS産駒の中で最も個性的な2頭が含まれているのは皮肉というか面白いです。

付け足しですが、ブライアンズタイムのサードクロップは活躍馬がいません。フォースクロップからはサニーブライアン・マイネルマックスが出ていますが、ナリタブライアンがデビューする前の種付けですので、母父サニースワローとか母父ハイセイコーとかが配合されていたわけです。ブライアンズタイムに関してはフォースクロップで配合した生産者は慧眼といえるでしょう。

悲惨なサードクロップ

タケシバーってなんじゃヽ(*`Д´)ノ

2004年04月27日 | Weblog
顕彰馬が発表されて超遅ればせながらタケシバオーが選ばれて、おめでたいことです。問題は日刊スポーツのサイトの見出しです。タケシバーって定着した愛称なんでしょうか?明日の朝までには修正されているかなぁ。 

タケシバオー

タケシバオーが如何に偉大であるか

追記です。顕彰馬になったことについて様々な文章を閲しましたが、存外に批判的な意見が多いことに驚きました。特殊な距離とはいえダート1700mの日本レコードを35年に渡って保持しているという事実だけでも顕彰馬に値すると思うんですが・・・

芦毛諸々 アンクルリーサム

2004年04月26日 | Weblog
昨日の京都の準メイン橘Sで、1着を争ったのは2頭の芦毛馬でした。個人的に注目したのは同じ芦毛なのに白色度が全然違うということです。1着のシルヴァーゼットは名前の通り白というより銀色(灰色)アンクルリーサムは白毛と見まがうほど白かったです。芦毛馬は加齢すると白色度が増すことは多くの競馬ファンは知っていると思いますが、若駒で異様に白い馬は稀にしか見れません。芦毛の血統の源泉が違うのかといえば、どちらも現代競馬のスピードの源泉といわれるザテトラーク由来です。どっかで遺伝変異があったのでしょうか。白色度の早熟な馬と言われても、いちいち記憶しているわけではありませんし、血統表上では芦毛は芦毛なわけで早熟芦毛かそうでないかは分かりません。

よく血統雑学書では芦毛の源泉はザテトラークとネイティヴダンサーと言われていますが、実際はそれ以外のラインもかなり残っています。源泉中の源泉は直父系が途絶えたオルコックアラビアンです。(18世紀のお話ですが)

芦毛の薀蓄はここを参照してください

芦毛は優性遺伝なので芦毛の馬は必ず両親のどちらかに芦毛の馬がいます。また優性遺伝であるが故、芦毛の遺伝子をホモでもつ馬の産駒は必ず芦毛です。日本ではメンデスが有名です。証拠

ここで一つカルト配合師中島国治の勘違いを記述しておきます。遺伝について触れた個所でホワイトジョークが両親が芦毛なのに鹿毛に出たのはテレゴニー(残存遺伝)のせいだと記述していますが、両親ともにヘテロ芦毛なので産駒が鹿毛に出ても全く不思議ではありません。それよりも記憶が定かではないのですが父メンデスなのに芦毛じゃなかったという事件があったような無かったような・・・

メンデスの画像を探したら、ヒットしたのはセルジオメンデスばかりでした(汗)

アンクルリーサム

スリリングサンデー種牡馬入り

2004年04月26日 | Weblog
ソース

ダイワメジャーが皐月賞を制したことから急遽種牡馬入りしたようですが、戦歴調べたら1000万条件で頭打ちのSS産駒としては地味馬なんですが。一つ下のグロリアスサンデーの方は準オープン馬だし、なんとも解せない話題ですね。ここのために競馬ニュースをこまめに見るようになったんですけど、どうでもいいような馬の種牡馬入りでも結構扱いが大きいのは違和感があります。

一つ気づいたんですが、母父ノーザンテーストの肌馬は続けてSSを交配されると産駒の能力が上がっていくような・・・ デュランダルとダイワメジャーだけしか見てないですから説得力ありませんが・・・

ただ種牡馬の母父としてはノーザンテーストは有能ですので、存外に産駒は走るかもしれません(例 サクラバクシンオー サッカーボーイ サクラチトセオー)

