製図 パンツ




実物の服を製図に変換

パンツコピー完成品

 
パタピッ は、写真や実物の服から正確な製図を起こすことができるソフトです。 ・・・ パタピッ の動きを理解し、基本操作を覚えることで、誰でもこんな究極の製図マジックが楽しめます。


今月10日のブログでご紹介したストライプパンツ
そのストライプパンツ(現物)を計測し、パタピッ ソフトを操作して引いた製図でチェックのパンツを作ってみました。

その完成写真です。

製図操作を解説したページはしてご覧ください。


現物と同じストレッチウールを使いました。
こちらの方が少し柔らかく重さも幾分軽い生地ですが、履いてみましたがほとんど違いを感じないでき上がりです!

参考に使用した既製のパンツは、サイドポケットがありませんでしたので、このチェックパンツでは、脇に斜め切り替えのポケットを作りました。

※ ヒップにジャストフィットしたパンツのサイドポケットは、シームポケット(脇の縫い目を利用したポケット)は避けましょう。ヒップがピタッとフィットしていますので、ポケット口が開きます。前パンツの脇を斜めに切り替えたポケットか、Gパンの様なポケット口が横に長いタイプのポケットなら開かず安心です。


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パタピッ ソフトは、操作次第で トラッドなデザインでも最新のデザインでも自由な製図を自動で引くことができる製図ロボットです。

このデザインはスリムなブーツカットですが、数値を変えることで ストレートパンツ、ワイドパンツ、ハーフパンツなど、様々なパンツデザインを着用者のサイズで引くことができます。

パタピッ ソフトは、幼児サイズから大人サイズまで対応します。

操作を覚えて究極の創造を楽しんでください。

パタピッ ソフトの詳細はしてご覧ください。






現ユーザーは、スーパーパタピッ からプロパタピッ へバージョンアップしましょう。
製図の価値が上がり、可能性が広がります。
バージョンアップの詳細はしてご覧ください。

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製図 スカート




実物の服を製図に変換

スカート

 
今日は、初心者にお勧め、とっても簡単にできる「スカート」製図をご紹介します。


を持つユーザーは、身近にあるタイトスカートを測り、同じ操作をしてみましょう。

格好の良いスカート製図が一瞬ででき上がりますよ。

右のスカートは、先にご紹介したジャケットとペアのスカートです。
つまり、上下を組み合わせて着用するとスーツになります。(左写真)

スーツのスカートは、タイトスカートセミタイトスカート、フレアスカートなど、どれもデザインは比較的シンプルです。
パタピッ ソフトの基本操作ででき上がるものばかりです。

手書き製図で引く場合も、やはりタイトスカートは他の製図より比較的簡単ですが、バランスを整えて正確な製図を引くという点では、製図に精通した熟練者でなければ格好難しいものです。
パタピッ ソフトは、製図を知らない素人の操作でも正確な製図が簡単にでき上がりますので、手書きでバランスを崩してしまわない様、パタピッ の数値入力で格好の良いスカートを楽しんでください。

ちなみに、セミタイトスカート、フレアスカートは、を使用して製図しましょう。どちらも パタピッ セットに含まれるソフトです。

現物のスカートが「少しきついな」又は「ちょっと大きすぎるな」という時は、入力数値を増減して操作してください。数値変更をしてもパタピッ はバランスを崩しません。ジャストサイズのきれいなスカートに仕上がります。

この基本スカートから様々なデザインを生み出す方法は、マニュアルが詳しく解説していますし、ここ「パタピッ Magazine」でもそのヒントを至る所で見ていただけるでしょう。

