自動製図ソフトパタピッで
おしゃれを遊ぼう!
パタピッマガジン
シャネル風ジャケット製図
重複する説明もありますので、A子さんをご覧になった後こちらにお進みください。
今流行の シャネル風ジャケットの製図方法を紹介します
前々回の製図解説 A子さんの服を着て「背中がきつい」 「後身頃が跳ね上がる」という現象が起こる場合は、C子さんの操作で製図を引きましょう。
左イラスト左端デザイン(ノーマルタイプ)が対象デザインです。
右側の七分袖デザインは、下表を参考にプロ パタピッ に数値を打ち込んで作成してください。
体型をカバーし、着用者を魅力的に表現することは おしゃれをする上でとても大事なこと!
人の体型は様々ですが、ここでは分かり易く、Sサイズから3Lサイズまで(計6サイズ)を例に、数値操作を表にしました。(下表参照)
プロ パタピッ は、この6サイズ以外のサイズに対しても正確に製図を引きます。 バストサイズは130cmまでは容易に対応します。 また、それ以上でも補正項目(下表、「身幅調節」「前後丈調節」)を操作すればきれいな製図ができ上がります。
プロパタピッ で作成する製図は体型を強調する製図ではありません。 正しい操作で体型をカバーし、誰が見てもおしゃれできれいなラインを引きます。
その方法を是非覚えてください。 数値操作だけですので決して難しくありません。 素人でもできる簡単な操作です。 他のデザインにも応用して、常に素敵な服を叶えましょう。
(●印は「プロパタピッ セット」に含まれるソフトです。)
猫背体型では、後身頃の首周りが浮きます。 肩ダーツ(下製図参照)はその浮きを押さえる効果があります。
標準体型の場合も、人の肩は幾分丸みがありますので「肩いせ/ダーツ」に0.5cm程のいせが必要ですが、さらに丸い場合は「1.5」と入力します。 (1cm以上の数値を入れるとダーツは自動的に現れます。) この寸法は背中の丸み具合により変わります。 お年寄り体型では更に「2」~「2.5」程必要かも知れません。
実行ボタン後の製図に後見返し線を入れ、ボタンを並べて仕上げましょう。(A子さん解説参照)
後身頃の肩のダーツがお分かりですか。 「肩いせ/ダーツ」に1cm以上の数値を入れると自動でダーツが現れます。 それにより変化する前後身頃のバランスも自動で整えます。
<数値入力で行う補正操作のポイント>
・・・ パタピッ は数値操作だけで正しい補正ができます。 驚くほど簡単!
C子さんの製図は、前回のB子さんと逆の操作をします。
「身幅調節」では、B子さんの製図では前身頃の幅を広くしましたが、C子さんの場合は、その逆で 後身頃にゆとりを持たせます。 表では「-0.5」としましたが、個人差がありますので、それでも背中がきつい場合は、マイナス数値を更に上げてください。
「前後丈調節」でもB子さんと逆の操作をします。 後丈を長くし、前丈を短くします。 表では「-1」としましたが、個人差がありますので、まだ後身頃が跳ね上がる場合は、マイナス数値を更に上げてください。
身体に合わせ過ぎると体型を強調しないかと心配する方がいますが、従来の手書き製図では体型をカバーする技術が伴わない為に返って強調していましたが、パタピッ は体型をカバーする製図操作をソフトに組み込んでいますので、正しい操作をしていただければ 常に格好のよい形の整った製図ができ上がります。 決して難しくありませんので、是非パタピッ を道具におしゃれを実現してください。
(間違った補正方法に注意しましょう) 後丈が不足する場合に、安易に後身頃の裾を降ろす(脇から後中心に向かって裾ラインをカーブさせて後丈を長くする)という補正をする方がいますが、これは間違った補正方法です。
前回のB子さんと同じ原理です。 布目(横地の目)が水平になる補正が正しい補正です。 裾でのみ修正しても布目は修正されません。 悪い補正は人の目を引き、体型を強調してしまいます。 (この体型補正についての詳しい解説は、マニュアルをご覧ください。)
<C子さん体型の製図の補正のポイントのまとめ>
「肩いせ/ダーツ」「身幅調節」「前後丈調節」の3項目が主なポイントです。
肩からウエストまでの丈を右図の様に測り、その差を製図に反映させるように操作すると正しい布目で服が仕上がります。 プロパタピッ の製図は画面で前後丈を計測できますから、身体を測った寸法に対して不足する分量を打ち込むと水平な製図ができ上がります。
前後丈の計測は、B子さんの解説画面をご覧ください。
身頃のアームホールを測り、袖ソフトに入力します。
C子さんの体型でも やはり今の流行に合った格好の良い服にしたいので、標準体型のA子さんとほぼ同じ操作にしました。
実行ボタンを押すと下の製図が画面に現れます。
数値操作だけで 素敵な服ができ上がります!
