腐れゲー道

プレーしたゲームの感想文を、ダラダラと粘着質に綴ります。

シアトリズムドラゴンクエスト

2015年10月12日 17時54分31秒 | ニンテンドー3DSゲーム感想文
先日プレーした「ドラゴンクエストヒーローズ」は、面白かった。ガッツリとゲームにハマることが出来た。
もちろんゲーム的に面白かったというのもあるが、この作品については「ドラゴンクエストだから」という理由が大きい。
ドラクエだから、面白い。それほど俺の中にはドラクエが根付いている。ここに訴えかけられりゃ、対処の仕様がない。
DQHは、近年のドラクエに複雑な感情を抱いていた俺に、久々にドラクエの良さを思い出させてくれた。俺はドラクエが好きなんだ。
MMO化やガチャゲ化その他は気に食わんが、だからって見限られるほど俺の中のドラクエは軽くない。もう一生ものだ。
ありがとうドラクエ、これからもよろしくドラクエ。……11? うーん……ま、まぁ前向きに検討させて頂いており……。

で。俺に根付いているドラクエだが、その形は様々だ。グラフィックだったり、物語だったり、戦闘だったり、音楽だったり。
その中でも「いつまでも色褪せない」のは、やはり音楽だろう。時間が経っても最高であり続け、永遠に楽しめる。
他の要素は自分や時代の変化により、最高の思い出として君臨し続けても、いつまでも「最高の品質」ではいられない。
古いドラクエの絵を今見ても「綺麗だ!」とは思わない。当たり前だ。「味がある」といった方向性ならアリだが。
しかし音楽は違う。現役で最高。実際俺は今もしょっちゅう原曲まんまのドラクエBGMを聴いている。延々最高のままだ。
無論音源はチープだが、そんなもん曲の品質とは全然関係ない。寧ろ「あの音あってこそ」だ。アレンジなど無用!!
この点がゲーム音楽の強いところで、他の要素と同等の「思い出補正」を受けつつ、品質もいつまでも保たれるのだ。
ハッキリ言って、新興のコンテンツでは勝負にならないレベルだ。無敵である。卑怯である。大好きである。
「かつて大好きだったゲームのBGM」はそれだけ強い。ドラクエの音楽は、俺が死ぬまで最高の曲であり続けるのだ。

前置きが長くなったが……DQHは、当然ながらBGMにドラクエシリーズの曲を多用していた。新曲は皆無だったかもしれん。
ゲームにすっかりハマっていたんだから、曲もそれだけ耳に入る。……結果として、俺の「ドラクエ曲熱」が非常に高まった。
ドラクエ曲が良い。ドラクエ曲が好きだ。もっとドラクエ曲に浸りたい。曲を聴くのももちろんいいが、他にも何かないか!?
……あるではないか!! 「シアトリズムドラゴンクエスト」が!!! ドラクエの音ゲー、今の俺にこれほど適したゲームはない。
速攻ポチった。値崩れしていて、新品1580円だった。初回特典DLCもついてきた。……喜んでいいのかな。はぁ。

さて、シアトリズムドラゴンクエスト。購入動機は上の通りだが、実は今作、すぐに買うつもりだった。発表直後に購入決定だった。
だって、ドラクエの音ゲーである。俺のハートにドストライクである。一報を聞いて思ったのは「これずるいだろ」だった。
シアトリズムシリーズに関しても、FFの2本で十分な信頼感があった。特にFF2作目は、もしかしたら一生モンかもしれん逸品である。
……だが、結局購入は見送った。製作者に裏切られたからだ。ハッキリ言っておかしい。自分の選択が間違ってたとは思わない。
今作の収録曲は、基本「アレンジ版」なのである。俺はこれがどうしても納得できず、一気に意欲が萎え、見送ったのだった。

アレンジ曲自体は悪くない。ファミコンの曲はファミコンゲームだから合うのだ。リメイク版には相応の豪華さが必要になる。
ドラクエは多くのリメイク・外伝があるから、原曲も何度もアレンジを受けている。それはそれでもちろんあっていい。
……けど、それをこの「シアトリズム」に使うって、ぶっちゃけアホかお前、と。何考えて生きたらそうなるんだ、と。
シアトFF1作目のキャッチコピーは「思い出を自ら奏でよう」だった。そういうゲームだ。「思い出」を奏でるのだ。
だったら採用するのは原曲に決まってるだろう。アレンジ「も」あるならともかく、アレンジだけって。死ねばいいのに。
この件、俺は当初「ンなの原曲採用に決まってるでしょww」と楽観してたんだが、情報が出てくるにつれ徐々に不安が募った。
「意見が分かれる」次元の問題とは思えない。誰が考えても原曲で然るべきだ。なのにわざわざ、変なコトしないよね!?
……しました。やーもー呆れてモノも言えませんでしたよ。無論、購入中止。アホか死ね。全部お前等が悪い。はぁ。
勝手な想像だが、これはすぎやまこういち氏が強硬にアレンジ版を推し、製作者が折れてしまった結果ではなかろうか。
「すぎやまこういち氏再監修のこだわり音源を使用」という記述がパッケージ裏にあるからだ。
既にFF2本の実績がある製作スタッフが、わざわざアレンジ版を採用したがるとは思えない。……まぁ結局想像だけど。
仮に想像通りであっても、もちろん製作スタッフが被害者なわけない。上の暴走を抑えられなかった連中の責任だ。
ホント、あり得ない。今作プレー中も、何度「これが原曲だったらなぁ」と思ったことか……。

