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以外、近くに安藤忠雄の建築があった。

2011-08-18 18:18:21 | 建築。レトロ・旧家・古民家
昼から、身障者の義理の弟と「横倉山自然の森博物館」に行った。
僕が安藤忠男の建築が好きで、あちこちと彼の建物を見に行くのを知っているので、そう言えばこの近くに安藤忠男の設計した博物館があるから見てきたらと薦めてくれた。偶然にも、こんな田舎の山奥に彼の設計した博物館があるとは全く知らなかった。
弟の案内で早速出かけた。
途中の蛇行する仁淀川にかかる三つの橋は川の上流下流がわからなくなる、珍しい地形らしい。道は立派な2車線のきれいな道かと思えば、対向車が来れば、パニクッてしまう、すれ違えない崖の細い道が混在する。四国は急峻な山が多く、山道はどこも狭くカーブが多く大変な道が多い。昔、名もない山を登るのに登山口を目指したが、車がスタンダードな乗用車で轍がきつく、底を擦りまくり夜が更けた上に対向車が怖くて断念したことがある。

義弟頑張って山を登る

博物館を通り過ぎて先に横手山に登れるところまで行くことにした。義弟にとっては大変な道のりのようだが何か決意と言うか、挑戦する喜びのようなものが伝わり私も何かうれしい山行に思えた。
15分ほどで杉原神社に着いた。ちょっとジブリの宮崎駿のような世界で、巨大な杉に囲まれ建物が箱庭のような世界に感じる。神社はすばらしい彫刻が施され非常に神々しさを感じさせた。二人で巨杉の前でセルフタイマーで撮った画像は小人の世界に紛れこんだようだった。

大杉神社

もう少し「安徳水」のところまで登ることにした。安徳水とは湧水で安徳天皇とのエピソードがあるようだ。山小屋に着き、そのわき道をしばらく下ると安徳水である。杖をつく義弟が躊躇するので、一人先に行って道の状態と距離を調べることにした。
安徳水を目にした所で何か得体のしれない獣に出会い、ホントに驚いた。黒い顔と目が私を凝視したのだ。
迷彩服で体中を隠し、更に隠れている小型テントから持ち物、巨大ズームレンズのカメラまですべて迷彩模様だった。それで一瞬私は不気味なギョロ目の顔だけが目に入り驚いたのである。ホントにもう少しで女子のように大声を出しそうだった。「ほんとにびっくりしましたよ」と抗議したくなったものの、カメラマンにすればその都度大声で言うわけにもいかないよな。
義弟のところに戻り、彼の後ろに着き再び同じ場所に。ちょっといたずら心で黙っていたら、僕と同じように彼の背中が大きく驚いた。転倒してはいけないので、すかさず僕が鳥を写しに来たカメラマンだよ。と説明した。安徳水は上から流れ落ちるものではなく、溜まった所に湧きだしているので、たまった水を飲むのは少し躊躇した。湧水にしては冷たさもいまいちで、味も美味しくもなかった。
ここで引き返し、登山口に戻り車で通り過ぎた「横倉山自然の森博物館」に行った。やはり打ちっぱなしのコンクリートと水と大きなガラスの壁面の安藤建築だった。安藤忠雄の美術館や博物館は見学者を飽きさせない展示をみせる動線とインテリアだ。
この地域日本最古の化石が発見されたとか、数百年の樹齢の大杉とか原生林、たくさんの珍しい植物。世界的な植物学者、牧野富太郎の研究の山として有名らしい。植物に興味のない僕も飽きずに見ることができた。


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2 コメント

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安藤忠雄さん。 (朗公です。)
2011-08-19 14:49:41
の建築物がそんな山奥にあるとは驚きました。
でも自然との調和建築物をたくさん手がけている安藤らんらしいと言えばそうかもしれませんね。
そんなとこまで内っぱなしコンクリートですか!
義弟さんも楽しかったことでしょう。
いい義兄をお持ちですね!
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安藤さんは商売人 (桃旗)
2011-08-21 03:30:21
と批判的な事を言う友人がいます。そんなに頭の良い人じゃないし、とも。
永年付き合って来ましたが去年初めて、安藤さんの3番弟子と言うのを知りとても驚きました。無名の頃から知っているので身近過ぎてそう思うのでしょう。
安藤さんが商人ぽいのは解ります。でもそれは建築家としての彼の批判にはならない。例え身近で見ていても人の価値は、見る人が同じ様にそれそうとうの器をもたないと解らないと、本当は彼に言ってやりたい。
デザインの世界でもこんな妬みを持った話しは沢山見る。
安藤さんの作品を見れば解る。
朗公さんも好きとはうれしい。
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