車検の見積もりついでに試乗しようかと思ったけれど、試乗車のスケジュールが変わったので先に試乗をどうかというので、乗ってきた。
試乗車は2ℓのガソリン車、Z package。
馬力やトルクは今の車より劣るのに、車幅は40mm程拡く1,855mm。トレッドとタイヤ幅の和は1,850mmに対して機械式駐車場のトレー内幅は1,850mmジャスト。ダメだなと思ったら入庫を試してみましょうと言う。おそらく同様なことを心配する客がいたのだろう。
入庫したら案の定ギリ(^^;
2回やり直して入ったけれど、雨天時や夜には、キーキー鳴きそう。



トルク的に劣ると感じたし、2.5ℓのハイブリッドはタイヤ幅が225で10mm余裕ができるというので、更に高槻の系列他店まで試乗に連れて行ってもらった。
確かに、2.5ℓハイブリッドは、2ℓよりは加速がよく今の車と遜色はない。
でも、あとでカタログを見てわかったことだけど、2.5ℓハイブリッドはタイヤ幅が225で10mm小さいものの、トレッドが2ℓに対して10mm拡くなっていた。なので、タイヤ外側-外側の寸法は2ℓガソリン車と同じ(>_<)
ハイブリッドの構造故に片側10mmの確保が必要だったんだ。
気になったのは以下。
・室内寸法上は今の車より若干広いのだけれど、官能的には狭い。
・アイポイントが今の車に比して低い。シートを上げると天井が低く感じる。
・前列の中央が高くて圧迫感があり、室内が狭く感じる。
・ナビ画面がダッシュボードから出っ張ってて見栄えが悪い。
・サイドミラーが今の車より小さい。
・ルームミラーの後ろのカメラスペースとその助手席側の何か(忘)が角張っててセンス悪いし邪魔。
・ドアの取っ手が前よりで閉めにくく開けにくい。
・ミラー横ドア内側の板金が露出してて見栄えが悪い。
・天井の内張りがチープな質感。
・リヤスペースが今の車と比して狭い(絶対的には広い方なんだろうけれど)
・ドアの閉まる音が安っぽい。
・ステッチがある内装は見た目高級感があるけれど剛性がなく柔でチープ。ドアのステッチ内装は簡単に撓む。
・フェンダーが未塗装。耐候性が心配。
・ハンドルが革巻きでも、今の車より細くて頼りない。
・スピードメーターが液晶になっていて非常に見づらい。
・RAV4という車名がシニア層には敬遠されそう。
【良かったと思う点】
・進化した安全装備。
・フロントピラーによる死角が今の車より断然少ない。
・バックドアの電動。
・コの字のポジションランプ? デイライト?
総じて、この車に4百万超を出す価値はない。
今の車に対して、パワーと室内空間は遜色ないのに慌てて買い替える理由が見当たらない。まして、機械式駐車場のトレーにギリのサイズ。
突然に今の車に愛着が湧いてきたし。
日本ナイズを怠って、ターゲット層をどこにしたんだろう?
分母を小さくしても売れるという見込みはきっと外れる。
担当者は、RAV4は人気だと言っていたけども、11時から15時迄、試乗したのは私一人のみ。
価格からしてミドル以上がターゲットと思うけれど、デザインや車名からして、年齢の上限が相対的に低くなると思うので、分母がさらに小さくなる。
分母の大半を占める人達には、価格に見合った車とは映らない。販売系列が異なる近々M/C予定のハリアーと競合しそう。
今の車をもう1年乗って、他車のモデルチェンジを待とう。買い替え前提で試乗したわけじゃないけれど、担当者は見積りまで作ってくれて乗り気。半日付き合ってくれた担当者には大変申し訳ない。
ありがとう。
お疲れ。