パタピッ スタイル magazine
下はパタピッ ユーザーの為の操作雑誌です
初めてご覧になる方は、下の3つの項目をご覧になった後、下の解説に進んでください。
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自動製図ソフトパタピッ の解説は
パタピッ スタイル magazineのご利用方法は
してご覧ください
プロ パタピッ メンズ専用ソフトのご紹介

今回は
メンズ専用Yシャツソフトのご紹介です。 他の
パタピッ ソフト同様 こちらもまた どんなサイズにも対応します。 痩せてる人 大柄な人(お相撲さんサイズもOK)、特殊体型なども形良く仕上がります。 名称は「Yシャツ」ですが、カジュアルシャツを含め 広い範囲のメンズシャツの製図が可能です。
操作はとても簡単です。 一般ユーザーも楽に操作できますので、どなたにも使っていただけるソフトですが、Yシャツは複数のパーツ構成で成り立ち、各パーツを自動処理できるようプログラムした為、一般ユーザーには残念ながら少し高い買い物になってしまいました。
一般ユーザーは 全対応の
プロパタピッ ソフトを使用してYシャツ製図を引くことができますので、安価な方を利用しましょう。
ただ、
ダウンロードサービスとしてS寸のYシャツを無料で取り込めますので、女性も外出時に軽く羽織るカジュアルシャツ感覚で着ていただくとまた楽しいでしょう。
メンズ体型で作成した製図ですから、レディースラインではありませんが、
プロパタピッ で引いたシャツが如何に格好よく着心地が良いかを、どうぞ自ら着て確認してください。(メンズのS寸は女性ではML~L寸に相当します。)
Yシャツ
今回は、Sサイズを、新企画 「製図ダウンロードサービス(無料)」 の対象デザインとします。
家庭用プリンターでは、自動分割印刷で 実物大型紙が得られます。 勿論 大型プリンターにも対応します。
新企画の詳細は
してご覧ください。
前回のTシャツは、全対応の
プロ パタピッ で引いても比較的簡単でしたが、今回のYシャツは、パーツが複数に分かれますので、全対応の
プロパタピッ で引くと結構難しく時間もかかります。 その意味では、シャツ事業では、この
Yシャツソフトはこの上なく重宝です。
更に 袖や襟を同一画面に取り込んだ
縫い代付きのソフトとなると、1~2分で製図が完結してしまう! ・・・驚きです。
既製服の製図として使用しても、オーダー製図として使用しても 商品価値の高いシャツができ上がります。
従来の製図方法では考えられない為、「まさか!」「信じられない!」と思われるでしょう。 でも、
パタピッ はそのまさかを実現しました。 どうぞダウンロードしてご確認ください。
同ソフトを持つユーザーは 下の操作解説を参考に実際に数値を入れて作成してみましょう。そして、「もう少しこうしたい、ああしたい」などのラインの変更や分量調整が生じたら、下表の数値を変えていろいろに動かしてください。
ソフトの名称はYシャツですが、ヨーク切り替えのデザインであれば、Yシャツに固定されず非常に自由に繊細に、そして個性的なデザインを創造することができます。
例えば、襟や袖を他のソフトと組み合わせると、
カジュアルジャケットやジャンパー、パーカーなどにも利用できます。 いろいろな発想で自由に活用してください。
※ Yシャツ製図を引くことができるソフトは他社ソフトにもありますが、他社ソフトはどれも固定デザインを規定サイズにグレーディングするにとどまります。
パタピッ ソフトの特徴は「サイズもデザインも固定しない」ことです。
若者が好む超スリムからお年寄りのルーズフィットまで、流行のシルエットから昔ながらの定番まで、製作者の思いを反映させた自由な操作が可能です。
異なる人種にも 異なる体型に対しても、数値操作で正確な補正が一瞬でできるという性能は他社ソフトにはありません。
自由な動きが可能と言う点では、シャツに固定されず、デザインでも幅をひろげてください。
他社ソフトが、一定のデザインと規定サイズを操作するにとどまる中、パタピッ ソフトはまったく異なるプログラム方式で独自の開発を進めてきました。 上の突出した特徴はそのプログラムの違いから来ています。
また、企業がソフトを導入するに当たっては、自社製品との違いが大きな判断基準となるでしょう。どうぞダウンロードしてその点でも確認してください。 また、着心地の良さ格好の良さなどでは
パタピッ へ切り替える企業も多く見られますので、現状を維持するか冒険をしてみるか等では大きな分岐点になるかも知れません。
これから起業する場合やまだ製図が定まっていない状況下では問題なく
パタピッ が役に立つでしょう。
パタピッ は、製図の知識がない方でも 数値操作で正しい製図を引くことができるという
「頭脳」を持ったソフトですが、特にメンズ専用の
Tシャツソフトや
Yシャツソフトは、その使い易さという点では群を抜いています。
操作マニュアルでは素人でも分かり易く解説していますので、基本操作と応用をマニュアルとこの
パタピッ スタイル magazineで習得していただければ、時間をかけずすぐにも活用が可能ですが、急がれる場合は、製図講座に参加していただければ、すぐにでもかかれる様ご指導いたします。(数時間の受講で終了いたします。)
(
●印は「
プロパタピッ セット」に含まれるソフトです。 単品でも購入できます。)
数値操作次第でスリムにもルーズにもなります。
下表は、一般的なYシャツを紹介しています。
(ちなみに 右写真の場合は
「ゆとり」を「24」で操作するとこの様なルーズフィットのカジュアルシャツになります。)
参考として、S、M、L、XL の入力数値を表にしましたが、一人一人の体型に合わせた製図を作成する場合は、採寸寸法を入力してください。
着心地が良く格好の良い製図ができ上がります。
もちろん、全ての数値操作は自由です。 メンズソフトの動きを理解し、様々な数値で操作し独特なデザインを生み出してください。
様々にデザインを変化させる製図方法は、マニュアルが詳しく解説していますので、下記以外の操作はマニュアルをご覧ください。
数値を入れて実行ボタンを押すと製図ができ上がります。
前身頃、後身頃、ヨークが画面に現れます。(下図)
分離前の前後身頃(画面上の2製図)も現れますので、この後
襟ソフトや
袖ソフトを操作する為に各ラインを計測するのはこの分離前の製図を測りましょう。(下は前身頃のネック寸法を測って計測数値が現れた画面です。)
Yシャツソフトは、前立ての折返しも自動で処理します。 左右は異なります。また、前立ての折返しも2種ありますので、必要な方を使用します。複数の前身頃があるのはその為です。
カジュアルシャツに関しては首回り寸法は結構アバウトでも良いのですが、ネクタイをするホワイトシャツの場合は、ネック寸法は着用者のサイズに合わせる必要があります。
「肩ネックP移動」「前ネックP移動」「後ネックP移動」の数値を自由に変えることでどんなネック寸法でも正確に合わせることができます。
実行ボタンを押してでき上がった製図の前後ネック寸法を測り(ネックライン上を右クリックすると寸法が表示されます)、「もっと大きく(又は小さく)したい」場合は、数値を増減して程良い寸法になるまで
実行 回復を繰り返してください。 この繰り返しは数秒単位で行えますので、程よいネック寸法を見つけるのにさほど時間はかからないでしょう。
ボタン位置を書き入れて終了です。 ボタンの位置や個数は決まりがありません。 手元に見本になるシャツがあれば参考にして位置を決めてください。
上の入力表で仕上がる製図は下の様ですが、後タックが不要なデザインでは、「後タック幅」を「0」に変えるとタックは消滅します。
ヨークの高さも「後ヨーク」の数値で操作できます。
裾のカットの高さも「後裾カーブ高さ」で自由に調整できます。
プロが使用するソフトとして プロがこだわる製図を数値で命令できる様、そして その要求に正確且つ繊細に動くソフトとしてメンズソフトを完成させました。
Tシャツソフトのコーナーでも紹介しましたが、
「更にスピードを上げたい」 「縫い代も自動で付けたい」 ・・・ そんな要求にも応える機能をご紹介します。
身頃の画面で袖も襟も同時に動かす機能です。 身頃と袖と襟が連動して動きますので、アームホールやネック寸法を測る必要がありません。(上図の様に計測する手間が省けます)
数値を打ち込んで実行ボタンを押すだけででき上がってしまいます。 それこそ「アッと言う間」です。 勿論正確です。(この機能は、ユーザーの注文に合わせて作りますので「
オーダーパタピッ」の分類になります。)
更に、
縫い代が自動で付く機能があれば、更に便利です。 縫い代付け作業は、CAD機能では結構難しく時間もかかります。 この自動機能でしたら、それらのCAD操作は不要ですから素人でも楽にでき上がります。 最高級の製図が驚くほど簡単でアッと言う間に仕上がってしまいます。(こちらも「
オーダーパタピッ」の分類になります。)