そんなわけで発売日に見送った今作を、結局購入しプレーすることとなった。まぁこうなった以上は楽しもう。
アレンジつっても「あの曲」である。それに今ではDLC提供の曲が結構多く、中にはファミコン原曲のものもある。
DLCは、DQH同様、全曲完全無料!! ……うーむどうしたスクエニ、何があったんだ。正直不気味だぞ。ごめん失礼だな。
ただ、eショップにて一つ一つDLする手続きは非常に時間がかかって面倒臭く、ウンザリした。一括でやらせてくれや。
今作の新DLC配信は、多分もう終了している。従って今からやるのが一番良いとも言える。これでよかったのかな。はぁ。

システム面は、FFのそれを概ね踏襲している。悪く言えば手抜き臭い。まぁ同シリーズと考えるべきなのか。
音楽とともに流れてくるアイコンを「タイミングよくタッチ」「矢印方向に弾く」「しばらく押して離す」の3通りで処理していく。
「矢印弾き」については、相変わらず「ちゃんとやったのに!!」というミスがよくある。……が、これはもうしゃーないだろう。
あ、そうそう、俺は先日、終了が近付いたクラブニンテンドーにて、余ったポイントを使って「特製タッチペン」を貰ったのだが……
これが今作のプレーで非常に役立った。純正より長く太く、普通のペンの様で持ち易い。とても快適だった。
FFCCの時は、先を引っ込めたボールペンでやってたからな……アホか俺。正直嫌々交換した景品だが、予想外の成果だった。
つっても別にクラニン製だからってわけじゃない。多分100円屋でも同等品が売ってるだろう。そんな感じの品質だ。
ただボールペンで代用するのはダメだ。当たり前だろ馬鹿。気合を入れて今作をやりたい人は、タッチペンに拘りましょう。はぁ。

音ゲーの種類もFF版譲りで、戦闘曲の「BMS」、フィールド・ダンジョンの「FMS」、作品象徴曲の「EMS」の3種となっている。
FMSはFF版ほぼそのまま。まぁ弄る要素がなかったか。EVMSは背景にムービーが流れる特別仕様だが、難度が高い。
そしてBMSは……戦闘システムをドラクエに合わせ、画面構成をドラクエ戦闘にし、アイコンが上から下に流れるようになった。
これにより、FF版より難度が高くなったと思う。感覚的な話だが、俺はFF版の横に流れる方式がやり易かった。うーむ。
ちなみに今作は、驚くべき事に3D立体視に対応していない。「今時あり得ん」仕様だが……これは恐らく、BMSのせい、だ。
上から下にアイコンが流れるのに、立体視に対応してたら、音ゲーとして非常にやり辛くなる。このモードに立体視は不要だ。
でも他のモードだけ対応ってのも変な話だから、全面カットしたのだろう。……コスト削減の意味ももちろんあったろうが。
3DSの3D表示は、もう見慣れたから別に見栄えするもんでもないが、無けりゃ無いで非常に地味である。当然、欠点だな。
「ドラクエオールスター」なゲームなのに、この地味さは寂しいなぁ。見辛さを説明しつつ対応させてほしかった。はぁ。

モードは幾つかあるが、取り敢えずは曲を解放するために「チャレンジモード」をやっていくことになるだろう。
別に難しく考えなくても、テキトーにチャレンジをやっていれば曲はどんどん増えていく。やる事はただの音ゲーだし。
曲を解放し切ったら、今度は仲間だ。仲間は「オーブ」を集めることで増やせるんだが、これを効率よくやるには「すごろく場」だ。
すごろくでゴールしボスを倒せばオーブを入手できる。……しかしこのモードは糞つまらなかった。存在意義が分からん。
俺は音ゲーがやりたいのに、何ですごろく? 止まると音ゲーが始まるマスもあるが、異様に少ないし。ほんますごろく。
本編ドラクエでもすごろく場が登場する作品は幾つかあるが、ハッキリ言って何故搭載してるのか、何が面白いのか皆目不明。
今作でも、仲間を集めるために非常に嫌々プレーした。集めきったらもう用は無い。もう一度訊くが、何ですごろく???
ったくやれやれだ。他には「上級チャレンジ」や「その日チャレンジ」等があるが、まぁやりたきゃやればって内容だ。
曲と仲間を出し切れば、後は一つ一つの曲をじっくり遊ぶのが一番楽しいと思う。