スリリングサンデー

ダビスタ04始めました

2004年04月25日 | Weblog
99から長かったなぁ(涙)今夜からやるので、このプログの更新は平日の昼間のみになると思われ(おいおい)

今日はメインの重賞よりも京都10Rで2着に惜敗したアンクルリーサムの白さに萌えました。

イントゥザグルーヴ惨敗する

2004年04月25日 | Weblog

794 名前:ダンス ◆.d/c5pN0CI [] 投稿日:04/04/25 16:51
血統詐欺だ
クソ野郎
もう買わねえ

795 名前:名無しさん@お馬で人生アウト[sage] 投稿日:04/04/25 16:51
生涯のライバル
 バトルコロナ(16着)
 オードトワレ(ビリ)

796 名前:名無しさん@お馬で人生アウト[] 投稿日:04/04/25 16:52
もしかしてサンデーと間違えてスペを配合しちゃったんじゃないか

797 名前:名無しさん@お馬で人生アウト[] 投稿日:04/04/25 16:52
牝馬って簡単には肉にならないから幸せだな

798 名前:名無しさん@お馬で人生アウト[] 投稿日:04/04/25 16:52
やっぱりハルウララのほうがましだったな。
弱くても客呼べる知名度あるもの。
無名で弱いだけの良ケツ?より何万倍もマシ。

799 名前:名無しさん@お馬で人生アウト[sage] 投稿日:04/04/25 16:52
落差が凄いな…

800 名前:名無しさん@お馬で人生アウト[] 投稿日:04/04/25 16:53
TEL「すみません、実はタヤスツヨシの子供なんです」

801 名前:名無しさん@お馬で人生アウト[sage] 投稿日:04/04/25 16:55
血統だけで馬を量ろうとするほうが馬鹿

全きょうだいが思惑どおり走ると期待する方が間違っています。
ダンシングキイの快挙で勘違いする厨房が増えているようですw

悪魔の配合~メジロマイヤー~

2004年04月24日 | 血統
メジロの北野ミヤさんが死去されたようです。なむなむ

で、今日のメインレース、グリグリの本命でちゃんとメジロマイヤーを勝たせた武豊もエラい。この人はこういう時ちゃんと人の期待に応えるんですよね。マイネルエスケープを一番人気五着に沈めた藤田との器の違いを感じたりしたです。

で、メジロマイヤーの血統ですが、ノーザンテーストインブリードの重賞勝ち第一号という興味のない人にはどうでもイイ特徴があります(多分) メジロブライトでノーザンテースト経由のノーザンダンサーインブリードでG1を勝ったという前科もありますが、それでも全体的にメジロらしくない配合に見えて仕方がありません。メジロといえば春の盾至上主義牝系だけではなく父系まで育てる凄さというイメージが強いので、サクラバクシンオーを配合するのは全然らしくないのです。まぁ、父がバクシンオーでも1800mの重賞を勝つのですから、充分メジロという気もしますがw

私は昔はアウトブリード教の信者だったのですが、最近はインブリードの奥の深さに萌えています(大人になったなぁ)。メジロのような実績のあるブリーダーが「配合してみたらノーザンテーストの3x4だった」というようなアバウトなことをするはずもなく、この配合は確信犯でしょう。実績のないインブリードを試すのは、オーナーブリーダーでないと出来ないことです。

私がニフティサーブでノーザンダンサーのインブリードを考察していた6~7年前に「ノーザンダンサーインブリードはニジンスキー経由でないと殆ど失敗する」と公言しても反論は返ってこなかったです。そもそもラムタラ出現までは「ノーザンダンサーのインブリードは走らん」といわれてましたし、「ノーザンテースト経由のインブリードはもっとダメだ」と言っても反論はなかったし、実際走ってませんでした。血統のトレンドは短い周期でどんどん変化します。

次の焦点は 母父サンデーサイレンスが、いつG1を獲るか その次はSSのインブリードの活躍馬がいつ出現するかでしょう。前者は3年以内、後者はずっと後2010年以降ではないでしょうか(適当なことを嘯いてます・・)

