あの日から 8年

3月25日は、明日香が生まれる前の日

二分脊椎という宣告を受けた日です。


あれから　8年です。



22日の検診で水頭症の疑いが・・・と言われ、紹介状を持って病院に行ったのが25日。
きっと、間違いだって言われるだろうと、なぜかヘンに自信を持って思ってた。


でも、間違いじゃなかった。
医師から詳しい説明を受けながら

私は泣いた。
自分を責めた。
よくわからないまま・・・責め続けた。



そのとき


ふっと頭をよぎったの


だから、この子は私のところへ生まれてくるんだ
だから、この子は私を母に選んだのだ
この子に選ばれたからには、この子の思いに答えよう。
泣いてちゃ申し訳ない。



そして、私は明日香の母になった。



あの・・・ひらめきは何だったのだろう。
どこかから声がしたような・・・


神様？


いえ
それは、きっと明日香の声だったのだろう。
明日香が、私を呼んだのだ。
あなたが必要だと


3月25日


私たちのたたかいははじまった。
あれから、ほんとに、いろんなことがあった。

あの日、医師の話を聞きながら、私は明日香がこれから背負っていくであろう困難を想像し、胸が締め付けられるようだった。
だけど、現実には、私の想像なんて足下にも及ばないほど。。。
私は甘かったのだ。
想像を絶する　たくさんの試練を乗り越えて今日まで生きてきた。

でも、それ以上に


きらきらとした
すばらしい日々があった。

それは、あの日想像すらできないものだった。
生きている
生きている

生きているって・・・・こういうことなんだなって



あの日から、


私は、明日香が私のところへ生まれてきた意味を探しながら生きている。
私が明日香の母になった意味を問い続けている。


そして、
今
少しだけ、それがわかった気がしている



それは、また明日書きます。
お誕生日に寄せて。



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