仲間は矢鱈と多く、また「転職」により様々な職業に就かせられる。……が、FF版同様、この辺の要素はさっぱり面白くない。
今作は音ゲーであり、俺は音ゲーをやりたいのだ。別にキャラを成長させたいわけじゃない。成長させる意味も殆どないし。
成長すればBMSで敵の討伐数が増え、FMSだと移動距離が伸びる。それで宝箱を多く得たりも出来るんだが……やはり、嬉しくはない。
音ゲーだけだと飽きるからとこういう要素も入れてるんだろうが、喜んでる人いるのか? FF版では好評だったのか?
レベルは99でカンストし、そうなるとそのキャラは転職させざるを得ない。するとレベルは1に戻るし、何より転職作業が面倒臭い。
育成要素をやる気になれんが、さすがに経験値を無駄にはしたくない。だから成長限界の度に酒場へ行って転職。ああ面倒臭い。
音ゲー攻略には度重なる試行と集中力が必要なんだから、こんな「余計な要素」にいちいち気を割きたくはない。
せめてレベル99以降も経験値を溜められるようにしてほしかった。それを転職後に使用できる、というような。
形としては不自然だが、別に本編じゃないんだしいいだろう。とにかく育成要素には魅力一切無し、である。はぁ。

キャラ絵は、FF版をまんま受け継いでいる。……曲のアレンジと並んで、俺が今作の購入を一度は見送った理由だ。
相変わらず非常に気持ち悪く、全く良さを感じない。台詞が一切ない中、万歳で喜ぶ姿はいっそ不気味なくらいである。
FF版ではソシャゲ版との統一が理由だったが、今作もそうなのか? どうでもいい。俺にとって徹底的に最低のデザインである。
そして今作にはFF版以上にデザインの弊害があった。何って、モンスターである。ドラクエの特徴的なモンスター達である。
音ゲーながら一応戦闘の要素があるので、モンスターは登場する。となると絵があるわけで。……「あんな感じ」なわけだ。
いやもしかしたらキャラ絵とは別人が描いてるかもしれん。よう分からん。ただキャラ絵と同様、徹底的にダメなデザインだった。
あの素晴らしき鳥山絵を、どうしてこんな変な形にするのか。もうちょい似せろよ頼むから。変なデフォルメ要らないんだよ。
あんな気味悪いはぐれメタル見たくなかったよ。シアトシリーズ、デザインだけはマジで再考して下さい。ホンマに。はぁ。

操作周りはFF版とほぼ同じで特に不満もない……んだが、一つ、あり得ないことが。何と今作、サウンドテストがないのである。
音ゲーである。ドラクエである。プレーする以外でも、サウンドテストモードで好きなだけ曲を聴きたいと思うのは当然だろう。
だが、ない。FF版ではイヤホンを挿すと3DSをスリープにしても流し続けることが可能で、音楽プレーヤー代わりにも出来たのに。
……再び想像だが、これもすぎやま氏がゴネたんじゃないかなぁ。サービス良過ぎる、と。CDが売れなくなるやんけ、と。
ジャスラック幹部の血が騒いだか。いや想像だけどね。実際は知らんけどね。でも、無いのは本当にあり得ない。はぁ。
FF版ではかなり世話になったモードなので、心底残念である。そんなに金が欲しいなら、せめて有料DLCで提供してよ。はぁ……。

FF版にあったものと言えば、今作には対戦モードがない。俺はあまり興味がないからいいっちゃいいが、不満な人もいるだろう。
構成はFF版まんまなのに、何故省かれているのか。手を抜ける箇所があるなら、その分の労力を割く場所もあっていいだろう。
まー結局、FF版のサービスが良すぎたってことかな。あれを基準にしろと言うのも確かに贅沢な気がする。うーむ……。

FF版になかった要素は、矢印アイコンを排除した「シンプルモード」か。文字通り、このモードでは矢印アイコンが流れてこない。
今作のミスは大半が矢印での失敗なので、シンプルモードではフルクリティカルも楽に取れるだろう。……けど、やる気にはなれん。
初心者向けに作ったんだろうが、俺には甘すぎて燃えなかった。まぁ明確に分けられているから、目障りでもなかったが。
成績はシンプルとノーマルで別々に記録されるので、シンプルでいい結果を出しても威張ることはできない。この点は良かったな。