メジロマイヤー

ブルーイレヴン本日も惜敗

2004年04月24日 | 血統
ブルーイレヴン 今日こそもたれ癖を克服して突き抜けると思ったんだけどねぇ。次こそは!って感じだな。血統に関心が低い人も馬柱を見て、ほくそ笑むことができる希少な馬ですので、もう一花咲かせて欲しいですね。それにしても今年はトウカイテイオー産駒より母父ルドルフ産駒の方が頑張っているな。 去年がトウカイテイオー産駒の最大値で、今年がBMSルドルフ産駒の最大値なのかもしれません。



一番輝いていた頃

IK理論スレdat落ちする

2004年04月23日 | Weblog
2ch競馬板の名物スレが遂にdat落ちしたようです。遂に消えたかと寂しく思っていたのですが、新スレを立てる猛者がいらっしゃいました。何を隠そうこのスレッドの初代1は私ですので(汗) 3~6ぐらいまでの粂モナー虐待AAは、私と職人さんの二人三脚で大河ドラマを創っているような楽しさがあり、面白くて仕方がありませんでした。興味ある方はどうぞ 面白いことに私がスレッドを追いかけるのを止めて時々ROMするだけになると、タニノギムレット・アドマイヤドン・ネオユニヴァースとA評価のG1馬が大活躍して、罵倒スレがIKファンの集いの場になって、ダラダラと続いていたのです。時々検索して「ぁ、まだ続いている♪」と確かめるのが密かな楽しみだったので、新スレ立ててくれた人に有り難うといいたいです。

あ、明日はハレルヤサンデーが出走しますね。もう6歳ですか・・・。時の流れは早いものです(遠い目)

ハルウララの配合~夢は託されていた~

2004年04月23日 | Weblog
駄馬であるが故に有名馬(やはり名馬とはいえまい)になったハルウララですが、ハルウララの配合は適当なものであったのか、やはり生産者の夢が託されていたのかを血統表だけを手がかりに考察してみましょう。

馬産もビジネスであることには変わりなく、費用対効果の大きい配合を目指すのは馬産の基本でもあります。資金が豊富で種牡馬の選択の幅が大きい場合は、換金力の高い名種牡馬を選べばビジネスとして問題ないはずです。しかし、種牡馬を選び放題などというのは殆どの生産者にとって、妄想にすぎません。資金面の制約が著しい場合は費用対効果の高い種牡馬を知恵を絞って選択せねばなりません。それではハルウララの配合には生産者のどのような夢が託されているのでしょうか。

ハルウララ5代血統表

配合上の仕掛けで目に付くのはクロスの配置が父母同じである相似交配であるということです。相似交配が成立するには父母の血統構成に類似点がなければなりません。母ヒロインの血統表を見てニッポーテイオーを思い出すのは素人には無理でしょう。(私のようなヲタクは別ですが)一般に相似交配は父母から同じ遺伝子が遺伝することを期待して父の能力の再現を狙って行われるはずです。

もう一つの仕掛けは牝系のラインブリードがあります。ニッポーテイオーもヒロインもファミリー№12で、小岩井牝系のビューチフルドリーマーに遡れます。牝系のみを親族とみなすサラブレッドの世界では、一応父母は親族ということになります。

同じ位置にノーザンダンサーとパーソロンを持つ同一牝系の種牡馬 これは偶然とは言いがたいです。この配合は父ニッポーテイオーを再現すべく仕掛けられた、夢を託された配合なのです。

相似交配は分かるが牝系のラインブリードは、こじ付けではないかと思われる方も多いと思いますが、ここで一つの遺伝的事実があります。ミトコンドリアは必ず母から遺伝するという事実です。ミトコンドリアが競争能力に及ぼす影響については賛否両論ですが、牝系に意味を見出す大きな論拠になっていることは確かです。

ハルウララはニッポーテイオーに名馬としての資質を与えた名種牡馬のクロスを同じ位置に持ち同じミトコンドリアを受け継ぐ考えられた配合だと推測できます。

しかし、その結末が駄馬の名馬という悲惨な結果では笑うに笑えないですね(といいつつ笑う)彼女の名誉のために弁護しますと、本当の駄馬だったら100連敗する前に肉になっていたでしょう。次は何とか勝てるんじゃないかと期待をさせつつズルズル負けつづけるのも一種の才能といえば才能だと思います。

偉大なる基礎牝馬 ビューチフルドリーマー