ポケットは
ポケットソフトを使用すると、下図の3種を自由な寸法で操作できます。
前身頃に程よい場所が表示されますのでそこにポケットを乗せて仕上げましょう。
(
ポケットソフトはシャツポケットに限らず、スーツやコート用のポケット製図も含まれています。)
「オーダーパタピッ 」を付加して、
袖ソフトも
身頃ソフトと同一画面で操作する場合は、下表と少し異なりますが、個別に操作する場合は下表の様に数値を入れて操作してください。
上表の操作で、下の様な製図ができ上がります。
全対応の
パタピッ は、短冊製図は別個には仕上がりませんが、
メンズ専用ソフトは
短冊と
持ち出しが別パーツで仕上がります。
「短冊幅」も自由に指定できます。
袖口のタックは
「1本」「2本」「3本」の3種、
カフスも3種自由に選べます。(ダウンロード企画の袖とカフスは下記の一種です。)

の大きな特徴として、袖口の第一タックの位置が必ず袖幅の中心に来る様にプログラムされていることです。 これは、クリーニングでプレスをする際には、事業製図としては理想的です。 袖のプレスでしわにならず歪まず作業は速く進みます。
夏の半袖シャツを作成する場合は、
半袖ソフトを操作すると、右下の半袖製図ができ上がります。
事業用の製図として 必要があれば、この後
CADの
「縫い代機能」を使って縫い代を付けて仕上げてください。
または、
「オーダーパタピッ 」で縫い代機能を付加すると、自動で縫い代が付きます。
前後身頃のネック寸法を測って
襟ソフトに入力してください。
襟も身頃の画面に取り込むことができますが、個別に操作する場合は前後ネック寸法を測って
襟ソフトを操作してください。
「台襟後幅」は一般的なメンズシャツでは3.5cmです。
襟先の形が3タイプ現れますので、好みのタイプを使用します。
また、独自の形状に変えても構いません。 外周を消して自由に書き入れましょう。(
プロパタピッ には外周を削除する機能が付いています。)
※ ネクタイをするシャツではネック寸法は重要です。一般的には着用者の首回りをメジャーで測り、1cmのゆとりを加えた寸法が適寸です。
前後身頃のネック寸法を着用者のサイズに操作してから襟の作業にかかりましょう。
以上で製図はでき上がりです!