操作に迷う場合は、「この部分のデザインが似ているな」・・・と参考になるデザインを「パタピッ Magazine」の中から見つけて、応用のヒントに利用してください。



服を計測しましょう


現物の服は測りにくいものです。できる限り正確に測りましょう。



● スカート丈・・・ベルト下から裾まで     65cm

● ウエスト・・・ベルト部分の一周寸法を正確に測ります。   65cm

● ヒップ・・・ヒップ一周のでき上がり寸法。     92cm

● ・・・裾一周のでき上がり寸法。   88cm

● ベルト幅・・・ウエストベルトの幅   3cm

スリット位置など・・・このスカートは、後中心にスリットがあります。裾からの位置を測っておきましょう。      15cm 




印は「スーパーパタピッ セット」又は、「プロパタピッ セット」に含まれるソフトです。)



素材に注意しましょう。
このスカートの素材は伸びませんが、最近の既製服はストレッチ素材を使用しているものが実に多いです。
ヒップやもも周りがピタッとフィットし、特に若い人達は好んでスリムタイプのスカートを選びます。

現物のスカートがストレッチ素材であれば、やはり作る場合も 同じ様に伸縮が効いたストレッチ素材を使用しましょう。

ストレッチ素材のスカートを計測し、伸びない生地で作ると、履けないスカートになることもありますので、充分に素材選びには注意してください。

下表の青表示はプロパタピッ ソフトの新入力項目です。
主にデザイン補正や体型補正に使用する項目です。
スーパーパタピッ にはこの項目はありませんが、例の様な基本のスカートの製図では青表示は特に必要ないでしょう。スーパーパタピッ でも充分に楽しめます。



「ヒップ」に着用者の採寸寸法を入力すると、パタピッ はほど良いゆとり(4cm)を加えて製図を仕上げます。現物を計測した寸法ずばりに仕上げる場合は「現物のヒップ一周寸法-4」の数値を入力してください。

先にも書きましたが、スカートソフトの操作はとても簡単です。
シンプルな数値操作ででき上がりますから、初心者でも 上表の様に入力し、一回の実行ボタンでずばりの製図ができ上がるでしょう。所用時間はたった数秒です。(下図)



自動後の製図と現物のスカートと異なる部分を修正します。裾が少し細い様ですので、ヒップから裾に向けて1cm内側に入れます。
スリットの長さが、自動では18cm、現物は15cmでしたので、3cm下げます。(修正線を青色で区別しました。)



※ スカートのウエストダーツは、ウエストとヒップの差で本数が決まります。パタピッ は、ここでもバランスを整えますから、1本又は2本の製図が自動で画面に現れます。現物のスカートが仮に1本ダーツで、画面の製図が2本の場合(または逆の場合)、本数にこだわる場合は、画面の2本ダーツを一本にまとめたり、逆に1本のダーツを2本に分散したりしても良いのですが、それにより格好を悪くするのであれば、パタピッ の自動に任せましょう。

身頃の解説でも触れましたが、既製服の中には無理な製図で商品化されているものも見られます。自動後の製図修正がシルエットを崩さず正しく行えるか、また必要かどうかなどを見極めて、もし 無理がある様なら まずパタピッ の基本で製作にかかって、作成途中で確認をしながら、必要があれば補正を加えて仕上げていきましょう。
プロパタピッ ソフトの新入力項目「W脇点移動」を使えば、数値によってはダーツの本数を変えることもできますので、無理のない範囲で利用してください。



以上で製図はでき上がりです!

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製図 ジャケット




実物の服を製図に変換

テーラードカラー スリムジャケット

 
パタピッ は、写真や実物の服から正確な製図を起こすことができるソフトです。 ・・・ パタピッ の動きを理解し、基本操作を覚えることで、誰でもこんな究極の製図マジックが楽しめます。

前回紹介しましたブーツカットパンツの上着です。上下で着用するとスーツになります。

上着の変換操作については、先に ベストと上着をご紹介しました。
ベストは してご覧ください。
上着は してご覧ください。
先にその2点をご覧いただいた後 こちらにお進みください。基本の操作については ここでは省略させていただきます。



