唐美人図 伝長澤芦雪筆 その1 2017-02-03 00:01:00 | 掛け軸 応挙の元、修業中のある冬の朝、芦雪は寒さで張られた氷の中に閉じ込められている魚を見かけます。その帰り道、氷が溶け先の魚が自由に泳いでいる姿に目を奪われます。その話を応挙にしたところ、「苦しい修業時代も段々と氷が溶けるが如く画の自由を得るものである。」と諭されて以来、この印章を生涯使い続けたといわれています。この印を「氷形印」と称する理由は前述のとおりです。一説には前記述は作り話ではという説、芦雪自ら欠いたのではという説もあるようです。 . . . 本文を読む