友達から、悩みや愚痴を言われることが多い…。と次女が私に言って来た。
ちょっぴりうんざりしてる模様。
「悩み」
な。
根本的には自分が解決せねばならない事だ。
他人に相談した所でその答えは参考程度の事で、根本的には自分の考えで解決せねばならない事。
だいたい「悩み」などぶっちゃけて洗いざらい人に話せるものか?
他人にはおいそれと言えないから「悩み」なのだろう。
悩みとは、もっと内なる葛藤の中にあって一言で他人に語れる事ではないし、
もしそれを話し他人にジャッジされたとしても、はたして納得いくものだろうか…。
と50歳の私は思う。
はい。歳を重ねた人の考えですね(笑)
けれど15歳は違う。
自分の悩みを打ち明け共感してくれる相手を得て安心する。
青春の一ページだ。
大事な事かもしれない。でも、
「頻繁に悩み事を相談されやすい」
という次女に私は言った。
厳し事を言うかもしれないが、悩み相談を頻繁に受ける人間は
「相手が満足する答えをわざと選んで言ってあげる人」だと。
それは「優しさ」かもしれない。
でも本当にそうだろうか。と考えてみる方がいい。
相手もそれを本能的に分かっているからあなたに「悩み相談」をしてくるのかもしれないよ。と。
「あなた。相手にとって、心を安定させてくれる都合の良い友達になっていやしないか?」と。
10代の若かりし頃の私にも覚えがある。
本心は「そんなんだから彼氏が逃げていくんだよ」
と思っても言えなかった時代があった。
その子に寄りそうふりをして、
「その男の子最低だね」
などと本心とは真逆な事を言っていた時代を。
だって、泣きながら電話してくるんだもの…。仕方ないじゃない。
若気の至り。私も弱かった。本当の事、言えなかった。
でもね、ある時点でうんざりしちゃったんだ。
その子は男の子が変わる度いつも同じ事で悩んでいて、泣いていて、
でも上手くいかいのは自分のせいだとはこれっぽっちも思ていなくて、
悪いのは常に相手で…、そう云う調子でいつも私に愚痴って来てた。
正直うんざりだった。
本当の事を言ってあげなくちゃ。彼女の事、友達だと思ってるんだから!!
そう思った時は、その子と絶縁される覚悟だった。
結果、今でも大事な友達でいる。
むしろ深まり、今では何を言っても互いが信頼できる関係に変わった。
「あなたが本当にその子の事を思うなら、厳しい事を言う事も時には大切だよね。
それで離れていく友はそれまで。そう思う気持ちが覚悟ができた時には言ってあげた方がいいよ。」
と。次女に話した。
15歳の次女にどれほど通じたかは分からない。
結局「人生の先輩」とか言ったって、親って衣食住と愛位しか与えられないな~。