様々なデザインを体験することで、製図の力は確実に身に付きます。
身の回りの色々な服を測って製図に変換してみましょう。

パタピッ に数値を打ち込めば瞬時に製図ができ上がりますから、従来の手書き製図や立体裁断の製図と比較して、何倍何十倍もの製図経験(製図学習)が短期間で可能です。

流行は日々変わります。
身の回りの既製服が正しく格好のテキストになります。
その製図が起こせるのですから、確実に流行の波に乗っておしゃれが楽しめます。

現物を測ってパタピッ に数値を入れれば、その服の基本製図が簡単にでき上がります。
シルエットやフィット具合がぴったり同じです。

その服との差別化を計るのなら、切り替え線を変えたり、ポケットや付属のパーツを加えてアレンジしたり、襟の形に個性を吹き込んだり・・・ 頭の中のイメージを投入すれば、あなた独自のデザインが次から次へと生まれます。

従来のどの手段を使っても困難だったベースの製図(前後身頃、袖、襟など)の作成が、パタピッ を道具にいとも簡単に 格好よくバランス良く、シルエット良く、おしゃれにできあがります。
閉ざされていた創造の可能性は一気に広がります。

実用製図としての技術力を このロボットを操り 是非短期間で叶えていただきたいと思います。



服を計測しましょう

現物の服は測りにくいものです。できる限り正確に測りましょう。
身頃の計測方法と注意については、先の「ベスト」で解説しています。そちらをご覧ください。





● 背肩幅・・・肩先から肩先までの寸法     38cm

● 背丈・・・後ネックポイントからウエストまで      37cm

● 着丈・・・後中心の丈です。   64cm

● バスト上がり寸法・・・前と後を別々に測り、さらにその合計の一周寸法を測ります。
 前は中心までを測ってください。ボタン合わせがあります。合わせ寸法は含みません。
            この服は前後同寸でした。  一周 85cm

● ウエスト上がり寸法・・・前と後を別々に測り、さらにその合計の一周寸法を測ります。
 前は中心までを測ってください。ボタン合わせがあります。合わせ寸法は含みません。
            この服は前後同寸でした。  一周 75.5cm

● 裾上がり寸法・・・前と後を別々に測り、さらにその合計の一周寸法を測ります。
 前は中心までを測ってください。ボタン合わせがあります。合わせ寸法は含みません。
            この服は前後同寸でした。  一周 102cm

● 後アームホールの高さ・・・アームホールを平置きして肩先から脇までの高さ    21cm
袖付きの服では、この「後AHの高さ」は袖の製図に影響します。現物のこの高さを正確に測るのもなかなか難しいのですが、袖との数値操作では多少の増減が必要になることもあります。必要が生じたら臨機応変に数値調整してバランスを整えてください。

● 袖丈 59cm袖幅 31cm袖口寸法 26cm袖下の長さ 43.5cm
・・・ 袖山は、「袖丈-袖下の長さ」で見当が付きます。 ただ、立体になった袖は測りにくいものです。これらの数値は一応の目安とし、製図操作では、微量な増減を行って身頃とのバランスを保ちましょう。

● 後襟の高さ・・・後中心の襟の高さ    6.5cm

この他、背幅や、ポケットの位置、後ベンツの高さなども測っておきましょう。
このテーラードジャケットでは、前丈後丈、天巾などの計測は省略しましたが、テーラードジャケットの場合、標準体型であれば 基本操作で充分バランスが取れます。もちろん計測して現物に近づける数値操作をしても構いませんが、計測が不確かであればバランスを崩すことにもなりますので、現物との寸法調整は必要範囲にとどめましょう。









印は「スーパーパタピッ セット」又は、「プロパタピッ セット」に含まれるソフトです。)


 「スリム」使用

パタピッ スーツソフト「ワイド」「ノーマル」「スリム」の3 ソフトがセットになっていますが、このデザインでは「スリム」使用しましょう。(プロパタピッ ユーザーはどれを使用しても構いません。「ゆとり」を自由に変えられるからです。マニュアルが詳しく説明しています。)

