ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

ご案内です。

2010-07-20 11:57:40 | Vision East
 森林鉄道の遺跡群をご案内しました。
 一昨日のことでした。

 午前8時から午後2時過ぎまで、昼食を挟んで5つの町村をぐるっと一回りさせていただきました。

 短い時間でよくもマア、これだけ急ぐことと思っております。

 困ったことが一つ。
 進行方向に背を向けて話していると、10分も経たずに、バスに酔ってしまったのです。困りましたねえ。
 話す中身を少し整理していたのですが、全部頭からなくなって、思いつくまま喋るような事になってしまいました。

 少し作戦変更となってしまいました。



 ほんの300~400M程度ではありますが、年配の方々も子供に戻って楽しそうです。遊園地ですねえ。しかし良く作ったものです。



 レプリカなのですが、実際に走ります。高知県内の企業が製作した「野村式」です。
 奈半利町出身の実業家が起業した会社が製作した機関車です。
 こうしたところで再生されているのです。
 こんなに小さな車両でも何十両ものトロッコを引っ張っていたのです。
 頑張り屋さんです。
 魚梁瀬森林公園内にあります。

竹林の再生。

2010-07-18 02:25:50 | 花の谷
 竹林が大変な状態になっていました。自然に枯れ始めた竹やらが斜めに倒れて、そして空が見えないほど密集した林です。40~50本も切るときれいになる予定でしたが、作業予定は大幅に変更せざるを得ないことが分かりました。一桁多くなりました。百本単位で切り出さないと、どうにもならないことが確認されました。

 竹林の再生だけで週一回の出動で8月一杯かかるでしょう。
 結構大変ですが、楽しい作業でした。

 汗まみれになって、川でちょっと休憩。きれいな水です。冷たい水です。体ごと浸かりたかったのですが、水着なしでしたから、顔を突っ込んだだけでしたが、気持ちよかった。



 これから花も植えていくのですが、あらためて見てみると結構花もありました。
 キレイでしたよ。

 花があって水がきれいで、鮒やメダカが泳いでいて、夜になるとホタルが飛び始めるのです。
 居心地のいい場所です。

 今度はあさって、月曜日に2回目の竹林再生活動です。
 まあ100本程度の竹を間引くことになるでしょう。

ガイド事業。2

2010-07-16 15:19:10 | Vision East


初めての経験でした。昨日、<JTBツアーのガイドに借り出されたのです。
 ウイークデーの旅は年配の方々が多くて、その割りにハードスケジュールでした。

 しかし定年退職後、ご夫婦で旅に出るのですから、幸せな方々です。

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 ご案内した場所、対象は森林鉄道遺跡です。高知県の東部地域中芸全域を廻るのですから結構忙しいのです。
 鉄橋やら隧道を案内するのですが、どれだけ伝わっているのかこれから検証作業です。




 馬路では、馬路農協の「ごっくん馬路村」の生産施設に潜入。当初予定になかったのですが、案内ルートを急遽変更したことから、工場へご案内。

 有名なんですね。ごっくんはね。

 今度は日曜日です。楽しみですねえ。

種をまく。

2010-07-14 16:11:43 | 田舎の理屈
 昨日、花の種を蒔きました。桔梗の種です。
 もう20年ほど前にやったことがあるのですが、あらためて種を蒔きました。

 秋には、適当な場所に植え替えることが出来るでしょう。
 100から1000にそしてどんどんと広がるといいなあ。
 次回は水仙の球根でも手に入れようかね。
 水仙は種類も多くて、

 今度の土曜には竹林を再生させる作業にかかります。管理できなくて、竹の子も生えなくなった竹林の救急作業です。きり倒した竹を炭に出来るといいのですが、如何かな。

 今日は午前中に研修会があって、安芸市まで出かけましたが、途中の川、4本の川全部の水位が上昇し、赤く濁って、上流域の雨量が想像されました。当分の間、また赤く濁った水が流れ続けるのです。石にこびりついた泥で、鮎がかわいそうです。

