身も心も

病気の事。ヨガやアロマの事。日々の事。好きなもの。

老いては子に従え

2021-09-14 14:45:40 | 家族関係
先週土曜日娘からLINEが来る。
お婿さんがぎっくり腰になった、明日(日曜日)手伝いに来てもらえる?
娘はある資格取得のため、毎週日曜日講習を受けている。
7歳と4歳の元気いっぱいの女の子2人、文面から「本当に、申し訳ない、、、」と言う気持ちが伝わって来る。

私も娘夫婦もコロナワクチンは接種済み。
でも、変異型ウイルスが蔓延し始めた頃、免疫抑制剤を服用しているし、運び屋となって小さな子供に感染させたくないので当分の間は会えないと伝えていた。

しかしその上で、こうして連絡してくるという事はよっぽど困っているのだ。
「良いよ。行くよ」と即答した。

朝8時前には行き「遅刻しないように、気を付けていってらっしゃい~」と娘を送り出した。
上の子だけ起きて来て「ばあば~!」と迎えてくれた。お婿さんと下の子は爆睡中。

それからは家事三昧。
午後には2人を連れて近所の公園で遊んだ。

去年の秋新しいマンションに越して、引っ越しを手伝いに来た時と、下の子の七五三の時、ちょっと寄ったくらい。
新しい部屋のシステムが全く分からない。
最新セキュリティ対策がしてあるマンションの、エントランスの入り方も分からない、、、。

2人の孫から全部教えてもらう。
入る時はここピッ!新しい電子レンジはこうやって使うの。たたんだ洗濯物は、○○ちゃん、○○ちゃんの引き出しはここ。パッパッと自分たちでしまってくれる。
掃除機はこうやって使うの。一緒に掃除をしてくれる。台所の火の付け方はこう、換気扇はこのスイッチ。
「ありがとう」「すごいね!」の連続だった。

夕食を作って食べ、後から帰って来た娘が食べ子供2人とお風呂に入って、髪の毛をドライヤーで乾かし「お休みなさい」まで。マンションを出たのが夜9時を過ぎていた。

「家に帰って来て、洗濯物が片付いていて、夕食が出来ているなんて天国~!」
娘が言っていた。

家事に協力的なお婿さんがいたとしても、フルタイムで仕事をし、講習も受け、2人の幼い子供を育てていくのは大変。

人として、同じ女性として頑張っている人を少しでも助ける事ができれば良い。
「家族」とか「親子」とか呼び合う事は苦手だ。ややこしくなるだけ。
7歳と4歳にもなれば、人間として完成されている。素晴らしい!

ちなみに、夕食の片づけはお婿さん。
「動かなすぎるのも良くないと、整骨院で言われているので、、、」と、彼はこちらに遊びに来た時も片付けは引き受けてくれる。
焼き肉店でバイトしていたので、手際の良さはプロ級だ。






コメント (2)
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月食に癒される

2021-05-27 11:26:14 | 家族関係
手首や肩、股関節、地味な痛みがずっと続く。
今月は、けっこう鎮痛剤にお世話になる日が多い。

難聴治療でステロイド薬を増やし、ブロック注射も打ち、それを改善と共に減らし止めた。
その結果「SAHPO症候群の痛みが、ぶり返したように一時強く感じるかも?」と、膠原病内科医から言われていた。
その通りなのかもしれない、、、。
痛くて痛くてどうにもならないほどでは無い、鎮痛剤でなんとか行けそう。

夫のコロナウイルスワクチン予約が、なかなか取れなかった。
本人は「一生懸命、電話かけたり、ネットにアクセスしている」と言っているが、どうだか、、、?
そもそも夫はコロナウイルスワクチンに否定的。
「あんなに早く作れるなんて信じられない!高齢者の俺たちはモルモットか?」みたいな感じだった。
娘が心配して夫に電話をしていた。

そして、今週始め「お父さんに電話したけど出ないんだけど、、、。お父さんの大手町のワクチン予約、簡単に取れたよ~。と伝えて」と、私に電話して来た。

パソコンの前でYouTubuを見ながら、ヘッドホンをしている夫に向かって、スマホを差し出しながら
「あなた娘に予約、頼んだの!?在宅勤務中だよ!」と、声を荒げてしまった。
きっと「全然、予約取れないよ~」と、パソコン操作に慣れている娘に泣きついたんだろう!?
人の感情に付け込んで、あざとく要領良く行動する。こう言うの大っ嫌いだ!!

