昨日今日と、御茶飲みが来て、この所の株価を論じていった。20億株の出来高が有れば大商いの様だが、今日の新聞には、出来高が過去最高64億株に達したとある。
「株」への参入の仕方など、勉強の成果を熱く語ってくれたが、周りで「株」を興じる連中が儲かったなどの話は、トンと聞こえてこない。
株価の乱高下が激しく、95%の素人が損をして5%のプロが儲かる市場なのだとも云う。
市場は勝手に盛り上がっている様だが、商店街はどうか?商店街を見れば、歩道には人がポツラ、ポツラで、お客の影はない。生暖かい風がだけが、時折活きよいよく吹いてゆく。
今宵から、急速に発達する低気圧が日本海を北東に進むと云う。
今晩から明日にかけ暴風に注意と言っている。天候が荒れれば、商売は期待できず、日曜日は休業する事にして、無料券のある「城山温泉」へ出かけてみるか。
家内などは何度か行ったことがあるのだが、私は初めてだ。この頃、二人とも体操をした後、節々が痛く、温泉がちょうどいいかもしれない。
温泉と云えば、昔御年長のお客様から、面白い格言なる紙片を頂いた事がある。
お客様も気に入っている文章の様で、何枚か作られ、何時も手帳に挟み込み、気に入ってくれた人に差し上げているそうで、私も一枚頂いている。
きっちり、赤線で枠組みされた紙片の上部には、・・・人生は山坂多い旅の道・・・・と有り、
右側から、気は長く 心は円く 腹立たず 口つつしめば 命ながかれ 出湯温泉 華報寺
そして、寄る年波への心得が書かれている。
還暦60才 でお迎えのきた時は、只今 留守ですと言へ
古希70才 でお迎えのきた時は まだまだ早いと言へ
喜寿77才 でお迎えのきた時は せくな老楽これからだと言へ
傘寿80才 でお迎えのきた時は なんのまだまだ役に立つと言へ
米寿88才 でお迎えのきた時は もう少しお米を喰べてからと言へ
卆寿90才 でお迎えのきた時は そんなに急がずともよいと言へ
白寿99才 でお迎えのきた時は 頃を見てこちらからポツポツ行くと言へ
これを下されたお客様は、残念ながら、もうしばらくお会いはしていませんが、私の手元に、丁寧に書かれた紙片が残っています。
こんな粋な文面が 、華報寺の共同浴場に掲げてあるのか?それとも 華報寺の境内にあるのか私も、もう少し暖かくなったら、弘法大師(空海)が、五頭山を開山された際、錫杖を地に突かれて温泉が湧出したとされている、出湯温泉まで出かけてみたいと思っています。