諦めない教育原理

特別支援教育は教育の原点と聞いたことがあります。
その窓からどこまで見えるか…。

24 “やるしかないよね”

2019年05月22日 | エッセイ
   (写真)裏磐梯


「これも必要な経験だよ」と生徒に言ったり、「これも勉強ではなでしょうか」と学級通信を結んだりする。

 勉強と経験の詰め合わせが教育の総体であることは大まかに言ってほぼ間違いないから、これもこれもと入れて詰め合わせ袋の中はすぐ一杯になる感じがある。

 また、教育は誰でもが経験しているのでベタな議論が流通しやすい。一過的なポピュリズムにも流されることもある。
 各種団体が背後にあって「○○教育」というのが断片的に取り入れられたりする。

 それぞれは意義もあるし、善意でもあるからちょっと待てと言いにくいことが多い。

 そこで、子どもも先生も忙しいのでそれらを処理するようになると、お互いに「やるしかないよね」という不思議な共同意識?で「頑張る」ことになったりする。

 いろいろ変化が激しく流動的だ。
 子どもの側には、その流動性とはまったく別な内面的なニーズや原則がある。そこに対して思考が止まらないようにすること。同時にそれは、流れの中で先生が自分を保つためにも重要なことのように思う。
 
 

 

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