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長渕剛さん、有名人は2階の上でボランティアされてませんか。藤田利彦さんから新年の現況が届きました。

2012-01-01 23:55:58 | 石巻市の藤田利彦さん
藤田利彦さんよりコメント

2011年、大晦日。

 NPO法人「地域の芽生え21」さんと、It is NOT just mudの皆さんの協力を得て、大宮町のドブ掃除、清掃活動(といっても、被災住宅の宅地の整備、ガラス片の撤去などなど)を行いました。ドブ掃除といっても、その上に、倒壊したブロック塀が覆いかぶさっており、破壊しないと掃除できない有様です。そこで、発電機、マキタのコンクリート破壊ドリルを使い、破壊しながらのHardなドブ掃除となりました。大宮町の行政区長さんの、大喜びの姿が印象的でした。物理的瓦礫の撤去にみえるかもしれませんが、本質は「心の瓦礫の撤去」をしているのです。このような作業を、地域で繰り返すことが、どれほど、被災者を喜ばせ、勇気づけることか。

 12月27日には「成蹊大学」のボランティアサークルのみなさんと一緒に「渡波保育所」も清掃しました。保原校長先生の涙が印象的でした。たぶん、この保育所では、保育はできない。将来的には解体が決定だとしても、長い間、地域の子供を保育してきた場所です。校長先生は「先生方と、保育所の掃除をしなくちゃねと話してきたものの、毎日が忙しくて、ついにできませんでした。気になっていたところ、みなさんが、ボランティア活動をしてくださったとの一報を、大宮町の行政区長さんからいただき、駆けつけました」というコメントが印象的でした。

 この日の象徴的な出来事は、黄金浜の地域の被災者が、自らの手で炊き出しを行い、地域の芽生え21、It is NOT just mudのボランティアさんたちに「豚汁」を振る舞う決断をしたことでした。残念なことに、黄金浜を含む地域は、自力では炊き出しのできない地域でした。地域で話し合い、「自分たちでも炊き出しができる地域に生まれ変わろう」という意見が出、訓練をかねて努力をし、ついに、私達を助けてくれたボランティアさんに「返礼」の意味を込めて、炊き出し&豚汁を振る舞うことができるまでになったわけです。

 このあと、「観ることもボランティア」という信念にもとづいて、女川町、門脇地区を視察してもらいました。特に、女川町の町立病院に降り立ち、この高さでも津波を回避できなかったと経験してもらうことにしました。地面から高さはるかに10メートルを超える駐車場に立ち、病院のエントランスに赤い目印で「1m92cmまで波が到達しました」という場所で、津波を感じていただいたのです。

 「助からないな」と実感できたのではないでしょうか?http://www.youtube.com/watch?v=CCSTYTq_mJQ

http://www.youtube.com/watch?v=BLLcNitr3cg&feature=related

 その後、バスで門脇地区に移動をし、壊滅した門脇小学校に到着。警察の物々しい警備があり、それは紅白歌合戦に長渕剛が、石巻のための歌を歌うLive会場となったためでした。石巻市長は、「芸能人が大好き」の田舎者。この間、石巻に有益な利益をもたらすこのできる人々が「政策的な提案」をするために、石巻市長に面会を求めても、それを拒否するばかり。しかし「長渕剛」が面会を求めると「ホイホイ」としゃしゃり出てくる。

 愚か者め。

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 静かに、2011年が過ぎて行きました。私たちを助けてくださった、世界中の皆さまに、心から深く感謝いたします。

I appreciate you,Paul.Thank you so much.




黄金浜会館掲示板


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