さて、後は只管プレーである。今作は収録曲が少なめだ。FFCCが異常に多かったからと言うのもあるが、全部把握できる感じだ。
……そんな収録曲を眺めていたら、俺の「コンプ欲」が刺激された。コンプリート、つまり完全クリアーを達成する欲望だ。
シアトリズムでは、最適のタッチをすると「クリティカル」評価を貰える。これを全てで達成すると「フルクリティカル」だ。
その曲における最高評価である。当然記録はセーブされ、ピカピカと表示される。……気持ち良い。よし、狙おう。
曲の難度は「ふつう」「難しい」「激ムズ」の3段階がある。取り敢えず、ふつうから順繰りにのんびり埋めていくことにした。
ふつうは、簡単である。流れが遅すぎて却ってやり難いことはあるが。難しい も、複数回の挑戦で何とかなるレベルだ。
しかし、やれると言っても、求めるは「完璧に」である。ミスは一切許されない。一度でもミスれば、当然最初からやり直しだ。
ハッキリ言って極めて贅沢で尊大な目標を立てているので、この段階でもそれなりに苦戦した。俺のレベルに合ってなかったか。
けど頑張った結果、ふつうは全曲、「難しい」も、一部長すぎる曲以外は全てフルクリを達成。はっはっは。俺、偉い。は。

……さて。残るは「激ムズ」である。名の通りである。下2つとは一線を画す速度と数でアイコンが襲い掛かってくる。
激ムズに関しては……BMSは大半が無理でした。あれはフルクリできません。幾らやっても出来る気がしません。
当然挑戦自体は何度もやったが、BMSの激ムズは文字通りの難度で、歯が立たなかった。手に負えない。
情けないことを言うけど、「やれる気配」がしないと挑戦は出来ないからね。はは。能力の限界ってやつさ……。
その分FMSと一部EMSに全力を注ぎ込み、必死に頑張った。結果、多くの曲で激ムズフルクリを達成できた。
今作でもFF版2作目と同様、クリア結果をスクショで保存できる。ええ、しました。んで、以下曲を語りながら貼ることにする。
多分このページはかなり重い。すみません。もちろん、自慢の為である。大変だったもん。俺頑張ったもん。許してください。
「一つのミスもなく」なんて、目指すもんじゃないよなぁ。難所で何度も躓く。難所を突破できた! と思った次の平原で躓く。
とにかく失敗=やり直し。曲に浸るゲームなのに、フルクリを目指しているとだんだんそれどころではなくなってくる。
FF版2作目で「FF3バトル2」のフルクリを達成した時も、眩暈がするほどやり直したので、正直ちょっと食傷気味だった。
大好きな曲も、フルクリ狙いの疲弊で「聴き飽きて」しまう。これは由々しき事態である。曲に浸りたいのに、本末転倒である。
もちろん一時的なもので、時間が経てばまた好きになるが。目標を定めるのはいいが、身の丈に合ったものにしましょう。やれやれ……。

では曲感想。1~4の幾つかの曲は、ファミコンオリジナル版がDLC配信されている。実に嬉しい。これだけで買う価値ありだ。
選曲も概ね満足だが、唯一「祠の曲」が一切ないのが非常に残念だった。俺、ドラクエの祠の曲大好きなのに。
どの作品でも物悲しくも神秘的で、ドラクエ独特の雰囲気が強く出ている。4や6の祠曲は特に音ゲーやりたかったな。はぁ。


○DQ1

・広野を行く(アレンジ・ファミコン版両方)

記念すべき初代のフィールド曲。非常に朴訥としていて、冒険感は薄い。勇者のカニ歩きも相俟って、少々間抜けな雰囲気だ。
散々俺は原曲派だと言ってきたが、この曲については3終盤でのアレンジ版の方が好きだ。……つくづく勝手やのう。はぁ。
ともあれ、偉大なるオリジナルである。乗り物など不要、勇者には足がある。ただしその橋、気軽に渡るべからず……。

・洞窟
「アレンジ収録の犠牲者」1号。なんでこうしたすぎやまさん。俺はオリジナルをやりたかった……っ。
DQ1のダンジョンは、シリーズで唯一「周囲が真っ暗」で、松明やレミーラで照らさなければ何も見えない。非常に怖い。
更に下の階層に行くと、BGMがだんだんスローになっていくのである。この演出は今考えても見事だったと舌を巻くものがある。
だ~がそんな情緒は美しいアレンジにて全部ブチ壊されており、ただのダンジョン曲って感じ。別に駄曲じゃあないけど。
あー、ガライの墓B3Fとか、下手なホラーゲーより怖かったよなぁ。そういう時代があった。はぁ……。

