夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

晩秋瑠璃 粛粲宝筆

2015-03-03 05:15:30 | 日本画
倉庫の改修工事・・、先週の縁側の木材の洗いが完了しました。



洗う前よりだいぶ綺麗になりました

この縁側部分の木材を洗った理由は古い柱を取り払い、別の位置に新しい柱を設けて盛り替えたことによります。古いまま見せるために新しい柱を塗装することも考えましたが、ちょっとそれは潔しとしませんね。



縁側も構造の外も柱を盛り替えて見晴らしを良くしました。主役の松を見えるように・・、縁側にサッシュが付きますが取り外すことも可能です。



茶室からの視界をよくするために起因しています。建具は秋田の実家に古くからあった障子・・、乞うご期待・・。



間取りはほぼ決定・・。柱の無くなった部分は大きな梁材で受けています。構造的にも徐々に補強を取り付けていきます。



古い割れた梁はそのまま見せます。片側はエアコンダクト用・・・、ここも仕上げを乞うご期待。



2階は小屋浦までの吹き抜けの予定です。



もちろん男の隠れ家的な空間も・・・。



最後までもめた母屋との渡り廊下・・、既存の母屋には水屋。



茶室までのアプローチ、ここで仕上げを思索中・・・。



さて本日はふるさとの骨董店で購入した粛粲宝筆の色紙です。ひと目で気に入り購入した作品です。

色紙での工芸品との見分け方は縁の金紙部分にも色がのっていると肉筆と見分けると仙台の額縁屋のご主人から聞いたことがあります。粛粲宝の作品はそれほど高価ではないので贋作の心配はさほど要りませんが、工芸品と肉筆画を間違えないように念をいれる必要はあります。



晩秋瑠璃 粛粲宝筆
額装水墨淡彩 色紙 タトウ入
画サイズ:縦270*横240


 
粛粲宝(しょくさんぽう):明治35年 新潟県生まれ、本名は水島太一郎、油絵を黒田清輝日本画を小林古径に師事する、花鳥・静物・人物画を得意とした、三越本店個展、連続16回、その他個展多数、フランス個展数回、東京在住、平成6年(1994年) 歿、享年91才。異色日本画家。



「好鳥亦知静 孤雲時就閑」について「晩秋瑠璃 好鳥亦静を知り 孤雲時に閑に就く」と裏に書かれたメモが付いていました。



どなたが記したのかは定かではありません。



鳥は瑠璃色・・。



好く鳴く鳥も静かさを知っているという意味か??



「孤雲時に閑に就く」この意味は?? 最近は考えることが多いわりにじっくり時間がとれなくて困っています。休みの日は息子が離れない・・

「好鳥亦知静 孤雲時就閑」か・・・。


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