蔵などにある古い陶磁器の作品を漁るとよく見かけるのは今は使わなくなった盃台なる作品。同時に盃洗も同様に使わなくなりましたね。盃洗は本来の目的以外にも花入などいろんな用途があり根強い人気がありますが、盃台はなんとも使い道がなさそう・・。杉箱に収まって揃いでたくさんあるので余計に持て余してしまいます。松竹梅の染め付けとなっているこの作品は学燈と称される蓋置には使えそうですね。さてハンコ立てなどの文具な . . . 本文を読む
収納されている作品からは真塗りの盆は本当に限りなく出てきます。脚のない会席膳は40客あっても足りなかったのでしょう。追加で下記されたように下記の作品がありました。どうも一客が3,500円であったらしい。この「町田省三」なる人物の作品は大量にあるようです。状態は非常に良い状態で遺っています。茶席ではよく使われる器ですが、なぜこれだけの数が必要であったかというと他の普段使いの篁牛人には晩年に支援者がで . . . 本文を読む
5月の連休に男の隠れ家の荷物を整理していたら、実家の家の図面が出てきました。図面と言って杉の板一枚・・。家内曰く「私の実家もこのような図面一枚だったよ。」だと・・・。昔の大工は恐るべし!家内は男の隠れ家の庭を古いカレンダーの裏側にメモしながらなにやら観察しています。どうも庭に生えている草木類をメモしているらしい。小一時間程度でメモし終わったようです。恐るべし我が家の植物学者・・・。蒐集の師匠とも呼 . . . 本文を読む
男の隠れ家を増築することもあろうかと隣地が空き家になったことなどから、男の隠れ家の道路沿いの隣地と母屋の裏の敷地との2か所を購入しています。隣には空き家になったいた家屋をそのままにして収納庫として使っています。裏の敷地は近隣の除雪スペースや畑として重宝しているようです。いずれはこの敷地を使って男の隠れ家を増築する構想が膨らんでします。本日はその収納庫に収納していた屏風の作品の紹介です。上等な杉箱に . . . 本文を読む
当方の展示室の執務テーブルに置かれている藤田喬平作のガラスボールにはめ込まれている時計。なにかの記念品として作られてたのであろうから、数多くあるのだろうが、蒐集初期に集めた作品なのでそれなりに大切にしていました。しかしはめ込まれている時計が安物?で壊れやすいので、何度か修理していました。今回も故障したので、新たに見つけた新橋の修理店に持ち込んでみたら、今回はさすがにこの時計は修理不能ということで、 . . . 本文を読む
インターネットオークションに「双雀図」として出品されていた作品ですが、本作品は共箱ではないのですが、題としては「百舌の双雛図」が正解でしょう。5000円程度の廉価で落札できた作品ですが、福田豊四郎の動物を描いた作品は愛情が溢れており好きな作品となりそうです。*「百舌の雛」という作品を昭和8年(1933年)3月の第5回秋田美術展に出品された記録があります。どのような作品かは観ていないのでわかりません . . . 本文を読む
本日は本ブログにて二度目の紹介となる画家の作品です。椿 鈴木竹柏筆 その2紙本着色額装 共シール 誂タトウ額サイズ:縦445*横415 作品サイズ:縦140*横145鈴木竹柏の画歴は下記のとおりです。*****************************鈴木竹柏:(すずき ちくはく) 1918年12月4日 ~2020年2月7日。日本画家、日本芸術院会員。日展の事務局長や理事長、会長を歴任。神奈 . . . 本文を読む
このブログは読まれる記事という側面より、当方のデータ整理という側面が強いのですが、ひとつの作品の記事をまとめあげるのに要する時間は結構かかります。写真整理、寸法測定、誂、作品の調査などetc。しかも自宅で息子に邪魔されない?時間となるとひとつの作品に数日を要する時もあります。しかも遅筆、粗雑な文ゆえ、ますます時間がかかり、時にはエイやと投稿してしまう場合もあり、ブログを読まれている方には申し訳ない . . . 本文を読む
真作とは思えませんでしたが、猫ファン(息子)のいる我が家にはちょっといいかなと思って入手した作品です。面白き?贋作 胡猫 伝前田青邨筆絹本着色額装 タトウ+黄袋P10号 全体サイズ:縦590*横705 画サイズ:縦400*横515下記の説明にあるように前田青邨には大きさが違う、紙本の同図の作品が存在します。そうと知ってはいても、真贋に不安があると思っても、たいして財布が痛まない程度?なら面白い作 . . . 本文を読む
本日は、きらびやかな色彩と骨太な筆触でユーモラスで幻想的な画風を築いた画家と評される野間仁根の色紙に描いた水彩画の紹介です。実は野間仁根は画壇きっての釣り師としても有名です。鰈 野間仁根筆 その3水彩色紙 画サイズ:縦270*横240******************************野間仁根(のまひとね):(1901―79)洋画家。愛媛県生まれ。1919年(大正8)上京し、翌年川端画学校 . . . 本文を読む
息子のウサちゃんもお茶の稽古に参加したらしい。ウサちゃんのセーターは息子が編んだものです。さて俗に「赤富士」の絵画の作品は縁起物として好まれます。どうも赤い富士は滅多に見られないので、赤富士を観た人は、厄介から逃れたり、商売繁盛の願いが叶うといわれているようです。東から東南に赤いインテリアを置くと縁起がいい、仕事が忙しくなる、悪縁が切れるなどと言われ、室内に赤富士を飾る人が多いとか。ならば当方もと . . . 本文を読む
家内がお茶の稽古から帰宅した日の夕食後に家でお茶会。息子がお茶をたててくれました。思いの外、美味しかったですようです・・・。さて本日の作品紹介です。西山英雄は実力がある画家のようですが、知名度からは現在はそれほど高い評価を受けている画家ではないように思われます。ただフォービスムを思わせる力強い作風は人の心を惹きつけます。本日紹介するのは色紙の作品ですが、その片鱗が窺い知れる作品だと思います。柿 西 . . . 本文を読む
今年も節分・・・、豆まきは息子の役目。撒くのはいいが、最終の片付けは小生。さて本日は本作品でおそらく3作品目となる中村貞以の作品紹介です。いままでは軸装の作品紹介でしたが、本日は額装の作品の紹介です。美人画 その2 中村貞以筆 その3絹本水墨着色額装 誂黄袋+タトウF12号 全体サイズ:縦755*横835 画サイズ:縦512*横593中村貞以の画歴は下記のとおりです。*************** . . . 本文を読む
昨年末の郷里での墓参りは雪中行軍・・。これは毎年のことですが、これでも昨年末は意外に雪は少ない方。一方で年始早々の亡くなった家内の墓は除雪されていました。男の隠れ家も健在・・・。さて本日の作品は本ブログでおなじみの寺崎廣業の作品ですが、最晩年の非常に珍しい四季の色紙の作品です。四季山水図小色紙 寺崎廣業筆 大正5年(1916年)頃 その113絹本水墨着色小色紙欄間額装 誂:黄袋+タトウ平成4年1 . . . 本文を読む
年末年始の帰省は暇を見ては未整理の漆器類の整理をしましたが、暖房のない物置での作業となりますのでともかく寒い。箱類には事前に用意した調べた資料を保管箱に入れて、さらに箱の中の作品が分かるように箱の外側にシールを貼ります。こんなことをする当方は余程こまめなのでしょう、、、。箱類にもガタがきていますが、少しずつ修理しています。良き作品はそれなりの収納箱に収められているものですが、保全に努めないと作品ま . . . 本文を読む