私がよほど「怒り大爆発!」みたいな声を出したのか、娘がスマホの向こうで「違う!違う!やってみたら取れたんだよ、、、」と慌てて叫んだ。

そこで、一旦落ち着いて「ありがとう。ごめんね」と娘に伝えたが、、、。

明らかに、私の過剰反応。
普通なら「あら、ありがとう。お世話様~」で終わる話なんだろう。
しかし、親が都合良く子供をコントロールする、私の原家族関係のようだ。そう感じた。
例えそうであっても、娘と夫との間の話だ。娘を慌てさせた私の方がよっぽど悪い。
まったく、、、どこに地雷があるのか分からない、、、。反省。

昨日の月食見ましたか?欠けて行くところは、雲が厚くて見られなかった。
でも、半分顔を出して、徐々に満月になって行くところは少し見れた。

なんだかんだ言っても、私たちは宇宙のほんの一片に、短く生息している生きものにしかすぎない。
だからこそ楽しく、一生懸命、自由に過ごしたいよね。




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母の日

2021-05-14 14:12:56 | 家族関係
母の日、娘がメッセージをくれた。その中に「長生きしてね」と言う言葉があった。

私も、こんな事を言われる年になったのね~。
「あなたとは結構長く、色々と関わって来たけれど、まだまだ関わって行きましょう」と言うありがたい一言だ。

しかし、正直に言うと一瞬、心がフリーズした。
私のwordには無い言葉。理解するのに「一呼吸」必要だった。
自分に対しても周りに対しても「長生きしたい・して欲しい」などと考えたことが無い。

ましてや親に対しては「私の前から早く消えて・この人の前から早く消えたい」ばかりだった。
両親を見送ってから「千の風になって」という曲を聞くたび「お父さん、お母さん、お願いだから風になって私のそばに来ないでね。ずっと、そこに留まっていてよね」と思っていた。
親にメッセージなんか送った事がない。それを、全く後悔もしていない。

摂食障害は死にたい病気だ。と、言われることがある。
まぁ、確かにハズレてはいない。

「その気になれば、いつでも死ねる。だから死ぬのは明日にして、今日1日生きてみよう」
これが大きな支えになり、モチベーションになった時もある。
私が10代のころ、摂食障害の症状が激しかった時は「20歳になったら死のう」と決めていた。
もう「20歳」の何倍も生きて、ずいぶん「明日」を積み重ねて来たな~と、笑っちゃうのだが。

今となっては「なるようになれ~」と悠然と構えてみたり「もう、ヤダ!」と切羽詰まってみたり「それも全部私なのよ」と開き直ってみたりしている。

「長生きしてね」か、、、きっと幸せな事なんだろうね。
ありがとう。
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微妙なずれ

2021-04-06 13:41:49 | 家族関係
今日は娘の長女の小学校入学式。
私と夫は長女の家に行き、皆でデリバリーランチでも食べようか、、、と予定していた。
しかし、先週末から長女、次女と続けて発熱。
検査をしているわけではないが、、、まぁちょっと風邪をひいただけなんだろうな、、、。

昨日、娘からの電話で次女の熱はもう下がった、、、お母さんたちどうする?と、お伺いがあった。
迷ったが止めた。それを伝えた瞬間、長女の泣き声が聞こえた。
彼女は私たちが訪ねるのを、楽しみにしていたようだ。
「じいじとばあば、どうして遊びに来てくれないの?どうして会えないの?」この1年、何度か問いかけがあった。

6歳の長女、4歳の次女の通う保育園では子供たちに、それなりにコロナウイルスに関する「お話」があったようだ。
娘夫婦も出来る範囲で説明はしている。
しかし大人でさえ「目には見えない、匂いもしない」そんなものに、細心の注意を払わなければならない現状を把握するのは難しい。

そして明らかに感じるのは娘たち夫婦と、私と夫ではコロナウイルスに対する捉え方が違う。
彼らは週2,3日は出社。毎日子供たちを保育園に通わせている。
緊急事態宣言が明ければ、子供たちの誕生日にディズニーランドに行き、街中のマックで食事したりする。
もちろんマスク手洗い、他人とのソーシャルディスタンスは守っているが、、、
「そんなに怖がらなくても大丈夫なんじゃないの?」「だって、小さな子供を抱えての日常は続いて行くのだから」

私と夫、高齢者夫婦はどちらも感染したら重症化する持病持ち。
私は免疫抑制剤に、更に免疫を抑えるステロイド薬服用。
この1年、不要不急の外出はせず、外食なんてとんでもない!

