カシュクール ワンピース ウエスト切り替え
カシュクールデザインをワンピースソフトで製図してみましょう。
(★印は「スーパーパタピッセット」に含まれるソフトです。)
裾をAラインに広げたデザインは「Aラインワンピースソフト」、ストレートラインのワンピースは、「タイトワンピースソフト」を使用します。「パタピッ セット」に含まれるを使用して製図する方法は、7月13日のブログをご覧ください。
布帛(伸びない生地)で作るなら、シルエットとしては「スリム」を使用するのが適当でしょう。このデザインはやはりジャストフィットでしょう。「ノーマル」も「ワイド]」も適当ではありません。
下表を参考にパタピッ に数値を打ち込むと身頃製図ができ上がります。
下表の「あなたのサイズ」を参考にあなたの数値を打ち込みましょう。
S,M,Lは参考数値としてご利用ください。
体型的に癖のある人は、マニュアルの「補正解説」を参考に操作しましょう。
「入力項目」の名称の意味や採寸箇所等はマニュアルが詳しく解説しています。
基本のカシュクールワンピースと異なる入力項目をピンク文字で区別しました。
● バスト・・・さらにフィットさせるために1~2cmマイナスして打ち込みます。
● 背丈・・・少しハイウエスト気味にしてみました。これは好みで決めていただいて構いません。
● ウエスト・・・ウエスト部分の帯状の切り替えパーツは、ぴたっとフィットさせますので、ヌード寸法から2~3cm引いて入力しましょう。
に数値を打ち込んで数秒待つと、下の製図が画面に現れます。裾が広がったワンピース製図は、 かを使用しましょう。
パネルライン(プリンセスライン)をウエストダーツにする方法は、7月13日のブログをご覧ください。
前後身頃のウエスト部分に帯状の切り替え線を引きます。(右)
目安としては、バストポイントとウエストの中間辺りが帯の上部切り替え線、ウエストラインが下部の切り替え線がバランスが良いでしょう。この時、帯の部分が太すぎても細すぎてもいけません。5~8cmの範囲でしょうか。
バランスを取るために、切り替えの位置は多少上下しても構いません。
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各パーツを切り離します。
※ このデザインでは、帯部分の上部が丁度アンダーバストになりますが、ここが着用者のアンダーバストにぴたっとフィットしているとシルエットがきれいです。着用者のアンダーバストの採寸寸法とこの製図のでき上がり寸法との差(ゆとり)が3~4cmが理想です。上の帯部分の上部線を測って確認しましょう。理想に近付けるために、前身頃のダーツを広げたり狭めたりします。下図の様にダーツを広げるとバストが強調され、仕上がりがきれいです。
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帯部分はダーツをたたみます。カーブが角ばるので なだらかな線に書き直して仕上げます。(下図手順)
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きもの合わせにします。
先の入力で前ネックの開き寸法を指示しましたので、その点を通る様にカーブ線を描きます。
前ネックの開き位置が高いか低いかでこの重なり幅も変わります。ここは自由で構いません。
カーブを深くしたり浅くしたりするとネックの開き点との調整ができます。(8月21日のブログカシュクールブラウスを参照ください。)
※ 「前ネックポイント移動」の決定は、鏡の前で前ネックポイント(首の付け根)から何センチ下まで胸が開いても構わないか、メジャーを当てて考えます。
余分なネックラインを消して仕上げます。
このワンピースは、後ろファスナーか脇ファスナーで脱ぎ着しましょう。
・・・袖の操作は、前回のファイルをご覧ください。
以上で製図はでき上がりです!
パタピッ 製図で ステキなファッションの創造を楽しみましょう。
詳細は