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夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

忘れ去られた画家 柿二鴉図 長井一禾筆 その3

2013-11-09 09:20:49 | 掛け軸
家内の実家で採れた次郎柿が家内の入院する直前に我が家に送られてきました。緊急入院によりばたばたしており、落ち着いてから朝飯代わりになど頂戴するのですが、どうにも減りません。

会社などに持って行き、なんとか皆さんにも悪くなる前に召し上がってもらいました。

柿二鴉図 長井一禾筆 その3
絹本水墨淡彩 軸先木製
全体サイズ:縦1587*横441 画サイズ:縦1022*横332



収納箱の裏には「贈 坂東呂碩?女史 春□□洛□□事のなかれば 小□かに 義?□□ひし□の音にら□しる 呂住? 印」と記されており、贈り物であろうと推察されるが本作品との関連は不明です。



子共の頃、塀によじ登ってよく柿を採って食べたものです。



甘い柿など滅多に無く、大概は渋い柿でした。それでもいいおやつになり、皮のままかぶりついたものです。



鴉もこの柿は甘いか否かをじっとみて判断しているのか、ライバルが柿を採りに来たので睨んでいるのか・・。



その先にいるのは子共の頃のあなたかも知れませんよ

寒くて鼻水が流れるの拭きながら、去りゆく秋、来るべき寒い冬を感じている・・、そんな思いで鑑賞するにはもってこいの作品です。

長井一禾については本ブログの他の記事を参考にしてください。





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2 コメント

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歌の読み (夜噺骨董談義)
2013-11-12 06:29:07
なるほど、歌の読みをありがとうございます。

この箱と本作品はもしかしたら、関係ないかもしれませんね。共箱ではありませんので、、中身と箱がなにかの理由で違うかもしれません。

なにか関連性が見出せると面白いいのですが・・・。
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Unknown (minchou)
2013-11-11 18:57:17
今晩は。

箱書きですが、いくつかの字の崩しが正確でないせいか、それとも読解力の不足ゆえか、あるいははたまたその両方かは分かりませんが、ちょっと読みづらいですね。
それでも一応 「すえひろく華のながれは厳かに みちびく瀧の音にしらるる」と読んでみたのですが、どうでしょうか・・・。 
しかしこれですと歌の具体的イメージが何となく今ひとつピンと来ないという感じもするのでどこか違っているかもしれません。でもまあ一応ご参考までにということで。
ではまた。
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