挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

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沢尻エリカ「タイヨウのうた」と長澤まさみ「ラフ」続き

2006-09-03 18:16:20 | ドラマ・映画
沢尻エリカ「タイヨウのうた」のいい点は病気が前面に出てこ
ないで物語が進展するところにある。
ただ、不思議なのは視聴率が伸びないことだ。満足度調査では
4位に入るほどの内容だが、金曜日10時の時間帯が良くないのだ
ろうか。
今週もデビュー話からスキャンダルへの展開とちょっと中だる
みはあったが、次回への楽しみがある回だった。

このドラマに惹かれる一番の理由は振り子のような気持ちの揺れ
が自分と重なるところにある。
前向きに生きようと思う気持ちと、つい過去の良いときに戻って
あの時のようにという後ろ向きの気持ちが人は一生のうちに何度
も訪れるのではないか、そんな気がする。
前向きに生き続けられる人間などいない……が、やっぱり前向き
に生きていく気持ちが大切なんだろう。
人の生き方や過ちを罵倒したり、あざ笑うそんな愚かで情けなく
くだらない人間にはならないようがんばって生きたいものだ。
間違いを犯さない人間などいないのだから。

それはともかく、これだけ満足度が高いとDVDは売れる見込みが高
いのでこの脚本家に対して次の仕事の依頼は高いかもしれない。
このタイプで有名なのはクドカン。視聴率は取れない事が多い
が、確実にDVDの売上が見込まれるので脚本依頼は絶えないと聞
いている。

さて、とある映画評論家のページの長澤まさみ「ラフ」の評価
を読むとほぼ私の評価と変わらない。
脚本と脇でてんこ盛りに出ている棒読み俳優について。

ただ、違う点がひとつ。作品の不出来を長澤まさみの魅力で補
ってあまりある映画ということ。

基本的に映画、ドラマ、演劇に何かの感動を求める私からする
と非常に新鮮な見解でもある。
確かに、この映画の最初の40分近くは長澤まさみだけ見ていれ
ば飽きはしないような気がする。映像は全ての部分できれいに
撮られている。特筆すべきは長澤まさみという女優の美しさだ
ろう。

そういう意味でこんな映画もありかもしれない。
もっとも、私の目指したい脚本とは違うものではあるが。