世界中の視線が注がれてる中でのジャッジって大変だな。
テレビのニュースで、西村主審が、クロアチア選手の抗議に対し、「毅然と対応しました」なんてのは、
大昔の日本みたいでおかしかった。
グローバルな感覚が欠如してるコメントだなと思った。
ブラジル代表FWフレッジ「あれは間違いなくPK」「FIFAが事前に基準を通達していた」
ISM6月14日(土)13時39分配信
現地時間12日(以下現地時間)に行なわれた2014年W杯の開幕戦、ホスト国ブラジル対クロアチアの試合で得たPKについて、ブラジル代表FWフレッジが自分は相手に倒されたとコメント。PKの判定で間違いないとの見解を示した。
ブラジルはこの試合、11分にオウンゴールで1点を失ったが、その後ネイマールが決めて同点とすると、71分にクロアチア代表DFデヤン・ロヴレンがフレッジをエリア内で倒したとしてPKの判定に。クロアチアの選手たちは接触はなかったとして主審の西村雄一氏に詰め寄ったが、判定は覆らず。このPKをネイマールが沈めて逆転したブラジルは、最終的に3対1で白星を収めた。
この判定について、クロアチア代表のニコ・コヴァチ監督は試合後、「あれがPKならバスケの試合だ。バスケだったらあの種のプレーはファウルになる」「全世界が大きなミスを目撃した」と、怒りをあらわにした。しかしフレッジは13日、CBF(ブラジルサッカー連盟)の配信した動画のなかで、「あれは明らかにPKだった」とコメント。「僕はボールをコントロールし、まさに振り向こうというところだった。そのとき、肩を掴まれた。そのせいでボールに届かなくなり、バランスを失い、倒れた」と、相手のファウルは明らかだったと述べた。
フレッジは続けて「僕はエリア内の狭いところにいたが、左肩へのチャージがゴールチャンスを阻んだ。あれは明らかにPKだ。多くの人がPKじゃなかったと言っているが、チャージがあったのは確かで、それが僕をボールから遠ざけ、ゴールを阻んだんだ」と繰り返した。
このPK判定は広く批判され、その多くは西村主審の判断を疑問視するものだが、FIFA(国際サッカー連盟)は批判を一蹴。フレッジの倒れ方が上手かったとする声もあるが、FIFAの審判委員長を務めるマッシモ・ブサッカ氏は、西村主審のポジションは判定を下すには十分だったとコメント。試合はたった一度の笛ではなく、90分全体に基いて評価されるものだと述べた。
ブサッカ氏は「我々は人間だ。人生で一度もミスを犯さない人間はいない。それも人生の一部だが、審判員はその責任を背負って生きている」と語った。
試合直後はドーピング検査のため、インタビューに応じられなかったというフレッジ。同選手は「FIFAは全代表チームに審判委員会のメンバーを送り、選手一人ひとりと話をさせている。そのなかで選手たちは、エリア内で相手を掴んだ場合は見逃されることなく笛が吹かれ、PKになると伝えられている」ともコメント。審判員はエリア内での手を使った反則には特に注意を払っていると、FIFAから事前に通達があったはずだと述べている。(STATS-AP)
FIFAが西村主審を擁護 今後の担当については明言せず
GOAL6月14日(土)4時0分配信
ブラジルがクロアチアを3-1と下した12日の開幕戦で、西村主審はタイスコアで迎えた69分、クロアチアDFデヤン・ロブレンがブラジルFWフレッジを倒したとしてPKと判定。FWネイマールがこれを決めて逆転したブラジルは、MFオスカルがダメ押しとなる3点目を決めて白星発進した。
ロブレンとフレッジのコンタクトが激しいものではなかったことから、西村主審のジャッジは正しかったのか、世界的に大きな議論を呼んだ。だが、ブサッカ氏は次のように話している。イギリス『スカイ・スポーツ』など複数メディアが伝えた。
「W杯における責任は大きく、あらゆる判定が多くのことを変え得るということを、審判たちは分かっている。レフェリングにおいては白と黒があるが、ボーダーラインのケースもあるんだ。昨日の件については、(コンタクトが)十分だったかどうかという議論をすることができる」
「審判はピッチで1秒以内に決断を下す。これが、審判がピッチで見たことだ。彼は良い位置にいた。だが、彼はFWでもDFでもない。倒れるに十分(な接触)だったかは、選手たちに聞かなければいけないことだ」
ブサッカ氏はコンタクトがあったという事実を強調している。
「接触はあった。それがなければ、議論することもなかっただろう。触っていなければ、つかんでいなければ、議論にならない。左が触れていて、それから右手も触れた。手を使ってプレーすれば、審判は明確にそれを見て、どちらかに決める。ミス? それはあなたの意見だ。そう言いたいなら、言うことができる」
西村氏が今大会で今後ホイッスルを吹くのか、ブサッカ氏は分析が終わっていないために明言できないと語った。
「それは不可能だ。まだ分析をしていないからね。我々が分析しなければいけないのは、一つのジャッジではなく90分間だ。明確な分析をしなければいけない。それからどうなるかを見よう」
「罰と言うのは正しくないよ。罰とは路上で誰かに罪を犯したときのことだ。見たことに正直に決断した場合は、罰はない。我々は人間なんだ」
また、ブサッカ氏は、ホスト国ブラジルを有利にする傾向はないとも強調している。
「ジャッジをするときは、選手Aや選手Bを見るだけだ。『ブラジルをジャッジしているんだ』などと言っている時間はない。我々が一つのチームを有利にしている? おいおい、それは空想さ」
「審判たちは正直だと信じなければいけない。ミスがあるかもしれないが、我々は彼らをリスペクトしなければならない」
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