 明日から、森林鉄道遺産を見るために関西方面から観光客がお見えになりますので、彼らを案内することになっています。対応時間が6時間。頑張らねば。

 田舎も都会の方々以上に頑張らねばなりません。

 何年か後に、多くの花の間を歩く人達の流れが、山の中で見られたらいいのです。

 そうだ、何かうまいものも考えましょう。歩くと食べたくなりますからねえ。
 最近はB級グルメが大流行ですからねえ。何か、何か・・・・。

 私もうまいものを食べたいしなあ。
 

炭を使う。1

2010-07-14 10:26:27 | 田舎の理屈
 炭を焼いて売りたいと思っているのです。

ただ炭をどのようにして「売る」かということについて考えています。

先日資料を見ていると、食用炭の記事が出ておりました。
 食用??。食べるのか?

 まさかとは思ったのですが、どうも本当のことのようで、結構知られているようなのです。
 もちろん栄養があるわけでもなく、おいしいわけでもないのです。
 炭は水には溶けないのですから、体に吸収されることはないのです。

 では、なんで??。
 胃腸などの漢方薬として利用されているのだそうで、純度の高い炭を粉砕し、飲用することで、体内の不純物、とくに誤飲した物質を炭によって吸着、排出させているのだそうです。
 最近では食品添加物など、知らず知らずに色々な物質を食べているのですが、体内に蓄積されているそうした有害物質を出してくれるのだそうです。

 さらに、老化や生活習慣病の原因となる活性酸素まで除去してくれるというのですから炭はえらいねえ。

 これから、もっと炭について学習してみようかと思っております。
 商品化まで行き着かなければなりません。

 田舎だからこそ出来る、そうした商品になるかもしれません。
 問題は粉砕技術かな。

幻想的。

2010-07-13 01:39:04 | 日記
 今日は早起きをして、車でうろうろとしました。
 家を出たのが午前6時30分。東へ、そして山の方へ向かいました。
 曲がりくねった山道になれた頃、気温が上がらず朝靄がでて、ちょっと幻想的でしたね。

 道の両側から木の枝が伸びて、緑のトンネルが出来ているのです。そして、そのトンネルの中を白い朝靄が漂っていました。スピードは時速30Km。車のライトをつけて、ゆっくりとゆっくりと車を走らせていました。一人で車を走らせていると、世俗から隔離されたような気分になっていました。
 
 奈半利町米ヶ岡から海岸のほうに向かい、六本松へ、そして平から西の平の海岸段丘へ上り、加領郷漁港に行き着きました。

 その間出会った人数は、5人。
 奈半利は案外広いのです。そしてきれいだったなあ。

 国道に出ると、賑やかです。車が連なって走っております。
 現実に戻ったようでした。
 早朝の米ヶ岡。不思議の国でしたね。


 ただ残念ながらカメラを忘れてしまっていたのです。
 また、行きましょう。
 頭の中に、記憶の中に残っております。美しかった。単純に感動です。
 たまには普段と違う時間に行ってみるのもいいかもしれません。

また、風が吹いた。

2010-07-12 13:19:04 | Vision East
 参議院議員選挙の投開票がありました。
 結果は民主党の敗戦。衆参ねじれ現象が現実のものとなりました。

 いろいろと大変でしょうが、いい経験です。
 どんな政党だって、どんな政治家だとて、順風だけということはありえないのですし、どのような状況になっても、高知県の安芸郡についてはあまり関係が無いように思います。
 自民党政権下でも、新政権となって以後も、アイも変わらずずっと厳しい状況が続いているのです。地元の高等学校の卒業生が就職するところとて無く、高齢化率はひたすら上昇を続けております。

 さて、少し静かになりましたから、高知県安芸郡の自立する姿を夢見て、始めましょうか。
 地域再生プログラムの発動です。

 この夏に何が出来るかが問題です。結構楽しい作業です。
 まあ、4~5年はかかるでしょうね。

 田舎の田舎。こうした場所から、都会に向かって風を届けられるかが課題です。

 田舎が田舎としてあり続けるための作業です。

 先ずは竹林の整理と製炭技術の確立。そして花を植えましょう。種をまきましょう。
 それに、多品種で少量生産の野菜作りに挑戦です。

 忙しいねえ。仕事の合間にやるのです。

独立行政法人。

2010-07-08 12:47:42 | 田舎の理屈
 中央省庁の効率化を目指して2001年から2004年にかけて89事業について設立された組織ですから、独立行政法人って20世紀にはなかった組織なんですね。それからたった10年、凄い成長です。

