農園の愉しみ, 感動の種を蒔きたい。

畑から一句(俳句)
畑のエピソード(エッセイ)
畑の感動(写真)

 朝採りや 油吸う茄子 敵役

2019-08-26 11:32:13 | 日記
この頃、上野原の農園で野菜作りをしながら交わす会話にちょっとした変化が見られるようになりました。それまでは、作った野菜の出来栄えというか、見栄えや完成度の話題が多く、それに満足をしていました。それが最近は、料理フリークの「レデイバード」さんの影響もあり料理の話題が増えたのです。「ピアンタ」さんも、「レッドブーツ女史」も同様で、料理ほぼ未体験の私「ストロー・ハット」は、話題についていくのに精一杯。この2~3週間の話題は、ようやく実が大きくなり始めた茄子の食べ方。採りたてが美味しい反面、料理の際にスポンジのようによく油を吸うのがネックといわれています。つまり、肥満の大敵、健康の敵役というワケですが、料理の手順や、料理法、オリーブオイルや、ひまわり油など食用油の種類や分量の工夫で、健康の敵役という汚名は返上されることが分かり、ひと安心。そこで私の場合、茄子のオリーブ焼きラーメンを先週、自作自食してみましたが、結構おいしかったため、昨日は、「玉・玉・焼き茄子・丼」という手前みそ丼を作って食べました。農園で収穫した玉ねぎと、オリーブオイル焼き茄子を玉子でとじた、丼料理(出来栄えはマズマズと思うのですが、料理上手の皆さんからは、失笑を買うかも知れませんね)。自分たちで作った野菜は、とくに美味しく感じるように、自分で作った料理は、なぜか美味しいものですね。農園の愉しみは少しずつ広がりを見せてきたようです(ストロー・ハット)。










 農園の 不作の茄子の 旨さかな

2019-08-21 08:10:47 | 日記
今年は、茄子の収穫がイマイチ。夏の初め頃は、全国的な天候不順により、野菜は稀に見る不作といわれましたね。私たちも、その事実を目にしながら天候という時の来るのを待っていました。毎週末、毎週末、茄子の畝を楽しみに見ていたものですが、そこに気付きがありました。私たちの畑の茄子だけ、置いてけぼりを食っているように見えるのです。育ちが遅い。茄子の色、大きさがいつもの年に比べ、どうも見劣りするのです。数えてみると、量的にも不作なワケです。理由は、何か? それは腕!といわれがちですが、それなら味は?農園のメンバーによると、かなり茄子を料理に活用しており、それなりの美味しさがあるようです。一例をあげると、お馴染の麻婆茄子や、茄子ピーマンとか、茄子の揚げ浸し、あるいは茄子味噌と、水分が94%を占めるといわれる茄子も、大いに存在感が発揮されていますね。そうか、料理自慢の皆さんのような本格レシピではないけど、「焼き茄子ラーメン」というチャレンジをしてみよう。先日収穫した、不作の茄子をスライスして、オリーブオイルで焼く。麺とスープは、即席めん、具材は自作の野菜というワケ。個人的な食感ですが、ラ王の柚子塩とか、中華三昧の味噌味とか、しっかりした麺とスープに、オリーブオイル焼き茄子の食感は筆舌物。邪道に思えますが、ナスのとろみが、たまりません。食感では、思っていたほど茄子は不作じゃなさそうだし、私の主観ですが、こんな野菜ラーメンがあってもいいですね。(ストロー・ハット)。







 草刈りや 汗の滴り 土の色

2019-08-06 08:50:29 | 日記
梅雨明けがやっと訪れたと思ったら、猛暑の連続に見舞われてしまった日本列島。全国的に気温が高くなり、農作物は元気を取り戻し、今が収穫どきの茄子やピーマンといった野菜類もようやく、食卓を賑せてくれる存在になったようです。大きさ、色味、ツヤの良さに、メンバーそろって、自画自賛。ただ、野菜が元気な分、宿敵の雑草も、すこぶる元気。あっという間に畝を埋め尽くす勢いの雑草が例年になく増加の一途をたどっています。わが農園も、女性メンバーを中心に、週末ごとに草刈りに励んでいるわけです。よく言われる自然農法のように、雑草を引き抜き、乾燥させ、敷き藁や堆肥として活用しようというのです。これも、隣の畑の御主人にアドバイス頂いた成果でもあります。普段から、邪魔な存在と思っていた、雑草も、使い方次第。結構、役立つものです。ところで、雑草を引き抜く際は地面との距離が近づき反射光を浴びることになりますね。汗がボタボタ、吹き出る汗で、土の色が変わってしまうほど。高温多湿に耐えながら、頑張る夏です(ストロー・ハット)。