・ラダトーム城

唯一復活の呪文を聞ける拠点だから、何度も何度も利用する。エラソー極まりない王様……後の義父がムカつく。
初代DQは、開始直後に「鍵」の使い方のレクチャーがある。これは初心者への配慮としてよく賞賛される。
だがあの部屋の扉は一度開くとそのままになるので、他の扉とは仕様が違う。あれは寧ろ勘違いを誘発させると思う。
……などと今更難癖つけてどうする。いいんだよドラクエなんだから! しんでしまうとはなにごとだ!! はぁ。


・戦闘(アレンジ・ファミコン版)
これも記念すべき最初の戦闘BGM。……しかし続編の曲とはかなり雰囲気が違うと思う。別人が作曲したかのようだ。
悪いわけじゃないが、どこかおもちゃっぽい? 子供っぽい感じの曲である。悪いわけではないが。
初代の戦闘は常に誰とでもタイマンという、何気に唯一無二の男らしさに溢れていた。今では味わえない贅沢である……。

・竜王

貴重なBMS激ムズフルクリを達成曲。実際意外と楽だった。アレンジ具合はかなり気に入らないけどね……。
あ、そうそう、竜王は一応今作のラスボスでもある。FF版と同レベルの全く必要性のない設定が一応用意されているのだ。心底無意味な。
プレーしていると溜まる「リズポ」というポイントが2万を超えると、唐突にこの曲が始まり、竜王と対決、勝てばED。
しつこいようだが今作にとって全く意味がない。これほど無意味なラスボス戦やEDは他にないだろう。要らんのだよこんな要素は。
それでも作ると言うなら、もうちょい気合入れてやれよ。損な役回りを押し付けられた竜王様が気の毒だったナリ。やれやれ。


・フィナーレ(アレンジ・ファミコン版)

初代のEDスタッフロール曲。一つの戦いが終わり、未開の地への旅という新たな挑戦が始まる。未来への一曲て感じだ。
2や3と比べればさほど思い入れはない……と思っていたのに、何度もプレーしてたら泣いちまった。根付いている。
……しかしローラと2人で未開の地へ旅立つってのはなぁ。無理がない? 実際は船団くらい連れてったんだろう。多分……。


○DQ2

・果てしなき世界(アレンジ・ファミコン版)

3人が揃った時のフィールド曲。2人の時は厳しそうな曲だったのに、一転穏やかな雰囲気になるのが面白い。
だが誰か(サマルとは限らんぞ!)が死ねば、その時点ですぐ2人曲に戻る。極悪難度のDQ2では日常的な光景である。
つまりこの曲は、3人生きてる=まだ戦える状態 の象徴なのだ。なるべく長く聴いていたいね。やれやれ……。

・Love Song 探して

個人的に、アレンジ版収録である今作の最大の犠牲者だと思う。何でこうした!? 怒りを込めて製作者を問い詰めたい。
正直サイテーアレンジとしか言えん。あの何時間でもループで聴ける名曲が、どうしてこうなった。はぁ…………。
ちなみに今作の初回特典で付いてくる3DSテーマでも、この曲(もちろんアレンジ版)が流れる。全然嬉しくないナリ。
「他の曲を全てプレーすると解放」という特別待遇の曲なのだが、もうホントガッカリ。フルクリ達成も喜び半減。はぁ。

・この道わが旅(ファミコン版)

さぁこれだ。俺はこの曲がやりたかったんだ。この曲の為にこのゲームを買った。買ってよかった。
DQHが俺のドラクエ熱、ドラクエ曲熱を再燃させてくれたことは先述した。だがより正確に言えば、この曲が原因だったのだ。
それはDQHのEDムービー。まぁめでたしめでたしで、悪くないEDだった。でも俺はさして感動もせず、ボーっと眺めていた。
そしてムービーが終わり、スタッフロールが始まり、流れる「この道わが旅(アレンジ版)」…………ブワッ。
俺はこの曲が大好きだ。3のEDと並び、シリーズ最高傑作と思っている。それが唐突に俺の耳に流された。不意討ちだった。
アレンジだったからガン泣きまでは行かなかったが、思いっきり心を揺さぶられた。すぐに今作を思い出し、購入に至ったわけだ。
更に今作ではファミコン版もDLCとして配信されている。プレー前に「この曲だけは激ムズフルクリを達成する」と決意したね。
……いやぁしかし、苦労しましたよ。何でって、涙で画面が滲むのでね。いやマジで。冗談じゃなくそれで困った。
実際んとこ、オリジナルDQ2をプレー済みで、かつこの曲を聴いて平気な人っているんだろうか。ぜってー泣くよ。はい。
ああ、素晴らしい。素晴らしすぎる。すぎやまこういちは神。ドラゴンクエスト2も神。永遠の名曲がここにある。
この道わが旅、果てしなく続く。こういう愛すべき過去を糧に、俺もまだまだ生きていかにゃならんな。……はぁ。


○DQ3

・冒険の旅(ファミコン版)

