農園の愉しみ, 感動の種を蒔きたい。

畑から一句(俳句)
畑のエピソード(エッセイ)
畑の感動(写真)

 雨風を 凌いで強し 秋桜(あきざくら)

2019-10-18 14:42:51 | 日記
相次ぐ台風の襲来、あるいは異常気象が拍車をかけた秋の長雨と、この秋は自然の驚異に翻弄され続けてしまいましたね。私たちの農園は相模川の上流にあたる桂川を望む上野原・御前山の斜面に立地していますが、運よく畑は自然の洗礼から逃れることが出来ました。ただ連日メディアで報じられるように、高速も、一般道も、土砂崩れなどで、交通が影響を受けており、やすやすと農園に行けない状況。成り行きに任せる以外、手はないわけですね。とは言うものも玉ねぎの植え付けが気にはなりますが、仲間たちの意見も同様。何が起こるか分からない時代になって来ただけに、無理は禁物、油断も禁物です。ところで、御前山斜面の農道に可憐な花を付けていた、コスモスは、いかに? 華奢でしなやかなコスモスは、地元の農園主によると、強風と豪雨を乗り切った模様。そして、恐らく、紅白の水引きの様に小花を付けた農道の水引き草も形状から推測すれば、しなやかに強風を凌いだものと、考えるワケです。勝手に自然を見つめれば、風雨にたたられたといえ、気象や、野生の草花から、学ぶことの多き秋でした(ストロー・ハット)。







 鰯雲 そっと手をやる 実りかな 

2019-10-02 10:35:54 | 日記
台風の合間をぬった青空に、ポカリと浮かんだ秋の雲。鱗雲だったり、鰯雲だったり、鯖雲だったり、名前を聞いているだけでワクワクしてくるものですね。野菜作りをしていると、それが、収穫開始のサインともなってきます。時期から言って、そろそろ薩摩芋の収穫期。数年前に初めて薩摩芋を栽培した時に、見事に猪の餌食となってしまったことが、トラウマになったのでしょうか、「レッドブーツ女史」、「レデイバードさん」、そして「ピアンタさん」、丹精込めて畝の世話をしながら、猪の心配が尽きないわけですが、実の付き具合も気になるものです。そこで、ちょっと試し掘り。黒マルチの隙間から手を伸ばして、そっと手を畝に入れてみる。まだ小さめの感触ながら、いわゆる芋蔓式に地下を這っているのが分かります。収穫はもう少し先になりそうだが、ひと安心。あとは、薩摩芋の食べ時を本能的に知っている猪との、もしもの争奪戦。今年は、先手必勝の秋の様ですね(ストロー・ハット)。