この辺の微妙なずれを、いつも感じる。
どの家族にもある事なんだろうね。

それとは別に、、、とっても醒めた自分が「祖父母に会えないって、泣くほど悲しい事なんだ、、、
私には分からないな、、、」
私の原家族は、いつも隙間風が吹きまくっているか、ぎゅうぎゅう詰めで押しつぶされそうかの
どちらかだったから。

家族はいつも変わって行くもの。
そこに心を縛り付けておいても、なんの意味もない。良い事もない。

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バック・ドラフト

2021-02-07 15:05:44 | 家族関係
「マインドフル・セルフ・コンパッション」を学ぶ過程で「バック・ドラフト」なる現象が起きる事があるようだ。
「バック・ドラフト」とは消防用語。
火災現場で炎が周囲の酸素を使い切り、一瞬鎮火したような状態になる。
その時、窓やドアを開けると空気が入り、一挙に燃え広がる状態の事を言う。
アメリカ映画のタイトルにあったよね?

セルフ・コンパッションで心のドアを開け、新しい空気を入れる事によって、古傷の痛みや恐怖が出て来る。実は今、そんな感じの日々。
おまけにコロナの影響で不安や焦燥感が増し、夫、心臓カテーテルの具合を見るための検査入院、
何だかごちゃごちゃ、、と、、、、この時期に、こんなワークやるなんてばか!?

でも、私には今必要だった。と、思い直す。

娘の子が4月から小学生。新しい環境に夢いっぱい、嬉しそうにしている姿がビデオ電話で伝わって来る。
それを見ながら、自分が10歳前後で母親に対し「この人は、私を愛していない。私とは違う」と、はっきり自覚した事を思い出す。
彼女が成長し、その時の自分の年齢に近づいて行くのが怖い。

私も、娘も、孫も、別の人生を歩んでいるのは分かっているが、、、この思考回路に疲れて来る。
もう一度自分で自分を抱きしめて「大丈夫だよ」と言ってあげる。

夫、検査入院は何の問題も無く、あっという間に終わった。
全てはちゃんと過ぎて行くのだ。

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それぞれの関係

2020-11-07 11:04:07 | 家族関係
昨日は娘の下の子の七五三。3歳のお祝いだった。
コロナ禍の中、神主さんもマスク。お詣りする方もマスク。
スナップ写真を撮る時「マスク外して、マスク外して~。あ~逆に、したままで良いか?
これも思い出って事で」そんな会話で盛り上がった。

とにかく皆、無事、元気にお祝いできた事が何より。
近所の日本料理屋さんに個室を予約して、ランチをごちそうしてくれた。
「おめでとう。あなたたちも、良くがんばりました」
なにより親である娘夫婦に「おめでとう。ご苦労様でした。良くやったね」と言ってあげたい。
このご時世、幼い子供たちの親である事は、限りなく忍耐が必要。本当に大変な事だから。

クリスマス、孫たちの誕生日と娘は良く誘ってくれる。
夫は「娘家族との集まり」に去年引退宣言。

「ご自由に。私に言わないでね。本人に自分で伝えて下さいね」
だから私と夫、別々にメールで返信する。
変わって、仕事を引退した独り身の私の兄が参加するようになった。
昨日も「へえ~。こういう事するんだ~」と、60代後半での初体験に興味津々。
一人っ子の娘は兄に、私より頻繁に連絡しているみたい?
私の知らない叔父と姪の関係。

家族関係、ずいぶん楽になったよな~
夫の親戚関係の付き合いは、全て夫にお任せ。
義両親のお墓の事。お寺との付き合い等、私は一切関知しない。

夫も同じ。

私の親戚関係の付き合いは兄にお任せ。兄がやりたいようにやれば良い。
叔父や叔母は亡くなり、ほとんど付き合いはない。
年賀状のやり取りも止めた。

つながりを持ちたい関係もあれば、終わりにしたい関係もある。
人それぞれ。
こうしなければいけない規則なんかない。

今まで十分苦しんだ。
私は私のまま、生きれば良いのだ。



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