農園の愉しみ, 感動の種を蒔きたい。

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白南風や 長茄子ぶらり ひとつゆれ

2018-08-08 13:42:43 | 日記
歳時記を紐解くと、夏の季語として白南風(しらはえ)が記載されています。ジメジメとした梅雨が終わり。日本列島の東南方向から吹いてくる季節風のことで、いよいよ夏の始まりというワケです。野菜作りからすると、御前山の南斜面に面した私たちの農園にとって、ナスの畝をやさしく吹き向ける、風通しの良さを運んでくる季節風といえます。今年も、白南風を受けながら、ナス作りに邁進です。それは、毎年栽培する野菜の一つに、ナスがあるからです。食物繊維が豊かなことの他、特に栄養分がなく、一見地味に見える野菜にもかかわらず、私たち野菜作り四人組が、ナスにこだわります。まず、失敗が少ない苗に巡り合えていることと、それによる収穫量の多さ。上野原の気候風土と、相性がいい点もある気もしますが、一番の要因は、連作障害や病害虫に強い接ぎ木苗へのこだわり。今年も、長ナス、丸ナス、千両ナス、3種類の接ぎ木苗でナスの畝作り。例年のように、収穫が順調に進んでいます。ナスは、よく言われるように、苗の植え付け後の支柱立て、苗の誘引、わき芽かき、追肥、水やりと、結構手がかかりますね。それに収穫の愉しみと、収穫時期の長さが加わって、ナスへの思い入れと、手入れが得意の「レッドブーツ女史」、「レデイバード」女子は、大忙し。漬物、味噌汁、煮物、炒め物、焼き物と、それなりの食べ方を楽しめる点が、毎年ナスを栽培したくなる要因でもあるのです。特筆したいのは、鰻の長焼のような長ナスの焼き物。料理がまるでダメな私の場合、ごま油をひいて照り焼き風にコッテリ焼いた長ナスは、ふっくらした食感。生姜醤油と、良く合いますね。(ストロー・ハット)









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