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夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

改装完了 浅絳山水画双幅 釧雲泉筆

2013-11-25 04:12:33 | 掛け軸
週末は家内の見舞いと家の整理と骨董の整理で忙殺されました。もっと時間が欲しい・・・。

さて釧雲泉の表具が改装となりました。以前に投稿した時にはシミが酷い状態でした。

改装前は下記のリンク先を参考にしてください。

浅絳山水画双幅 その1 右幅「夏雲」 釧雲泉筆水墨淡彩絹本軸装 軸先陶器 鑑定箱入
全体サイズ:縦2045*横638 画サイズ:縦1365*横505



両幅とも表具を改装しました。すっきりとした良い作品かと思います。




とくに左幅のシミが酷いものでしたが、片側だけの改装ではバランスがとれないので、双幅ともに改装となります。

浅絳山水画双幅 その2 左幅「冬泉」 釧雲泉筆
水墨淡彩絹本軸装 軸先陶器 鑑定箱入
全体サイズ:縦2045*横638 画サイズ:縦1365*横505



シミもきにならにない状態になりました。




なんとも費用のかかることとなりました。

浅絳山水画双幅 釧雲泉筆
水墨淡彩絹本軸装 軸先陶器 鑑定箱入
全体サイズ:縦2045*横638 画サイズ:縦1365*横505

表具の布も新しいものとしました。



軸先は陶磁器製のものをそのまま転用しました。



シミは完全とはいえませんが、鑑賞には支障のないようにきれいになりました。



本作品と同じような双幅がオークションに出品されていました。




落款、印章、出来ともに違和感を感じるのですが・・・。






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2 コメント

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素敵な表装ですね (すぎぴい)
2013-11-25 23:56:17
すっきりとしたいい表装ですね。
私は特に、「その1」の夏雲という題の作品が好きです。これまでご紹介されてこられた雲泉作品の内1~2位を私の中では争っています(笑)。

こちらの作品には年記がありませんが、「法倪迂」の作品とはサイズ違いでほぼ構図が同じ作品を資料(売立目録)で拝見したことがあり、その年記は丁卯(文化4年1807年)ですので、ほぼこの前後と考えて間違いないと思います。

また、2つ目の作品は、雲泉が屏風作品でいくつか残しているという「六遠図」で、文化3年(1806年)制作の中の「闊遠図」が、舟が2隻浮かんでいる遠方の部分が構図的に似通ったものを感じますので、そういう所からも、この双幅の製作時期が推測されると考えます。

改装された素敵な作品の紹介、有難うございました!
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改装 (夜噺骨董談義)
2013-11-26 08:32:48

製作時期の考察までのコメントをありがとうございました。

文化4年というと釧雲泉が亡くなる4年前の作品ですね。

「夏雲」は暑い夏には、涼しげでいい作品だと思います。大切に保存していきたいと思っております。

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