宮城の春夏秋冬

日々の事や私の趣味の事などを綴ります。
独り言なので異論もあるかとは存じますが宥恕賜りたく存じます。m(__)m

寒蘭の花

2009年11月16日 | 古典園芸

写真:土佐寒蘭『紅玉殿』 (一寸濃く見えます。下の写真の方が雰囲気が有ります)


写真:土佐寒蘭『紅玉殿』その2

いま土佐寒蘭の『紅玉殿』が咲き始めました。
例年に比べると遅い開花となっています。
この品種も今では「入門種」…、つまりは安物って言うことになっています。
でもこの品種は手入れの拙さや陽気の変化にも負けずに、いつも紅に近いほどの濃い桃色で咲いてくれるのでお気に入りなのです。
いわゆる花物は「きれいに咲いてくれてなんぼ」ですよねぇ~。(*^^)v

じつは、寒蘭の花の色をきれいに出すのには結構な手間(つまりコツ)が必要なのです。
そのうえ、昼夜の適度な温度差という陽気をも味方にしなければなりません。
そんな事で、寒蘭の色だしは難しいと言うことなのです。
じつは初心者でも、赤花系は濃淡の差や彩度の違いはあっても何とか赤っぽくは咲いてくれます。
でも「赤花のはずなのにただの更紗かよぉ~!」ってみんなに言われてしまいますが…。(^_^;)
しかし黄花系は失敗すると全く発色せずに、もともと持っている要素の緑色に咲いてしまいます。
これでは黄色の欠片も無く、うす緑の「青花」と化してしまいます。

と言うことで、この品種は常に安定して発色してくれるのと女性好みの色をしているので家族に好評と言うことで、私の育てている中でも毎年の開花が楽しみな花なのです。(^^♪

そう言えば、台湾寒蘭の花芽が伸びてきちゃっています。
例年なら12月頃に咲いてくれるのですが、今月中には開花がはじまっちゃいそうだなぁ~。
12月中・下旬に開花が始まって、お正月に満開の台湾寒蘭を楽しむって言うのが楽しみの一つだったのですが、今年はどうだろうか…。
と言うことで開花を遅らせるために、台湾寒蘭の鉢を“風邪を引かない程度に寒い所”に置いている泥縄パパさんなのでしたぁ~。(^v^)
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