農園の愉しみ, 感動の種を蒔きたい。

畑から一句(俳句)
畑のエピソード(エッセイ)
畑の感動(写真)

 種選び 「神楽南蛮」 待ちにけれ

2020-02-25 07:46:03 | 日記
明るく柔らかい光が、サイクリングロードに木漏れ日を作るようになってきました。いつもより早い春の到来に、鳥たちも、木々の緑も、活気づいていますね。私たちの冬は農作業の機会が減り、それに比例して運動不足になりがち。そこで、気候の良さに誘われて、グリーンロードと呼ばれる自宅裏を走っているサイクリングロードを愉しんできましたが、帰宅すると「レッドブーツ」女史から封書。中に入っていたのは、先日来、関心を持っている唐辛子のタネです。どうやら「神楽南蛮」と呼ばれ、新潟県長岡市、旧山古志村の伝統野菜とのこと。私たちは農園で、ほぼ10年間、新宿を中心に復活運動が行われている江戸東京伝統野菜の内藤唐辛子を栽培してきましたが、今年は「神楽南蛮」も栽培してみようということになった次第です。ところで、「神楽南蛮」という実にユニークな名称の由来とは?研究熱心な女史が調べたところでは、唐辛子というより、ピーマンのような四角い形状で、裏返すと神楽のお面に似た風情。南蛮は、よく言われている、唐辛子の別名。ウンチクが多く、興味が尽きないようですが、一つ悩みが。この唐辛子、交配しやすいという情報を、「レッドブーツ」女史が小耳に挟んだこと。風向きを考え、栽培時期や収穫時期を考えて、そして「ピアンタさん」に、早めの畝作りをお願いして。気候も、気温も、水も、土壌も、栽培を始めてみないと分かりませんね。そうそう、苗作りも頑張らないと(ストロー・ハット)。





 冬の空 見上げるたびの 青さかな

2020-02-14 14:01:48 | 日記
普段何気なく暮らしていると、世の中の動向や四季の変化に疎くなってしまうものですね。こう反省しながら改めて、繰り返し冬の空を見上げてみました。日本の場合いわゆる西高東低の気圧配置、つまり気候に加え地形の関係から大きく分けて2つの空の傾向があり、日本列島の中央から、太平洋側はブルー系、日本海側はグレー系に分けられるようです。農園に行くたびに空を眺めることが多かったのですが、冬の寒さからの先入観としてグレ-の空を思い浮かべがちでした。そうではなく、太平洋側、農園のある上野原の冬の空は、グレーの比率が低く、クリアーなブルーかブルーグレイというワケです。青空大好き人間の「レッドブーツ女史」は、すでに気付いていたようですね。ところで、予約しておいた、キタアカリの種芋が先週届きました。例年通りに、来月末に播種の予定。じゃが芋が皮切りになり、4人揃ってワクワクが始まります。やや丸みを帯びた、キタアカリのホクホクの食感はサラダとか、煮っ転ころがしとか、じゃがバタとか、たまりませんよね。ただひとつ、気がかりなのが、暖冬なこと。種芋の芽が出ないか、悩みは尽きませんが、空を見上げると元気が出ます。で、頑張りたいものです。「千恵子抄には書かれていませんが、ほんとうの空は、上野原の農園にもあるのですから」(ストロー・ハット)。