イラストでは、薄手のセーターを重ね着しています。薄いセーターであれば、ノーマルジャケットと同じゆとりでも多分大丈夫でしょうが、セーターの厚さにより窮屈に感じられる場合は、「Bゆとり」「Hゆとり」数値を下表より2~4cm程増やして操作してください。
実行ボタンを押すと下の製図が画面に現れます。
A子さんの製図操作と同様、3cmの縁取りをして仕上げましょう。
次は袖の操作です。
身頃のアームホールを測り、袖ソフトに入力します。 七分袖の操作をします。
ノーマルデザインと異なる部分をピンク文字で表しました。
実行ボタンを押すと下の製図が画面に現れます。
袖口に3cm幅の縁取りをして仕上げます。(右製図 縁取りラインを青色で表しました)
中にセーターを着用するのなら、袖幅は1~2cm広くすると着心地が良いでしょう。
「袖山」を僅かに低く操作するだけでも袖幅は広がります。程よい袖幅に仕上げてください。
パタピッ ソフトは、製図の各パーツのバランスを最重要に考え開発されたソフトです。
日々移り変わる流行や異なる体型、服地の違いなど、様々な条件にも 常におしゃれで動きやすく形よく・・・
この複雑で繊細な製図は、人の手だけで容易に引けるものではありません。
人の目を引く素敵な服が市場に出る工程では、設計図であるこの製図が大きく関わっています。
生地を生かすも殺すも製図次第、、、と言っても決して過言ではありません。
従来の難しい製図手法から、誰が操作しても誰が着てもおしゃれな服が叶う様、自動機能を駆使し、パタピッ を便利で使い易いソフトに仕上げました。
ここまで正確に、また繊細に、自由なデザインを数値操作だけで叶えるソフトは他にありません。
アパレル企業、オーダー事業、学校は勿論、一般ユーザーにも是非使って 楽しんでいただける様、価格は他のCAD関連との対比ではでき得る限り下げ、十分の一価格ラインを維持してきました。
ソフトはアメーバの様に動きます。 たった一つのパタピッ ソフトでも、サイズもデザインも限定しない動きでは何十、何百のデザインをも可能にします。
ユーザーの操作次第で、無限のデザインに広がっていくでしょう。操作を理解して有効に利用してください。
どうぞ、このチャンス 繊細な製図をダウンロードし、パタピッ ソフトの「おしゃれ」を体感してください。
この解説をヒントに あらゆる体型に対してでも美しく表現する製図手法と 一つのソフトから様々にデザインを変えていく応用操作を学習してください。
基本を知った上で、今一度マニュアルとパタピッ スタイル magazineをご覧ください。 より理解が深まり、創作が楽しくなるでしょう。
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自動製図ソフトプロパタピッ基本操作
重複する説明もありますので、A子さんをご覧になった後こちらにお進みください。
今流行の シャネル風ジャケットの製図方法を紹介します
前回の製図解説 A子さんの服を着て「前ボタンがかけられない」 「前身頃が跳ね上がる」という現象が起こる場合は、B子さんの操作で製図を引きましょう。
左イラスト左端デザイン(ノーマルタイプ)が対象デザインです。
右側の七分袖デザインは、下表を参考にプロ パタピッ に数値を打ち込んで作成してください。
体型をカバーし、着用者を魅力的に表現することは おしゃれをする上でとても大事なこと!