恐らく「RPGフィールド曲」としては日本で一番有名だろう。DQ3のテーマ曲、とも言えるかもしれん。無論、名曲である。
アレンジ版ではイントロが追加されているが、この曲のアレンジは色んなとこで耳にしているので、違和感が少なかった。
個人的にはカザーブ辺りで経験値稼ぎしてるシーンが思い出される。キラービー4匹が怖くてなぁ。嗚呼……。

・ピラミッド

イシスの難ダンジョン。到達レベルに見合わない強敵・ひとくいばこや地下の隠しアイテム・おうごんのつめが思い出される。
おうごんのつめは完全に「知ってなきゃ分からん」隠しアイテムだが、あれの情報はどうやって広まったんだろう。雑誌か?
でもそういう話は今まで聞いたことない。俺は例によって友達から教えてもらった。まさか自力で探し当てた人がいたのか……?

・おおぞらをとぶ

ラーミア曲。8で思わぬ復活を果たし、DQHでも「異世界移動可能」という能力を発揮していた。11でも出てきそうな気がする。
ただ3では、上の世界のバラモス城へ行くためだけの乗り物で、そこを突破した後のアレフガルドではもう乗れないのが残念。
ドラクエ初の飛行乗り物としてはもう少し出番が欲しかった。まぁ世界遊覧するのは楽しかったけどね。

・勇者の挑戦(アレンジ・ファミコン版)
シリーズ最高のラスボスと名高いゾーマ戦を彩る、シリーズ最高と名高いラスボス戦曲。聴いてて燃えるったらありゃしない。
……激ムズBMSの中でもこの曲だけはフルクリを達成したかったが、ごめん無理。俺の挑戦失敗。俺は勇者じゃない……。

・そして伝説へ

この道わが旅と並ぶ、最高のED曲。あちらがしんみり系なら、こちらは勇猛系か。まさに「伝説の始まり」を感じさせる。
いちいち語るのが憚られるほどの名曲である。ああ、もちろん泣きながらプレーしましたよ。この曲聴いて冷静でいられるかってんだ。
フルクリは非常に大変だった。最後まで残し、この曲で一段落しようと頑張った。けど物凄く時間がかかったよ。
その価値はあった、と思いたい。永遠の名曲を再び心に馴染ませた。伝説は、俺の中で、まだ続いている。いつまでも、な……。


◯DQ4

・呪われし塔

タイトルに反し、アップテンポで「不思議な塔」て感じの曲。個人的には2章さえずりの塔が思い出されるな。
しんみり暗い雰囲気の洞窟BGMとは対照的である。それでいい。ドラクエダンジョン曲は、FC版に限る。これはアレンジだが。はぁ。

・勇者の故郷(アレンジ・ファミコン版)

正確には「今はもうない勇者の故郷」か。非常に物悲しく、フィールド曲なのに泣きそうになる。デスピサロ絶対に許さん。
PSリメイク版にて「第6章」が追加され、ロザリーが生き返り、ピサロが仲間になった。この展開に納得のいかない人は多いはずだ。
俺もそうだ。勇者の故郷は滅んだままだ。シンシアは生き返らない。何故それをやったピサロをこうも厚遇する!?
俺はドラクエが好きだが、堀井氏の感性を理解できないことも多い。ピサロはDQHにまで出てた。いい加減にしろってんだ……。

・馬車のマーチ

導かれし8人が揃った時のテーマ。勇者の故郷とは打って変わって勇壮な曲調に燃える。
4の「8人パーティ」は当時画期的で、他にない味方の多さ、充実感を抱かせてくれた。まぁ丁度半分くらいは役立たずなんだが。
4人が戦ってる最中にサブは馬車でマッタリってよう考えたら酷い話だが、ンなこと言っちゃいけない。システムなんだよ。
あー、25年前。四半世紀だよ。ちょっぴり死にたくなるよね……。

・戦闘(ファミコン版)

BMSの中で、竜王戦とこれだけは激ムズフルクリを達成できた。元々好きだったけど思い入れが増えたよ……。
4は3からデータ量が倍加している。当然ゲームはより豪華になり、それは戦闘シーンでも顕著だった。
エフェクトが増えたり、軽いアニメーションが入ったり……そんな「豪華な戦闘のテーマ」として記憶している。
ドラゴンライダーやてっきゅうまじんといった後半の強敵との乱戦のイメージが強いな。イントロだけで力が入っちまうぜ。

・悪の化身
デスピサロ最終形態曲。……俺はこれより断然、その前の「邪悪なるもの」が好きなんだが。もちろん原曲版な。はぁ。
この段階だともう「化け物との殺し合い」であって、因縁のあるデスピサロとの戦いって気がしない。まぁ言っても詮無いか。
邪悪なるものが原曲で収録されていたら、フルクリに燃えただろうな。続編で待ってるよ……。

