夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

色紙 春の花 伊勢正義筆 

2020-03-18 00:01:00 | 日本画
現在展示室は下の写真のような状況です。要る作品と要らない作品を仕分けしながら、収蔵スペースの棚を作る作業に取り掛かるためです。



本日は本ブログで幾点か紹介している同郷の洋画家である伊勢正義の作品の紹介です。なお伊勢正義の色紙の作品は初めて見ました。



春の花 伊勢正義筆 
紙本着色色紙 
画サイズ:横240*縦270



描いているのはパンジーでしょうね。

 

描かれた年代は不詳です。以前に紹介した掛け軸に仕立てられた「群鯉」は落款から1932年(昭和7年)、伊勢正義25歳頃の作でしたが、本作品は同一印章が押印されていますが、印章の欠けからもっと晩年になってからの作と推定されます。油絵以外にはこの印章が押印されています。



色紙の裏に記されている「恵存(けいそん けいぞん)」の意味は「お手元に保存していただければ幸い」の意味のようですが、自分の著書などを贈るときに、相手の名のわきや下に書き添える語句だそうです。

 

部屋の飾りというものは、茶室に限らず品よくありたいものです。だんだんと頂き物などが増えてくると飾りすぎになりますが、飾り過ぎは過ぎたるもの及ばざるがごとき也・・。



ところで床や飾り棚には一作品か二作品まで・・・。蒐集作品をグダグダたくさん並べるには愚の骨頂といつも反省しています。そのための作品整理と蒐集棚の改装・・・・



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