身も心も

病気の事。ヨガやアロマの事。日々の事。好きなもの。

依存症

2024-03-29 14:43:49 | アディクション

私の仕事場は依存症回復施設。

依存症は適切な治療を受ければ回復する病気。

自分の意思でやめるなんてできない。

意思が「弱い」「強い」の問題ではない。脳の病気だから。

そして生きている限り、回復し続けなければならない。

28年間、摂食障害の症状を抱え続けた私。

症状が治まって25年。それでも私は回復し続けている。

初めて依存症のワークショップに参加し「私は、摂食障害です」と自分の中から

声に出した時、怖くて震えた。

 

今では笑い話になっているが、、、この一言を言ったら「地球が壊れる」と本気で思っていた。

だけど地球は壊れず、ず〜と続いていて、何事もなく時間は流れて行く。

ここから回復の道が始まった。

「私は摂食障害です」

 

 

 

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祈り

2022-03-08 13:51:45 | アディクション
薬物依存回復施設「日本ダルク」創設者であり代表の近藤恒夫氏が、2月27日、亡くなったニュースが全国に流れた。
私は今日の朝刊で知る。

自らも薬物依存に陥り、執行猶予付き有罪判決を受けその後、日本初の民間回復施設「ダルク」を設立された。
医療、行政、社会からも見捨てられた多くの薬物依存症者を救う活動をしていらした。
自助グループのワークショップやセミナーで何度もお見かけした。
リンクを貼ったので、ぜひぜひお読みください。近藤さんの偉業を皆さんにも知って欲しいです。
心よりご冥福をお祈りします。

今日は国際女性デー。
日本は「女性の働き安さ」29か国中、ワースト2位だとか。
「今の60代より上が、全員いなくならなければ世の中変わらないのか!?」と、過激な事を考えたりしてしまう。
いやいや、年齢は関係ないでしょう?「5歳の聖人もいれば80歳の愚人もいる」が持論なので、、、。

古い固定観念を持った親に育てれた子は、それに縛られて大人になって行く。
この「負のスパイラル」どこかでドカンと断ち切らないとね。
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ちょっと告知

2021-12-14 10:05:27 | アディクション
先週土曜日の久しぶりゴスペルレッスン。翌日まで疲れが残る、、、。
「歌うのって、こんなに大変だったけ~」って感じ。
マスクをしているからなのか酸欠状態。頭がぼーっとした。
思いっきり声を出す。その感覚が分からなくなっていて、歌としてはめちゃくちゃだったけど、
やっぱり楽しい~。リズムを体中で感じて、動いて、心の中をさらけ出すって感じだった

今日は午後仕事。
このどんよりとした空と寒さ。雨もぽつぽつ降って来た。雪が降るかも?
一番体にこたえるんだな~。朝、鎮痛剤を服用。昨日から前兆はあったけれどもね、、、。

ここでちょっと告知。
今週土曜日
12月18日、10:00~16:00、東京板橋区、ハイライフプラザ板橋2Fホール
「第20回RDデイケアセンターセミナー」が開催されます。
テーマは『変えていく勇気』ゲストは元NHKアナウンサー塚本賢一さんです。
オンライン同時開催します。

コロナの影響でず~と、この施設のヨガクラス休止状態だけど、当日私は、会場参加する予定。
まだ、少し空きがあるようなので興味のある方はぜひ参加して下さい。

ゴスペルクラス同様、約2年ぶりのセミナー参加。
依存症施設利用者や、修了生の体験談は何度聞いてもグッとくる。
私は大好き。
これを言ったらスタッフに
「先生(ヨガクラスを担当しているので、先生と呼んでいただいている)病気、重症ですね~」と笑われた。
「そうよ~重症よ~。みんなと同じです」


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ただ懐かしさだけ

2021-08-08 15:05:06 | アディクション
昨日、今日と朝食時間にオリンピックマラソン競技の中継があった。
なんとなくTVを付けている、
「大通り 白石区 豊平川 中島公園」
アナウンサーがしゃべる言葉に「あ~懐かしい~」と、いちいち反応していた。

本当に懐かしい。純粋に懐かしい。
こう思えるまでに、およそ30年の月日が必要だった。
実際、札幌で生活していたころは摂食障害の症状が激しく、暮らしていマンションの7階窓から、いつでも
飛び降りて死んでやる!って状態だった。

娘の通っていた小学校がはす向かいにあり、鳴り響く「きんこ~ん、かんこ~ん」のベルの音が、私を現実に引き戻し生き続ける事ができた。

映像に映る札幌の街は道路が広くてまっすぐで、遠くに山が見える美しい場所だった。
「私はあの街に暮らしていたんだな」
こんなにも穏やかな気持で、この風景を見る時が来るとは、、、あの頃の自分に教えてあげたい。
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#隣のアライさん

2020-07-04 14:58:21 | アディクション
先日、NHKハートネットテレビ「#隣のアライさん」で摂食障害を取り上げていた。

アライ(ally)とは「味方・支援者」を意味する言葉。
ごちゃ混ぜで支え合う、多様性のある社会を目指し、だれもが「生きづらさ」を抱えている今、
もし隣にさまざまな疾患や障害、特性のある人がいたら、さりげなく味方でいられる人「アライさん」をみんなで
目指してみませんか?(ホームページより)と言う意味だそうだ。

コロナの影響でステイ・ホームが続き、ストレスによる摂食障害の悪化が、専門家の間で心配されている。
オンラインで自助グループNABAの代表なおきくんが出演。後ろに事務所のようすが少しだけ映っていた。
ずいぶんとごぶさたしているので、少し懐かしさを感じてしまった。

事務所とつながって、20年の歳月が流れている。
今は「NABA応援団」のメンバーとして、微力だが応援している。
私は症状が治まってからつながった。

28年続いた症状と向き合い(今も向き合い続けている)、最初の頃は「私にとって意味ある事だったんだわ!」と、がんばって受け入れようとした。
しかし、それに疲れた。がんばるのは摂食障害の得意技。
次に「いや、あれは意味なんかない!なんて、無駄な時間を過ごしたんだ。『意味なんか無かった』と、認めろよ自分!」と虚無感に襲われた。
それにも疲れてきた。

今は「もうどうでもいい。過ぎた事だもの。時々思い出して後悔したり、感謝したりしているの」って感じだ。
今を生きる事に忙しく、過去を思う時間はそれほどないのだ。
軸が今になって来ている。時々はぶれるけれど、、、。

症状があっても無くても私は今も摂食障害。
事務所で出会った人たち、そこからつながった人たちはずっと大切な仲間。
症状があった頃は、地面から足が10㎝くらい浮いていて、周りを見渡すと薄く「もや」がかかっているように見えた。
今は、関節は少々痛いが自分の足で地面を踏みしめている。
老眼鏡をかければ、辺りは4Kか8Kくらいクリアに見えている。

その事実だけで十分じゃないか。

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