最近気付いた事

病気になったからなのか、そうじゃないのか分からないけれど、最近つくづく思う事がある。

私って本当に上下左右後ろを見て生きて来たんだな。
やる事なす事全て。
着る服を選ぶ時も、口紅一本選ぶにも。自分がどうしたいかではなく、これを選んだら回りの人がどう思うかを考えていた。
私が選ぶ方は間違っていて、回りが正しいという前提の元に。

親との関係で常に彼らの顔色をうかがい、誉められたくて、認められたくて、それだけの思いで生きて来た。その関係性をあらゆる人に当てはめていた。
「本当は私はこうしたかった。でも、そうできない。どうしてなの？！」って思いが心の中に瘧の様に固まって、暗く深く沈んでいる。
いつしか、自分の考え、自分の選択ってどういう事なのか分からなくなっていた。

そして、そう言う考え方を回りの人に無意識に押し付けていた。

これは怖い。

最近、凝り固まった自分の考えを打ち砕く出来事が起こっている。

私が「この人の言う事は絶対正しい」と思っていた人が、実は私と同じ様に「回りにどう思われるか」を判断基準にしている事に気付いた。

ある人が「そんな事して回りに何か言われるよ」と、思わず言った私に対して「良いじゃない。別に何言われても」と、笑いながら言った。
「やりたかったらやれば」「人間なんてたかだか80年前後しか生きられないんだよ。優しく楽しく生きたいでしょう。私はそうしたいの」って言った人もいた。

人間、素直に前だけ見て生きた方が良い。

全部自分が選択して来た事。
人の顔色うかがいながら生きて来たこの生き方を選択したのも結局は自分。親じゃない。世間じゃない。
失敗しても自分で選択したんだから、それを受け入れて生きて行けば良い。


今まで何度も私に対して言ってくれた人達がいる。「うん、分かっている」と答えていたけれど、ぜ～んぜん分かっていなかった。


自分の人生は自分しか生きられない。
そろそろ気付けよ。
今までだって、これらだって全て自分で選択して、全て自分で受け入れて生きて行くんだよ。

最近、そんな事を考えている。

そりゃ日々行ったり来たり、上がったり下がったりだけど、「気付き」の多い日々だな～。

１１月私達のミーティング＊墓守娘の宴＊開催のお知らせ

「原家族と現家族との関わりの中で自分を主人公にして生きづらさを語ろう」
　　　
　　　　
　親にとっての「良い娘」として成長し結婚。
そのまま、世間や回りの人間の評価の中で「良い母」「良い妻」「良い嫁」を
やって来た。
人生、折り返し地点に来た今、老いた実親との関係、義親との関係、
大人になった子供との関係、
長年連れ添ったパートナーとの関係。

そんな中で、孤独感、虚しさ、居場所の無さを感じていませんか？

言いっぱなし、聞きっぱなし「私達のミーティング」です。
言葉として、声に出して「生きづらさ」を語りましょう。


〔日時〕１１月２８日(日)１４:００～１６：00
　　　　１６：００～１７：００フリーミーティング。参加自由。　　　　
　　　　　
　　　　　
〔場所〕東京都江東区富岡１ー１６－１２　
　　　　「富岡区民館２F和室」
　　　　地下鉄東西線「門前仲町」駅下車徒歩3分。
　　　　出口１を出たら不動尊ご利益通りを不動尊に向かって直進。
　　　　「成田堂漢方薬局」右折。「清水眼科」の合い向かい。
　　*駐車場はありません。

〔参加者〕原則として４５歳以上。女性。既婚。

〔費用〕￥５００
　　　　おつりに困らない様お願いします。

ミーティングは主催者都合(緊急事態・急病など、、)により中止になる場合があります。
その場合、当日１２：００までに当ブログにてお知らせします。
ご確認の上いらして下さい。
予約、連絡は要りません。当日、直接会場にいらして下さい。
飲み物は各自でご用意下さい。

ミーティングは奇数月(１月、３月、５月、７月、９月、１１月)の
第４日曜日に開催する予定です。

雲一つ無い

橋とスカイツリーと青空。

自分に対する覚書

その①

ジェームス・ナクトウエイと言う報道カメラマンの写真が好きだ。
世界中で繰り返される戦争、その紛争の最前線でシャッターをきっている。

初めて彼の写真を見たのは、アフリカ飢餓を救う為の募金募集のポスターだったと思う。
痩せこけた成人男性が、棒のようになった手足で四つんばいになり、地べたをはっているモノクロ写真だった。
一目見て全身に鳥肌がたった。

それからずっと彼の写真を見ている。

先日、彼のインタビュー番組をＴＶで見た。
「人間はお互いの違いを認められるほど進化していない」と言った。

「あなたの望みは？」と言う質問に対し「私が失業する事」と言った。

穏やかで思慮深い微笑み。一言一言が重く聞き手の心に届く様な話し方だった。


その②

自分に足りないのは覚悟を決める事だ。
ここらで覚悟を決めて、決めた方向に向かって進む。
それが必要なのだろう。
迷わない。だって決めたんだから、、。そう言い切る開き直りが必要なのだ。
ここからの１０年、、。なんだよね、、。

ワンテンポ遅いと言うことは、、

来月、ちょっとあらたまった場所に出かける。

「服が無い！」と騒いで、今日はお買い物。

しかし今私の体型は、ここ数年で有り得ない！！って言う位の広がり方。
会う人ごとに「あれ、太った？」と言われる。
「実は薬の副作用で、、」と同情を誘いたくなるが、、「えヘヘ、ちょっとね～」なんて笑っている。
摂食障害症状卒業者にはきつい一言。

とにかく「今も着れて、体型が戻っても着れる」それなりの服。色々、ネットで調べて銀座に来た。

服は、大抵ユニクロか無印で済ます人。

今日買った服は、私にとって清水の舞台から３回くらい飛び下りたね。
フリーサイズだけれど、シルエットがすっきりしている。
本当は好き。こういう服。今まで着たこと無いけれど、一流ブランドと比べれば１０分の1。
沢山は要らないけれど「お気に入りの一着」があっても良いでしょう。

今はスタバで一休み。

回復して来たと言っても体調はまだまだ。疲れた。

手は「皮膚がゴムになった様」「他人の手みたい」って感じだ。

試着室での服の脱ぎ着。財布からお金を出す時。お釣りを貰う時。カフェでコーヒーを受け取る時。
あらゆる時、今までと同じ様には動かない。
ノタノタとして店員さん、私の後ろに並んでいる人を待たせる。

こういう事なんだな、、と思う。

慣れれば良いのか、開き直れば良いのか。

今まで自分が、そう言う人達に対し、いかに無関心だったか思い知る。

正直辛いけど「人間として幅が出る」ってこれなんだろうな。

クリスマスツリー

今、飾り付けが終わったばかり。

銀座の夕暮れ。