美しい紅葉を見ると癒される。
蟻んこがせっせと餌を運ぶのを見ていると癒される。
金魚が水槽を泳ぐ姿を見ていると癒される。
誰かが抱っこしてる見知らぬ赤ん坊を見た時に癒される。
月を見ると癒される。
真っ赤な夕日が沈んでゆくさまを見ると癒される。
数えあげたらきりがないけれど。
何故、それらは私を癒してくれるんだろう。。。そんな風に思っていた。
今日読んだ本に、私の心がすっぽりと落ち着く文章を見つけた。
木は木だった。僕が名前を知っていようがいまいがおかまいなくそこにあって、
春には芽を出して葉を生やし、秋になれば実をつけた。
実は熟れて、やがて木から離れる。
子供の頃、秋の日に森で遊んでいると、そこかしこでぼとぼとと実の落ちる音がした。
それは僕の心をひっそりと落ち着かせてくれた。僕がいてもいなくても、木の実は落ちる。
そう思うと安らかな気持ちになった。
僕がいてもいなくても…
そうか。これだったんだな。
今日は風が強く吹き落ち葉がいっせいに転がるさまを見て素敵だと思った。
僕がいてもいなくても、風は吹き落ち葉は転がる。
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