夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

源内焼 その50 三彩楼閣文輪花皿

2015-02-09 05:10:16 | 掛け軸
前回投稿しました五枚揃いの源内焼の小皿に菓子を載せて一服・・。お菓子を食べた後に山邨風景が粋ですね。飾っておくだけではない源内焼を使う醍醐味が味わえます。



保戸野窯の平野先生の釉裏紅で描いた葡萄文様のお茶碗



数茶碗として作られた作品ですが、実にいい景色ですね。秋田市内を訪れる機会がありましたら、保戸野窯をどうぞ訪ねてみてください。秋田市内ですので駅からタクシーで10分程度です。作品の数は非常に少ないのですが、きっと品の良いお気に入りの器が見つかるはずです。



緑釉と釉裏紅のコントラスト・・、もう一茶碗は金襴手・・・・、これは骨董品???



本日は汚い~状態で購入した源内焼です。最近は源内焼のお値段が高くなり、ちょっと図集に掲載されている同図の作品で10万円を超えてしまうようです。図集に掲載されているとすぐ高くなる? 先日も図集に掲載されてる絵瀬戸が12万・・。ちっと高すぎない? 図録に掲載されると途端に高くなる傾向は興味深い・・・ 日本は出版物に敏感と評されるひとつの現象のように思われます。

それとネットオークションでは値段を吊り上げる出品者がいるので要注意です。履歴の新規や履歴の少ない入札履歴のある作品については入札価格をつりあげていると思ったほうがいいようです。

源内焼 その50 三彩楼閣文輪花皿
合箱
口径172*高台径105*高さ33



源内焼は売っている作品の多くが小汚い・・。下記はオークションにての写真ですが、吸水性の高い楽焼のような胎土なので古いものは汚れが付き易いようです。


 
本作品は緑釉を基調とした三彩の源内焼の皿でが、図録には掲載されていません。



裏側の汚れもちょっと洗うだけでよく落ちます。ただ、やわらかい陶磁器なので洗うにはそれなりのノウハウがあります。



洗うのはもっぱら家内の仕事・・。



本来、骨董商は古く作品を見せるのが仕事ゆえ、洗って出品しようとは思わないようです。



源内焼と称して本当にいろんな陶磁器をオークションに出品されていますが、源内焼は本来はもっと限定された高級?陶磁器です。古九谷や古鍋島に匹敵する作品群だと思います。






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