 独立行政法人通則法第2条にあります。「国が自ら主体となって直接に実施する必要のないものの中で、民間の主体にゆだねた場合には、実施されないおそれがあるもの、または一つの主体に独占して行わせることが必要であるものを、効率的かつ効果的に行わせることを目的として設立される法人。」

 高邁な理想を持って設立された法人も、いまは事業仕分の対象になっております。

 つくりっぱなしだったことから、こういう事態となっております。

 やってることが悪いとは思わないのですが、会計が不明朗なのと、天下りの巣窟となっているのは、いかがなものか。

 もう一度20世紀末の状態に戻してみたらいかがでしょうか。剰余金,留保金は全額国庫に返還です。
または、民営化してしまうのです。国家行政の枠組みからはずしたのですから、後は思い切って民営化するのです。
 どれをきるのかを論ずるより、どれを残なければならないのかを論じたほうがいいと思います。
 多分ですが,ほとんど田舎の生活には必要のない組織です。
 田舎のことは、田舎で決めたいですねえ。
 やり直しです。

喪失感だけ。

2010-07-07 16:11:13 | Vision East
 また、街中の店舗がなくなりました。かつては時計屋さんでした。
 この時計屋の親爺さんは、なかなかにいい人で、長年奈半利町のみならず高知県の商工会活動に尽力をされていた方だったのですが、後継者も無く廃業となって、店舗もシャッターを閉めたままになっていたのです。あの親爺さんも亡くなって、ついに建物を壊してしまいました。

 そういえば、時計屋さんだったのですが、いつの頃からかレコードなども販売していましたねえ。私もここで生まれて初めてレコードを買った記憶があります。洋画のサウンドトラックだったんですが、題名は忘れてしまいました。
 そう、もう45年ぐらい前のことです。
 地元の住民にとっては、多くの思い出がある場所だったのですが、形あるものがなくなってしまうと、寂しい限りです、



 仕方ないのかなあ。すでに相当数の店舗が廃業して、誰も歩いていません。50年程前にはこの周辺には100軒以上の店舗があったのです。今は昔の物語です。





 いつも思うのですが、壊すのは早いなあ。
 今度の日曜日に選挙があって、色々なマニフェストが提案されているのですが、誰か言わないでしょうかね。商店街の活性化案。大きな声で賛成を表明するところですが、どうでしょうかね。

 仕方がないという言葉。何度聞いたか分からないなあ。
 何をやってもいかん。これもよく聞くなあ。

これはダメ。

2010-07-06 09:20:21 | Vision East


 車が雑草に隠れています。かくれんぼをしているわけではありません。ただ放置してあるだけなのか、使わないだけなのか分かりませんが、この車、長いことこの場所に置かれていたのでしょう。
 ここは奈半利駅のすぐ近くなのです。

 高知県全体が龍馬ブームに便乗して、積極的に観光客誘致に向かおうとしているときに、駅周辺の「これはダメ。」を見てください。
 場所は奈半利駅周辺です。


 すこし雑草の整理をしなければならないような。芝生を張るんだったら、しっかりと管理をしないと、見苦しい事になります。
 かえって、山野草のほうがキレイかもしれません。強いし管理も楽ですしね。

 ゴミが散乱して、どうにもなりません。写真で見るよりずっと汚かったのです。東屋を作ることで、ゴミを捨てる場所を作ってしまったようです。
 座って食べるところまでは、善しとしても、ゴミを放置してはいけません。


 観光客は汚いところ、見苦しいところは敬遠してしまうでしょう。

 せっかくのブームともいえる人の流れを断ち切るのは、こうした場所の存在だったりするのでしょう。

 もったいないのです。