・導かれし者たち(ファミコン版)

4EDスタッフロールの曲。ファミコンDQのED曲は全ていい。その締め括りとなるこの曲ももちろん好きだ。
EDの内容的にあまり「めでたしめでたし」ではないが、勇者は勇者の使命と、気持ちはどうあれ仇討ちを果たした。それでいい。
互いの利害が対立する。なら戦うしかない。話し合い? それも戦いの一種だよ。分かり合えなきゃ、戦うしかない。
導かれし者たちはデスピサロを滅ぼさねばならなかった。相手の事情がどうあれ、それがこちらの正義。それでいいんだ……。


◯DQ5

・地平の彼方へ

フィールド曲。……まぁ、普通だな。嫌いじゃないが好きでもない。主人公の境遇からか、微妙に物悲しい雰囲気だな。

・王宮のトランペット

5の主人公は、紛うことなき一国の王となる。作中で王になるDQは5だけじゃなかろうか。王のテーマよの。
嫁さん候補を側室として呼ぼうぜ。俺だったらそうする。だって俺が王だから。我儘くれー言わせろよ!! チッ……。

・街は生きている

街のテーマ。やっぱ人生の大転換地・サラボナの街が思い出されるな。最初に入った時にフローラが犬を追い掛けてきて……。
オリジナル5のフローラのドット絵は真っ白なドレスに飾り気のない青髪で、後に公開されたイラストとは全く違っている。
そしてそのイラストは鳥山氏によるものではない。俺は「オリジナル当時、フローラの公式イラストはなかった」んじゃないかと思ってる。
だとしたらとんでもない話だな。どんだけ冷遇されてたんだよ。……話が逸れまくった。俺はハレイム派なんで。両方ゲット。はぁ。

・哀愁物語

パパスの手紙を読むシーン等のBGM。……これはイベント曲やん! なんでFMSに採用するんだよ。まぁ悪い曲じゃないけど。
これを選出するなら、もっと他に採用してほしい曲があったというのが正直なところだ。それこそ祠の曲とかさ……。

・死の塔

4と違い、こちらは不気味さ・怖さが伝わってくる。いいダンジョン曲だ。
ゲマらとの決戦の地「ボブルの塔」の印象が強いかな。少年時代のレヌール城も。

・不死身の敵に挑む
中ボス戦の曲。5で初めて中ボス戦曲が導入された。無難にいい曲だ。
ブオーンにゲマににせたいこうに……色々いたなぁ。俺は一生ブーメラン装備派だったんで、ボス戦はどれも結構苦戦したもんだ……。


◯DQ6

・さすらいのテーマ

6の「現実世界」のフィールド曲。夢の世界よりは断然こっちの方がいいので、収録されてて嬉しかった。
ノリが良く、何気にかなり好きなフィールド曲である。ドラクエ6自体は正直そうでもないんだが。

・木洩れ日の中で

町全般の曲。ターニアのテーマ。俺はターニアの為に世界を救った。それが終わったらターニアの元へ帰る。ターニアクエスト6。

・ハッピーハミング

カジノのテーマ。ドラクエのカジノ曲はいいものが揃っているが、今作に収録されているのはこれだけ。選ばれたんだな。
カジノつってもゲーム内なので、カッカせずボーッとスロットをやってたなぁ。6から演出が色々増えていた。
ドラクエのカジノは大概ゲームバランスを壊す要因になってるんで、そういう意味ではあんましよくないと思う。
やるにしても、ボタン押しっぱ設定にして寝るとか、そういうのは道から外れてるよね。まぁ俺もやるけど。やれやれ……。

・敢然と立ち向かう
「DQ6最強の敵」と言えば、デスタムーアでもダークドレアムでもなく、ムドーである。無論苦戦度という意味で、だが。
とにかくムドーは強かった。あの強さで第二形態ありって未だに信じられん。DQ2と同じく調整してなかったんじゃないか?
驚くべきことに専用曲であるようだ。凄いな。強すぎ、しんどすぎ。何度やり直したか。ある意味いい思い出のない曲だ……。


◯DQ7

・血路を開け
通常戦闘曲。7のこの曲は正直忘れてたレベルなんだが、DQHと今作のおかげで思い出したよ。7もちゃんとプレーしたんだぜ。おう。
取り敢えずキーファが糞。あいつは絶対に許さん。アレを最後まで親友扱いし、EDにまで出させた堀井氏の感性が全く理解不能。
他メンバーも、マリベル以外は地味に過ぎるんだよなぁ。そのマリベルも俺はあんま好きじゃない。7キャラ誰も好きじゃない。
戦闘曲を忘れちまってたんはその影響もあるのかもな。主人公からして地味にも程があるってレベルだし。やれやれ。

・足どりも軽やかに
フィールド曲。序盤だけだったかな? あんまし覚えてない。タイトル通り行進曲って感じだな。意外とドラクエでは珍しい?

