
藤井達吉の作品には画面全体を紺地などにして描いている作品がそれほど多くはありませんがときおり見かけま。
紺地金泥岩礁図(仮題) 藤井達吉筆
作品中印章のみ 紙本紺地金泥軸装 軸先陶器 共箱
全体サイズ:縦1640*横710 画サイズ:縦630*横590

このように全体を紺色の画面とし、金彩で絵を描いた作品は藤井達吉は好きだったようで、いい作品が多く、自分で表具まで関わっている共箱の作品が多いようです。

四国遍路の際に出会った海岸の風景のように思われます。

波のうねる様が金彩で表現されています。よく見ると岩上には2匹の鳥が描かれています。

うねる波は瀬戸内海?というより太平洋かもしれません。

軸先にはいつものように陶製が使われています。

表具はそれほど凝ったものではありませんが、バランスよくまとめられています。

収納箱は共箱といっても印章以外はなにも記されていません。作品中も印章のみで、印章は資料と合致します。

箱の印章も資料と一致しています。

箱裏の上部のふたつの印章は何でしょうか> 別号の「愚」や「無」のようにも見えますが、詳細は不明です。


同様に画面いっぱいに色彩を施して描いた作品に下記の作品が在ります。
出現 藤井達吉筆
和紙着色軸装 軸先木製 共箱
全体サイズ:縦1940*横730 画サイズ:縦890*横550

本日のこの2作品は藤井達吉の真骨頂と思える作品だと思います。
流派に縛られてばかりのお茶会ではなく、このような掛け軸を愉しんでお茶に親しむ風流さが失われていると感じるのは小生だけではないでしょう・・・
紺地金泥岩礁図(仮題) 藤井達吉筆
作品中印章のみ 紙本紺地金泥軸装 軸先陶器 共箱
全体サイズ:縦1640*横710 画サイズ:縦630*横590

このように全体を紺色の画面とし、金彩で絵を描いた作品は藤井達吉は好きだったようで、いい作品が多く、自分で表具まで関わっている共箱の作品が多いようです。

四国遍路の際に出会った海岸の風景のように思われます。

波のうねる様が金彩で表現されています。よく見ると岩上には2匹の鳥が描かれています。

うねる波は瀬戸内海?というより太平洋かもしれません。

軸先にはいつものように陶製が使われています。

表具はそれほど凝ったものではありませんが、バランスよくまとめられています。

収納箱は共箱といっても印章以外はなにも記されていません。作品中も印章のみで、印章は資料と合致します。

箱の印章も資料と一致しています。

箱裏の上部のふたつの印章は何でしょうか> 別号の「愚」や「無」のようにも見えますが、詳細は不明です。


同様に画面いっぱいに色彩を施して描いた作品に下記の作品が在ります。
出現 藤井達吉筆
和紙着色軸装 軸先木製 共箱
全体サイズ:縦1940*横730 画サイズ:縦890*横550

本日のこの2作品は藤井達吉の真骨頂と思える作品だと思います。
流派に縛られてばかりのお茶会ではなく、このような掛け軸を愉しんでお茶に親しむ風流さが失われていると感じるのは小生だけではないでしょう・・・
