ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

喪失感だけ。

2010-07-07 16:11:13 | Vision East
 また、街中の店舗がなくなりました。かつては時計屋さんでした。
 この時計屋の親爺さんは、なかなかにいい人で、長年奈半利町のみならず高知県の商工会活動に尽力をされていた方だったのですが、後継者も無く廃業となって、店舗もシャッターを閉めたままになっていたのです。あの親爺さんも亡くなって、ついに建物を壊してしまいました。

 そういえば、時計屋さんだったのですが、いつの頃からかレコードなども販売していましたねえ。私もここで生まれて初めてレコードを買った記憶があります。洋画のサウンドトラックだったんですが、題名は忘れてしまいました。
 そう、もう45年ぐらい前のことです。
 地元の住民にとっては、多くの思い出がある場所だったのですが、形あるものがなくなってしまうと、寂しい限りです、



 仕方ないのかなあ。すでに相当数の店舗が廃業して、誰も歩いていません。50年程前にはこの周辺には100軒以上の店舗があったのです。今は昔の物語です。





 いつも思うのですが、壊すのは早いなあ。
 今度の日曜日に選挙があって、色々なマニフェストが提案されているのですが、誰か言わないでしょうかね。商店街の活性化案。大きな声で賛成を表明するところですが、どうでしょうかね。

 仕方がないという言葉。何度聞いたか分からないなあ。
 何をやってもいかん。これもよく聞くなあ。