インターネットオークションにて福田豊四郎の色紙の作品を入手しました。「さくらんぼ」を描いた作品ですが、さくらんぼを描いた作品は当方では3作品目の紹介となります。
さくらんぼ その3 福田豊四郎筆 その167
紙本着色 色紙タトウ入
3号 画サイズ:縦240*横270
晩年の作はやはりうまい・・・。
福田豊四郎は最晩年には病気もあり、大きな作品はあまり描けなかったのかもしれません。晩年の色紙の作品が当家には数多く遺っていますが、父が亡くなった際に、母が父が生前にお世話になった方々にお渡しするために、福田豊四郎に依頼して多くの色紙の作品を描いていただいたそうです。
その当時に描いた作品と思われるように、落款と印章から最晩年の昭和40年に描いた作品と推測されます。
若い頃から「さくらんぼ」を題材にした作品を福田豊四郎は描いています。さくらんぼに限らず林檎、蜜柑など多くの作品が当方にて所蔵しています。
さくらんぼ扇面 その1 福田豊四郎筆 昭和15年頃
紙本水彩扇面額装 324*175
さくらんぼ その2 福田豊四郎筆 昭和30年頃
3号 画サイズ:縦270*横240
紙本着色色紙 保存箱
「さくらんぼ その1」の頃のに父宛てに福田豊四郎が書いたハガキが当方には遺っています。父は福田豊四郎とは家族ぐるみの友人であり、さらには絵の絵ほどきを受けていたようです。
このハガキは「さくらんぼ その1」を額装に仕立てるときに一緒に額装にして入れ込んでおり、男の隠れ家にて飾ったりして愉しんでいます。
サクランボの季節となり、友人らから毎年送られてくるくるサクランボですが、甘酸っぱい味をいつまで楽しめるやら・・。