このベストのサイズ表示は「Sサイズ」です。
下表も 「バスト」「背丈」などはSサイズを想定しています。
入力項目で身体寸法を入力する部分では、できるだけ着用者に近い数値を打ち込みましょう。パタピッ は着用者に程よいバランスで製図はでき上がります。

計測した数値や着用者のサイズなど、分かる項目のみまず入力し一度実行ボタンを押します。
そのまま数秒待つと 画面に製図ができ上がります。
その製図を画面で計測し、異なる部分について 数値の入れ替えをして再度実行ボタンを押します。
「計測 → 実行」を数度繰り返すと、現物の服とほぼずばりの基本製図ができ上がります。慣れれば数分で終了します。

下表の青表示はプロパタピッ ソフトの新入力項目です。
主にデザイン補正や体型補正に使用する項目です。
スーパーパタピッ にはこの項目はありませんので、入力操作後にCAD画面で補正するか、印刷後の紙面で補正してください。



「ヒップ」は裾のでき上がりに影響します。ここでは着用者のサイズではなく現物の裾のでき上がり寸法からヒップのゆとり「10cm」を引いた寸法を入力しました。この操作については、マニュアルの入力解説をご覧ください。

「AH移動」では「-1」と入力しましたが、現物の背幅(背中のでき上がり幅)を計測し、それに近づけるとこの数値になりました。この数値操作で 背幅を変えることができます。

「前ネックポイント移動」では「-33」と入力しましたが、現物のボタン位置がウエストラインです。ジャストウエストにする為に決定した数値が「-33」です。画面で数値を入れ替えながら操作をするとこの数値はすぐに見つかります。

先回のパンツと同様、このジャケットもストレッチ素材を使用しています。その為、全体的にかなりスリムです。使用する生地が伸びないのであれば、バストやウエスト、ヒップなどのでき上がりは、「3~4cm」太目に仕上がる様に数値操作すると良いでしょう。
又は、「ノーマル」ソフトを使用して上表と同じ数値操作をしても良いでしょう。


下の身頃製図が自動ででき上がります。
このまま特に手を加えずに縫合しても現物と同様のフィット具合のきれいなシルエットの服ができ上がります。

現物と切り替え線の位置が異なる場合があります。「前ダーツ移動」「後ダーツ移動」(表示ではダーツですが、パネルソフトではパネルの移動ができます)の数値変更で位置を変えることができます。大きな数値変更はバランスを崩しますから、可能な範囲で操作していただきますが、それ以上移動したい場合は、それにつながるカーブなどが乱れたら手書きで修正してください。

シルエットだけが同じになれば良いのであれば、無理な移動は避け そのままの製図を使用してください。充分にきれいな仕上がりの服になります。



の基本操作で襟を作成します。
身頃に乗せて、ポケットを加えると下の製図が仕上がります。(パーツを乗せるCAD機能は、Hilky CAD Ver.Ⅱでサポートしています。)

自動で現れる基本のテーラードカラー(下製図)をそのまま使用しても良いですし、今回は現物の服がありますのでそれを真似るのも良いでしょう。



さて、現物の襟と同じにしたい・・・ ボタン下の前の傾斜や裾のカーブも真似たい・・・
現物がありますので、そのまま写してしまいましょう。

下の写真は、前身頃を紙の上に置いた状態です。
上の前身頃の製図をプリントアウトし、その製図(紙)の上に現物の服を 肩や前中心線などを合わせる様に乗せて現物を写ししまえば簡単にでき上がります。とても楽ですよ。

データとして作成しなければいけない場合は、現物の前身頃をデジカメで撮るなどしてデータに乗せる方法がありますが、データ作成の必要がない場合は、印刷後に襟や裾のカーブを写し書きするのがお勧めです。



身頃ができあがりました!