従来の製図方法では、B子さんの場合 体型が強調され 思い通りのおしゃれは叶いませんでした。
人の体型は様々ですが、ここでは分かり易く、Sサイズから3Lサイズまで(計6サイズ)を例に、数値操作を表にしました。(下表参照)
プロ パタピッ は、この6サイズ以外のサイズに対しても正確に製図を引きます。 バストサイズは130cmまでは容易に対応します。 また、それ以上でも補正項目(下表、「身幅調節」「前後丈調節」)を操作すればきれいな製図ができ上がります。
プロパタピッ で作成する製図は体型を強調する製図ではありません。 正しい操作で体型をカバーし、誰が見てもおしゃれできれいなラインを引きます。
その方法を是非覚えてください。 数値操作だけですので決して難しくありません。 素人でもできる簡単な操作です。 他のデザインにも応用して、常に素敵な服を叶えましょう。
(●印は「プロパタピッ セット」に含まれるソフトです。)
B子さんの体型では、ヒップよりおなか周りの方が大きな場合があります。 その場合は、下表の「ヒップ」入力はおなか周りを採寸した数値を入力しましょう。
実行ボタン後の製図に後見返し線を入れ、ボタンを並べて仕上げましょう。(A子さん解説参照)
<数値入力で行う補正操作のポイント>
・・・ パタピッ は数値操作だけで正しい補正ができます。 驚くほど簡単!
バストだけが大きな体型では、前回の解説「標準体型のA子さん」の製図で多分大丈夫でしょう。 パタピッ は、バストが大きくなると自動的に前身幅も広くなり、不足する前丈もな長くなります。 バストだけが大きな方は基本操作でバランスの取れた製図が叶います。
バスト以外におなかがぷっくり出た体型ですと、前身頃の幅は更に不足します。 その補正が「身幅調節」の項目です。この数値はおなかの出具合により個人差がありますので、上表で不足する場合は更に数値を増やしてください。
前身頃の幅を広くするとおなかが出ていることを強調しないかと心配する方がいますが、前ボタンが掛けられない、前ボタンをかけると突っ張りじわができる・・・という現象こそ人の目に止まり、おなかが出ていることを強調してしまうことになります。
人の目を流す、避けさせる、この工夫が必要です。
自然にボタンが掛けられ、突っ張りじわががなければ、目はそこに行きません。 これが「自然体に見せる技法」、つまり体型を強調しない工夫と言う訳です。
又、おなかが出ることで重心が後寄りになり身体が反り返りますので、前丈が不足し、前身頃の裾が跳ね上がります。 横から見ると、例えばチェックや横ストライプ柄の場合は、柄が水平でなく傾きます。 おなかが布を持ち上げているという現象が見て分かり、これも体型をあえて強調してしまう訳です。
それを解決する方法は、「前後丈調節」で前身頃の丈を後身頃より長くする様に調節する方法です。ストライプ柄やチェック柄は水平になり、見た目はとても自然になります。 自然な柄の流れには人の目が行かないものです。 つまり、「前後丈調節」で布目を水平に保つことが、体型をカバーする服を作るポイントとなるのです。
(間違った補正方法に注意しましょう) 前丈が不足する場合に、安易に前身頃の裾を降ろす(脇から前中心に向かって裾ラインをカーブさせて前丈を長くする)という補正をする方がいますが、これは間違った補正方法です。 裾でのみ修正しても布目は修正されません。 悪い補正は又人の目を引き、体型を強調してしまいます。 (この体型補正についての詳しい解説は、マニュアルをご覧ください。)
プロ パタピッ は、上の製図の様に 分離した身頃の他に、分離前の身頃も画面に同時に現れます。(下図の前後身頃参照)
これは、でき上がりを計測するのに便利な点と、「個性的なラインに変えたい」などの、ユーザー独自の製図作成にも便利なので、双方が同一画面に現れ、自由に選択できるようにしました。 ラインを変えたい場合は、こちらの製図で自由に書き換えましょう。
