宮城の春夏秋冬

日々の事や私の趣味の事などを綴ります。
独り言なので異論もあるかとは存じますが宥恕賜りたく存じます。m(__)m

銀稈素(奥地蘭・素心)

2012年03月09日 | 古典園芸

写真:野生の万年青

ウォーキングコースの山裾に何本かのオモトが自生しています。
東北の地での自生とはねぇ~。
もともとの自生と言うよりは栽培品が逃げ出したのではとも思いますが、それでもしっかり根付いているようですね。





写真:雪割草の冬至芽

「雪割草」はミスミ草やスハマ草を園芸的に言う時の呼称です。
原種の中から色や花型に観賞価値のあるものを選抜して楽しんでいるのです。
ご多分に漏れず以前は人気品種ともなると二桁万円もしていたものですが、もともと丈夫で繁殖率にも優れているので、今ではかなり入手しやすくなりました。

私も数種の高級品を育てていますが、それらを実親として新たな花を作り出すべく種蒔きをしています。(*^^)v
いまでは“2段咲”のまずまずのが10株ほど、標準化の濃色系も数株、…と、だんだんと「雪割草」も増えてきました。
2段咲は安定して作出できるようになったので、後は“千重咲”を作り出したいと思っています。
実はもう少しで“千重咲”になるという程度まで来たので、安定して“千重咲”が出現する組み合わせを作れれば良いんですけどねぇ~。(*^_^*)

冬の間、寒風が直接当たらぬように風よけを作った程度で屋外で冬越しをさせたのですが、固かった冬至芽が既に割れ始めていました。
まだまだ当地は寒い日がやってくるのですが、それでもすぐそこまで春がやって来ているのを実感します。



写真:『銀稈素』

今年も蕾が2本上がりました。
1本は既に開花し、もう1本は花茎を伸ばしてきてもうすぐ開花しそうです。
毎年の事ですがこの花の香りを楽しんでいます。

『銀稈素』はいわゆる中国奥地蘭の仲間で、“春剣蘭”の素心の中の選抜品と言う事のようです。
この品種が日本で発表された時は人気が沸騰し、結構な価格で流通した事を覚えています。
ご多分に漏れず今ではごくごく入手しやすい価格に成っています。
この品種は価格こそ低くなっていますが、素晴らしい魅力が有るものと思っています。
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