身頃の前後アームホールを計測し袖ソフトを呼び出して入力します。
アームホールの計測は、アームホールの線上を右クリックすると画面に計測数値が表示されますので、その数値を「前AH」「後AH」に入力します。


現物の服の袖幅とほぼ同じになる様に数値調整をしましょう。
ほぼ同じになれば良いのですが、異なる場合は「袖山」を増減するなどで調整します。

身頃と袖山の関係はマニュアルが詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。

現物の服を測る場合は、特に袖に関わる部分の計測は難しいものです。
カーブの形状の違いでアームホールの長さも変わります。アームホールの長さが変われば袖にも影響します。

ここはあまり神経質にならず、数値調整で迷う場合は、パタピッ の原則に従って製図しましょう。
パタピッ は自動でバランスを整えますから、無理に修正を加えずに任せた方がきれいにまとまるものです。

開き見せとボタンを並べて仕上げます。




以上で製図はでき上がりです!





現ユーザーは、スーパーパタピッ からプロパタピッ へバージョンアップしましょう。
製図の価値が上がり、可能性が広がります。
バージョンアップの詳細はしてご覧ください。

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製図 パンツ




実物の服を製図に変換

パンツ

 
パタピッ は、写真や実物の服から正確な製図を起こすことができるソフトです。 ・・・ パタピッ の動きを理解し、基本操作を覚えることで、誰でもこんな究極の製図マジックが楽しめます。

パンツの解説をします。

右のブーツカットパンツデザインを例に解説しますが、同じ方法で、ストレートパンツ、ハーフパンツ、ショートパンツなどワイドにもスリムにも、現物を計測して様々なデザインを製図に変換することが可能です。
パンツ製図は手書きで引くと 大変難しいものです。

バランスを整え、格好良く引くことは、プロのパタンナーでも大変苦労します。充分な製図の知識が必要な上、補正を繰り返し、時間をかけて一着のパンツができ上がります。

パタピッ ソフトは、現物のパンツのでき上がり数値を入力するだけで、まず基本型ができ上がります。この時点でバランスが整った製図が得られます。その後の作業は、現物に近づける微調整で仕上げます。慣れれば数分ででき上がりますが、こちらも、身頃の解説と同様、バランスを崩さない様 必要以上に手を加えることは避けましょう。

現物のでき上がり寸法、例えば、ウエスト、ヒップ、パンツ丈、股上、膝幅、裾幅・・・などは、数値を入れるだけで現物と同様のフィット具合に仕上がります。
ここまでの基本操作でも十分に格好の良い素敵なパンツになりますので、微調整操作に戸惑う初心者は、この基本でまず作りましょう。現物のフィット具合に近いものができ上がり、きっと満足していただけるでしょう。

下の解説は、更に一歩進んで 究極のパンツ製図を説明しますので、理解を深めるに従い一つずつプロ操作を取り入れてください。
パタピッ ソフトを使えば、思いの外簡単なことと感じられるでしょう。

様々なパンツデザインを生み出す方法は、マニュアルが詳しく解説していますし、ここ「パタピッ Magazine」でもそのヒントを至る所で見ていただけるでしょう。

操作に迷う場合は、「この部分のデザインが似ているな」・・・と参考になるデザインを「パタピッ Magazine」の中から見つけて、応用のヒントに利用してください。



服を計測しましょう


下の数値は、画像のパンツを例として計測した数値です。
実際は、ユーザー個々が持つパンツを測って製図を起こしますが、操作の手順を覚える意味で、同じ数値を入力して手元のパタピッ を操作してみましょう。
この方法を覚えたら、様々なパンツを計測し、製図を楽しんでください。

現物の服は測りにくいものです。できる限り正確に測りましょう。
この後紹介する製図画像の中にも計測位置を印しましたので、下のパンツ画像と末尾の製図の両方で正しい計測位置を確認してください。