全体像を測る場合は、この分離前の製図が測りやすく、計測に必要な補助線(えんじ色の線)がありますのでそれらを計測します。 分量の不足があれば、その数値を「身幅調節」や「前後丈調節」に入力して再実行をかけると 着心地が良く格好の良いずばりの製図が完成します。 この数値変更の操作は数秒単位で繰り返せますので、補正は短時間で簡単に済みます。
(製図に不慣れな方は、難しいと思うかも知れませんが、マニュアルでは正しい補正方法を分かり易く解説しています。そちらで基本を学習すると、とても簡単なことが分かりますよ。)
B子さん体型の場合は、ウエストのでき上がり状態も確認しましょう。きつくてボタンがかけられないのはいけません。 ウエストのでき上がり寸法を測る補助線(下図)をクリックして前後の寸法を計測し、程よいゆとりがあるかどうかを確認しましょう。 もしきつくてボタンがかけられない様な場合は、「Wしぼり調節」の数値を減らして再実行をかけてください。(おなかの状態により数値には個人差があります。)
実際の製図を測ると違いが明らかです。 その違いこそ体型をカバーする大切なポイントです。
<B子さん体型の製図の補正のポイントのまとめ>
「Wしぼり調節」「身幅調節」「前後丈調節」の3項目が主なポイントです。
更に、「腕が太い」という場合は、「AH増減」操作でアームホールを少し大きくしてあげると着心地が良くなるでしょう。
その場合は、袖の操作でも、袖幅を少し太くする必要があるでしょう。
身頃のアームホールを測り、袖ソフトに入力します。
ここでは敢えて袖を太くする操作はしませんでした。
腕のサイズは決して身頃と同等ではありません。 B子さん体型でも特に若い人の場合は、腕が細い方が多く、従来の製図方法ですと、身頃に合わせると袖も太くなり、格好を悪くしていましたが、パタピッ は袖は普通サイズに保ち、細くすっきりと見せる製図を可能にしています。
下の数値操作は、その理由で 前回のA子さんと同じ操作をしました。
でも、腕が標準より太い場合は、無理に細くすると 袖に横じわができますので、やはり程よく広げてあげる必要があるでしょう。
「袖山」を低く操作すると袖幅は広がります。 数ミリの変化でも袖幅は変わります。 着心地の良い服になりますから、程よく調整してください。 (身頃と袖の関係はマニュアルが分かり易く解説しています。)
実行ボタンを押すと下の製図が画面に現れます。
数値操作だけで 素敵な服ができ上がります!
イラストでは、薄手のセーターを重ね着しています。薄いセーターであれば、ノーマルジャケットと同じゆとりでも多分大丈夫でしょうが、セーターの厚さにより窮屈に感じられる場合は、「Bゆとり」「Hゆとり」数値を下表より2~4cm程増やして操作してください。
実行ボタンを押すと下の製図が画面に現れます。
A子さんの製図操作と同様、3cmの縁取りをして仕上げましょう。
次は袖の操作です。
身頃のアームホールを測り、袖ソフトに入力します。 七分袖の操作をします。
ノーマルデザインと異なる部分をピンク文字で表しました。
実行ボタンを押すと下の製図が画面に現れます。
袖口に3cm幅の縁取りをして仕上げます。(右製図 縁取りラインを青色で表しました)
中にセーターを着用するのなら、袖幅は1~2cm広くすると着心地が良いでしょう。
「袖山」を僅かに低く操作するだけでも袖幅は広がります。程よい袖幅に仕上げてください。
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製図 今流行のシャネル風ジャケット
パタピッ ソフトの基本操作(マニュアル)を一読した後 ご覧ください。
マニュアルは、製図が初めての方にも 製図の基本を分かり易く解説しています。
当先輩ユーザー達は、パタピッ ソフトを道具に 遊び感覚で服を作り、確実に技術を上げています。
