商業の発展を導いてきた県都の、三越デパートが先日閉店し歴史に幕を下ろした。
これで見納めかと、ちょうど一年前に訪ねていて、その時はライオン像のバックには桜の木々が飾られていて、一緒に記念写真を撮っている。
お盆に訪れた時は、入口には「新潟三越は、二〇二〇年三月二十二日(日)をもちまして営業を終了させていただきます。
従業員一同これまで以上に誠心誠意お客さまに
お応えしてまいります。
最後まで変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げますと、新潟三越店長名で告知文が入口ドアに貼り出されていた。
「ご先祖へ想いを照らす盆灯の輝きにみる今生の縁」と、道行く某寺の門前に記されていたが、何か今の世は、商業界の街並みの顔が次々と消えて行く。
大手でも撤退する時代、我が街も商店街には人通りが無く、此の店あの店も去り、店頭へ出て外を見ても人影はポツリ、ポツリでゴーストタウン化している。
今日の新聞紙面を見れば「最長景気に」終止符、ウイルス危機に出口見えず!の見出しが躍るが、これは今に始まった事ではなく、全国津々浦々の中小の小売店の多くが、好景気とは何処の国の話か?という位置に居た。
このブログも商店街の衰退が切っ掛けだった。その憂さ晴らしから書き始めたんですネ。
時代の変化も有るのだろうが、あれから何十年、衰退は続きシャッター通り商店街となり、各店主も歳がゆき、後継ぐ者も無く、開店休業状態が続けば、閉店と云う事になる。
そんな所へ新型コロナウイルス騒動である。市の公共施設は3月20日まで休館またはサービスの一部休止としていたが、対応可能な施設が21日から再開されたが、人々はあまり利用がない様だ。
それよりもっと慎重にと云う事なのだろう。小学校の入学式に来賓の臨席を辞退する旨の連絡が数日前にあった。
そんな中、県の県民生活・環境部 廃棄物対策課から、こんな文面が届く。
日頃から、本県の廃棄物行政に御理解と御協力を賜り、感謝申し上げます。
さて、ポリ塩化ビフェニル(PCB)が使用された照明器具の安定器(ちらつきを安定させる装置)は、ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別処置法に基づき、令和5年3月31日までにすべて廃棄処分しなければなりません。
ここで、昭和52年3月以前に建築された事業用の建物にはPCBを含有する安定器を使用した照明器具が設置された可能性があるため、今般、事業用建物の所有者様を対象に調査票をお送りしています。
・・・・・・ 調査に当たっては、電気工事業者等に相談するなど、安全面に十分留意してください。
令和2年4月13日(月)までに回答してくださいとある。
当時、ここは道路の拡幅工事に合わせ、新築なった界隈。当店並びのシャッターの閉まったお店もしかり、ズーット続く各商店街は、みんなこれに該当する。
ビルが出来る時は、許可されていたものが今はダメと、工事の費用はお前たちが全部出せだと?
明りを付けても何も困る事はないが、工事をする余裕など今は無い。コロナウイルス対策で助成策を出す出すと政府は言うのだが、こう云う時こそ、不況のさなか大部分をを補填(ほてん)するので景気対策を兼ね、ぜひ工事願いますの政策になりませんか。