● パンツ丈・・・ベルト下から裾まで     96cm

● ウエスト・・・ベルト部分を正確に測ります。   75cm
このパンツは股上が浅いローライズパンツです。ウエストというより腰位置です。

● ヒップ・・・ヒップ一周のでき上がり寸法。     89cm

● 前後渡り・・・腿回り上部の最も幅の広い部分   54cm

● 膝幅・・・膝位置の最も細い部分   18.5cm

● 裾幅・・・裾の幅   24.5cm

● 股下・・・内側の丈   78cm

● 股上・・・ベルト下から渡り位置までの高さ   18cm
股ぐりのカーブではありません。垂直に降ろした高さを測ってください。
 最近のローライズパンツは、前股上をさらに浅くしています。このパンツも、よ~く観察すると(前ウエストラインを見ると)、脇から前中心に向かって1.5~2cm程下げたカーブを描いています。その為、1cmプラスして18cmと入力することにしました。自動変換後、1cm下げると現物と同じ状態になります。

● 股ぐり寸法・・・前後の股ぐりのカーブ線上を測ります   46cm
すでに着用したパンツの場合、股ぐりは伸びていますので、現物を測っても元の正確な寸法ではありませんが、目安になりますので測っておきましょう。

ポケット位置、ベルト通し位置など・・・脇や後にポケットがあれば位置を計測しておきましょう。

このパンツはストライプ柄です。縦地が見て分かります。
ストライプやチェック柄は、無地より計測がし易いものです。
パンツは、股ぐりのカーブや脇のカーブなどの傾斜状態を 現物の布目から判断しますが、現物からの製図変換の操作では、特にパンツの場合は、ストライプやチェック柄から始めると数値決定がし易いでしょう。


  





印は「スーパーパタピッ セット」又は、「プロパタピッ セット」に含まれるソフトです。)



現物のパンツの素材に注意しましょう。
このパンツはストレッチ素材を使用しています。
ヒップ、もも周り、膝などが細く、着用した姿はピタッとフィットします。
計測通りの製図ができ上がって、もし 伸縮しない生地で作ったとすると、多分窮屈で履けないパンツになってしまうでしょう。現物が伸縮素材を使用している場合は、現物に近い伸縮率の素材を使用しましょう。

計測した数値や着用者のサイズなど、分かる項目のみまず入力し一度実行ボタンを押します。
そのまま数秒待つと 画面に製図ができ上がります。
その製図を画面で計測し、異なる部分について 数値の入れ替えをして再度実行ボタンを押します。
「計測 → 実行」を数度繰り返すと、現物の服とほぼずばりの基本製図ができ上がります。慣れれば数分で終了します。

下表の青表示はプロパタピッ ソフトの新入力項目です。
主にデザイン補正や体型補正に使用する項目です。
スーパーパタピッ にはこの項目はありませんので、入力操作後にCAD画面で補正するか、印刷後の紙面で補正してください。



プロパタピッ には確認用の「補助線」がありますので、測りながら現物の服の計測数値と異なる部分を数値変更して再実行をかけ 現物の服に近づけましょう。
スーパーパタピッ にはこの「補助線」はありませんので、画面の方眼(10cm角)を目安に概算してください。

上表の特に青表示の数値は、実行操作の過程で数値を変更しながら最後に決定した数値です。この数値は確定値ではありません。現物と比較してユーザーの判断で決める数値です。ユーザーの個性を投影することもできます。(数値の増減はマニュアルの解説に従ってください。)


補正操作について一つずつ説明します。


● W脇点移動・・・脇の傾斜を指示することができる項目です。このパンツでは、ストライプ柄を目安に「0.5」と数値決定しました。この数値は前後が同寸動きますので、前後の傾斜を変えたい場合は、自動変換後に手書きで修正してください。