他のどの手段より早く、正確。 そして、簡単な操作でおしゃれが実現し、非常に繊細な製図を数値操作だけで叶える性能は、短期間でパタンナーを育成し、事業効果を上げています。
ここで解説するデザインは一例に過ぎません。 パタピッ はデザインもサイズも自由に操作することのできるソフトです。
子供サイズを入力すると親子ペアが楽しめますよ。
メンズにも対応します。 自由な発想で個性的なメンズデザインも合わせてお楽しみください。
プロ パタピッ ソフトを道具にファッションを謳歌しているユーザーがジワ、ジワッと増えてきました。
使い易さと低価格ではどこよりも群を抜くプロパタピッ です。 先輩ユーザー達が覚えたそのこつと技を 分かり易い解説でお伝えします。
家庭用プリンターでは、自動分割印刷で 実物大型紙が得られます。 勿論 大型プリンターにも対応します。
プロ パタピッ 未体験の方は、「形の良さやソフトの扱い易さ、精度」などをダウンロード製図で体感してください。
服をこよなく愛し、おしゃれを求めて止まないあなた・・・ どうぞ、素敵なお洋服の創造を パタピッ と共に楽しみましょう。
左イラスト左端デザイン(ノーマルタイプ)が対象デザインです。
右側の七分袖デザインは、下表を参考にプロ パタピッ に数値を打ち込んで作成してください。
人の体型は様々ですが、ここでは分かり易く、Sサイズから3Lサイズまで(計6サイズ)を例に、数値操作を表にしました。(下表参照)
プロ パタピッ は、本来自分のサイズで操作し、自分にぴったりのおしゃれを楽しんでいただくソフトです。 表を参考に、自分と異なる箇所については、自分の寸法を入力して、自分ぴったりのマイパターンを作成してください。
プロ パタピッ を持たない方は、製図をダウンロードして、6サイズの中から一つを選んで印刷し、服を作ってパタピッ 製図の威力を実感してください。(補正箇所が仮にあっても、わずかな修正で素敵なお洋服ができ上がるでしょう。)
体感後は、簡単な数値操作だけで自分にぴったりのおしゃれが楽しめる面白さを、次はご自分でプロ パタピッ を操作して 大いなる可能性を広げてください。
プロ パタピッ は、この6サイズ以外のサイズに対しても正確に製図を引きます。 バストサイズは130cmまでは容易に対応します。 また、それ以上でも補正項目(下表、「身幅調節」「前後丈調節」)を操作すればきれいな製図ができ上がります。
今回はA子さんですが、次回とその次の回で B子さん、C子さんの製図解説をします。(上イラスト参考)
A子さんの製図で「前ボタンがかけられない」 「前身頃が跳ね上がる」という現象が起こる場合はB子さんの製図が適合します。
又、A子さんの製図で「前身頃が余り、後身頃がきつい」 「後ろ身頃が釣り上がる」という現象が起こる場合はC子さんの製図が適合します。
プロパタピッ で作成する製図は体型を強調する製図ではありません。 正しい操作で体型をカバーし、誰が見てもおしゃれできれいなラインを引きます。
従来の製図方法(手書き製図、立体裁断、CAD製図等)では、この体型をカバーする製図は大変に難しく、プロと言えなかなか満足できる服が叶いませんでした。
プロパタピッ は体型バランスを自動で処理しますので、常に格好のいい素敵な服が叶います。
(●印は「プロパタピッ セット」に含まれるソフトです。)
上のプロパタピッ ソフトを持つユーザーは、下表を参考に自分の製図を引きましょう。
流行のデザインです。 ちょっとスリムに製図を引いてみます。
ゆったり着たい方は、「バストゆとり」 「ヒップゆとり」の数値を数センチプラスして操作してください。
また、伸縮するストレッチ素材で作る場合は、「バストゆとり」 「ヒップゆとり」の数値を2~3cmマイナスするとよりフィット感が味わえます。
実行ボタンを押すと下の製図が画面に現れます。
補足する線は、後身頃の見返し(青色線)だけです。3cm幅で描きます。
