ひどい(+_+)
リハビリで治るのなら希望はあるが、望めないのなら絶望しかないではないか。
楽しいことがいっぱいあったはずなのに。
きっちり責任の所在を追究すべきだ。
でも家族がそれをやるのはつらすぎる。
頑張れっていうのも無責任だし。
「部活で重度障害」大阪府を提訴 元府立高生「顧問、監督怠る」
大阪府立高校の器械体操部の部活動中に鉄棒から転落して負傷し、重度の後遺障害を負ったのは顧問とコーチが安全に配慮した指導と管理を怠ったのが原因として、元部員の男性(20)と家族が府を相手取り、計約2億4800万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こしたことが19日、分かった。府側は同日開かれた第1回口頭弁論で、請求棄却を求めて争う姿勢を示した。
訴状によると、男性は高校3年生だった平成22年4月7日、高校の体育館で鉄棒の練習中に落下。頭と首を床のマットに激突させて首の骨や神経を損傷し、胸から下が動かなくなった。病院やリハビリ施設に約2年3カ月入院したが、母親らの介護が必要な車いす生活となった。
男性側によると、顧問は体操部の指導経験がなく、事故当日は練習に立ち会っていなかった。また、外部から派遣されていた男性コーチは5月の大会に向け、ほとんど成功したことがない演技の練習を指示。本番での補助は減点されるとの理由で他の部員に補助に入らないよう指示した上、自分も鉄棒から離れていたといい、顧問はけがをしないようにコーチを監督する義務に違反したとしている。
府教委の担当者は「痛ましい事故が起きてお気の毒に思う。できる限り誠実に対応していくが、府の責任については争いがあるので主張していく」と話した。
■「普通の生活もう…」
「普通の人と同じ生活はもうできない。違う世界にいると思わなければ、とても生きていけない」。部活動中の事故で車いす生活を強いられた男性は悲痛な心境を明かす。
事故当日、いつものようにウオーミングアップしようとすると、男性コーチは「試合前に何してんねん。早く練習やれ」とせき立てた。部活で使っていた鉄棒は昭和35年製でさびがひどく、普段から部員が顧問らに「滑るから危険」と訴えていたが、交換されていなかった。
準備運動もままならないまま、危険性を感じていた鉄棒で練習を開始。転落した際、受け止めたりするための補助役はおらず、床にたたきつけられた。
車いす生活になり、両腕もエレベーターのボタンを押せないくらいの機能障害が残った。首の神経を損傷したため体温調節ができなくなり、夏や冬は外出するとめまいなどの体調不良におそわれる。食事や入浴、排泄(はいせつ)は家族の介助が必要で、採尿するカテーテルから雑菌が入れば突然の高熱に悩まされる。
男性は「どうしてコーチや顧問は事故防止に注意を払ってくれなかったのか」と話している。