● 後傾斜調節・・・股上の浅いローラーズパンツは、座ったりかがんだりする姿勢で後ウエストが下がり、ヒップが見えてしまうなど危険があります。それを解消する為に、後股上を深くし、ヒップをくるむ様にしています。
後股ぐり傾斜を倒すと股ぐり寸法が伸びます。一般的には、お尻が大きな体型に使用する入力項目ですが、ローライズパンツでも効果を発揮します。
 大きな数値操作は形を崩します。マニュアルで基本操作、注意などを解説しています。

● 前渡り移動、後渡り移動・・・現物のパンツの前後の渡り合計(このデザインでは53cm)に近付ける為の操作です。双方に色々な数値を入力して上表の数値に落ち着きましたが、これも臨機応変に操作してください。前後の合計として操作しましょう。
 現物のパンツは、前パンツと後パンツの縫合線(脇や股下)の位置関係はパタピッ 製図の基本と同じ場合もあれば 微妙に前寄りであったり後寄りであったりします。大切なことは「格好の良い服を作ること」です。パタピッ のバランス取りと、引き手が異なる既製服のバランス取りと異なる場合がありますが、でき上がった服を着用して違いが感じられない程の服になれば着用者は満足でしょう。
先にも書きましたが、バランスを崩さない様 必要以上に手を加えることは避けてください。
「渡り寸法」「股ぐり寸法」については、前後を分けず前後の合計に近付ける様に操作してください。



実行ボタンを押してでき上がる製図は下左図です。

前のウエストラインのカーブを前中心で1cm下げて修正します。

このパンツは股上の前中心線が傾斜しています。これはローライズパンツの特徴的な製図方法です。更に、腰で着用することで、ヒップとの差が縮まりますので、前ダーツが不要になります。前中心をダーツの分量だけ傾斜させてダーツを消します。

この傾斜は倒し過ぎないように注意しましょう。分量の調整が必要な場合は、脇のラインを倒して分量を分散させましょう。

 ローライズパンツは、ウエストとヒップの差が少ない為に 前ダーツをこの様に消すことができますが、差が多い場合は無理に消すことができませんので、ウエストの寸法を増やすなどで調整します。
既製服のパンツを履いて気付くことがあります。「ヒップはフィットするのにウエストベルトが浮く」・・・革ベルトなどを締めることで何とか落ち着きますが、これは、ウエストの細い人も太い人も腰で履かせ、対象者を増やす最近のパンツの流行の戦略でもあるようです。




余分な線を消し、後パンツにポケット製図を加え、ベルトを引いて完成させます。
このベルトは、カーブしたヨークベルトです。ヨークベルトの引き方は、マニュアルでも解説していますが、現物がある場合は、現物のカーブをコピーしても良いでしょう。



 もう一つ・・・膝の位置を高くする操作について説明します。
このデザインの様に、膝と裾の幅が異なるパンツでは、膝位置を高くすると足を長く見せる効果があります。
自動変換後に、CAD機能で膝の点を上に上げる方法がありますが、点につながるカーブが乱れる場合があります。それを避ける方法として、「パンツ丈」の数値を 実際より数センチ短く入力して、自動変換後に裾の点を数センチ降ろす方法もお勧めです。カーブに影響がありませんので簡単です。

下は、現物のパンツの計測場所が製図のどこに当たるのかを示した図です。
色分けしました。それぞれの箇所は前後同寸ではありません。合計した寸法で入力操作をしてください。



以上で製図はでき上がりです!



最近の流行のパンツの製図について解説したページがあります。参考にご覧ください。
特に、スーパーパタピッ ユーザーは、上表にない入力項目を手動で操作する方法を載せていますので、そちらの方法で製図を完成させてください。  してご覧ください。





現ユーザーは、スーパーパタピッ からプロパタピッ へバージョンアップしましょう。
製図の価値が上がり、可能性が広がります。
バージョンアップの詳細はしてご覧ください。

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