前中心線にボタンを4個並べてでき上がりです。(ボタンの位置と個数は特に決まりがありません。 ボタンの大きさや着丈で位置も変わります。 迷う場合は、でき上がった服にボタンを並べるとイメージがつかみ易いですよ。)
この製図では、ネックラインから2cm下に第一ボタン、裾から11cm上を最終ボタンとし、3等分して4個並べました。
身頃のアームホールを測り、袖ソフトに入力します。
実行ボタンを押すと下の製図が画面に現れます。
補足する線はありませんので、このまま印刷して使用してください。
※ 3Lサイズで、「前いせ調節」を「0.5」と操作しましたが、これは体型によりいせが不足する場合がありますので、その微調節です。
標準的な操作では「0」のままで問題ありませんが、大きなサイズになると不足することがありますので、この微調整できれいな袖を操作してください。
「いせ調節」の操作については、マニュアルが詳しく解説しています。 そちらをご覧ください。
個人の体型に合わせて操作する場合は、でき上がりの袖幅の確認をして仕上げましょう。
二枚袖では、外袖と内袖の各袖幅を計り合計します。(上図参照)
このデザインの袖幅は、Sサイズで約32cm、M 34.5cm、ML 37cm、L 38.5cm、2L 40.5cm、3L 42.5cmの仕上がりです。
袖幅をより細く(又は太く)したい場合は、袖山を増減することで袖幅は変化しますので、数値変更をして着心地の良い太さに調節しましょう。
数値操作だけで 素敵な服ができ上がります!
近頃流行のショート丈、七分袖のジャケットの操作を解説します。
ネックラインもノーマルデザインよりぐっと開けてみました。
ノーマルデザインと異なる部分をピンク文字で表しました。
ボタン合わせはありません。「前合わせ寸法」は「0」です。
丈が短くなりますので、「ヒップ」ではなく「ミドルヒップ」の寸法を入れてください。
ネックラインを広げ、縁取りデザインも加わりました。身頃の肩幅はノーマルより大分狭くなりました。 肩をいせるには少々無理があります。「肩いせ」は「0」としました。
(「いせ」についてはマニュアルをご覧ください。)
イラストでは、薄手のセーターを重ね着しています。薄いセーターであれば、ノーマルジャケットと同じゆとりでも多分大丈夫でしょうが、セーターの厚さにより窮屈に感じられる場合は、「Bゆとり」「Hゆとり」数値を下表より2~4cm程増やして操作してください。
実行ボタンを押すと下の製図が画面に現れます。
前ネックラインのカーブの丸みを変えてみました。元のカーブ(黄色線)より、イラストのデザインのカーブの方が丸みがありますので、新たにカーブを引き直して修正しました。青色線で区別しました。
3cm幅の縁取りをして仕上げます。(右製図 縁取りラインを青色で表しました。 )
ポケットもプロ パタピッ のスーツ身頃ソフトでは自動で適度な位置にでき上がります。
このデザインはかなり短い丈ですので、自動で現れる位置より数センチ上に移動してバランスを整えてください。
ちなみに、先に解説したノーマルデザインでも、ポケットが必要であれば同じ操作で作成してください。
次は袖の操作です。
身頃のアームホールを測り、袖ソフトに入力します。 七分袖の操作をします。
ノーマルデザインと異なる部分をピンク文字で表しました。
実行ボタンを押すと下の製図が画面に現れます。
袖口に3cm幅の縁取りをして仕上げます。(右製図 縁取りラインを青色で表しました)
中にセーターを着用するのなら、袖幅は1~2cm広くすると着心地が良いでしょう。
「袖山」を僅かに低く操作するだけでも袖幅は広がります。程よい袖幅に仕上げてください。
これはほんの一例に過ぎません。
様々な流行のデザインが あなたサイズでこんなに簡単にでき上がります。
操作を覚えて、おしゃれを存分に楽しんでください。
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