・小舟に揺られて

どのシーンか覚えてないが、7で唯一フルクリできた。ホッとした。


◯DQ8

・大聖堂のある街

正直よく覚えてないけど、フルクリ出来たんで。ククールが登場する街だったかな。

・広い世界へ

フィールド曲。3D化により「見渡すかぎりの世界」がドンと広がった。その壮大さが感じられるいい曲だと思う。

・大平原のマーチ

フィールド曲のアレンジで、キラーパンサーに乗ってる時の曲。であるらしい。よう覚えてないやごめん。

・雄叫びをあげて
8は単純に品質の高いゲームだった。初の3D化でよくあそこまで仕上げたもんだと思う。日野さんのおかげだな。多分。
そんな8の通常戦闘曲。3D化により味方の姿も見えるようなり、DQ戦闘も色々と変わった。そこに違和感なく溶け込んでいる。
中ボス戦曲・ラスボス戦曲も良かったと思う。3DS版が出たし、そのうちやりたいもんだ。そのうち……。


◯DQ9

・野を越え山を越え

フィールド曲。9は1回のプレー時間ならシリーズブッチギリでNO.1だ。……その割に、あんまし印象に残ってないが。1周じゃなぁ。
まぁでもこのフィールド曲はよく聴いたよ。9はダンジョンがカス揃いだからか、余計にな。よく歩いた。リメイクを待つよ……。

・酒場のポルカ
「リッカの宿屋のテーマ」と言うべきか。長くプレーすると、ここはフィールド以上によく訪れる。9と言えばこの曲かも。
品質も高く、聴いてて楽しくなるのが素晴らしい。何とかフルクリを達成したかったが、断念。ごめんなリッカ。
wifiコネクションが終了し、現状9を「真っ当に」遊ぶことは不可能である。新しい作品だが、何よりもリメイクが求められている、かも。
……つってもすれ通の大流行とか、時代に依存する面白さも多い作品だからな。思い出のままでいてくれた方がいいかもしれん。うーむ。

・負けるものか
通常戦闘曲。上2つと並んでよく聴いたもんだ。9はボス戦曲が全然印象に残ってない。通常だけだ。
この辺りになると、曲名を付けるのに苦労してるのが伺えるね。もう単純に「戦闘」だけでは済まんし。言葉が不足している。
負けるものか、か。DQの戦闘には「稼ぎ」なんてのもあるし、必ずしも生死をかけてやってるわけじゃないんだけどね……。


◯DQ10

・序曲Ⅹ

「ドラゴンクエストのテーマ」である。あの曲は当然全作品に使われているが、今作に収録されているのはこれだけ。代表だな。
元の曲に4にてイントロが追加され、後年更にイントロが豪華になった。多分これが完成形だろう。……俺は4時代のが好きだが。
まぁでも、ドラゴンクエストと言えばこれである。まさにテーマ曲。縁のなかった10でもこれは健在だった。良かったよ。

・刃の旋律
通常戦闘曲。MMOたる10は戦闘の意味が他作品とは全然違う。多分。俺も一応少しはやったはずだが、覚えてないや。
出だしの部分で「何やこれ? 変な曲だな」と思ったが、繰り返し聴いているうちに悪くないと感じるに至った。ドラクエ恐るべし。
今はバージョンが幾つも重ねられているが、曲は多分共通だろう。まだあと10年は現役の曲かな。そう考えると凄いな……。

・高なる鼓動
どこで使われてるか知らんが、緊迫感のあるいい曲だった。……鼓動が高鳴るかは微妙だが。
この曲はプレー中に後ろから化け物の手が追い掛けてる演出が入る。アイコンが見辛くなるのでちょっと邪魔だった。
しかし未プレーであっても、何度か聴くと「ドラクエの曲」と認識してしまえるのは、凄いことだよな。偉いよすぎやまさん。



ふぅ。FF版と同様、初期作に思い入れが集中してしまうのは仕方ないか。作品が少ないから、FFよりはバラけてないんだけどな。
……あー。今一度言うが、アレンジ収録だったことが残念でならない。これが全曲原曲ならどんだけ楽しめただろう。残念でならない。
原曲にすれば製作が難航するのか? 逆だろう。楽だろう。そしてユーザーも喜ぶ。皆幸せ。なのに何故、こんな事をした!?!?
何度不満を垂れても足りない。はぁ。すぎやまさん、なんでや。はぁ。値崩れで買ったけど、悪いとは思わんよ。あんたらのせいだよ……。

けどDQHをキッカケに結局プレーし、更に大いにハマれた。フルクリに必死になり、気付けば73時間経ってたよ。やれやれだ。
今作は、あんまし売れなかった。最終10万本ほどだろうか。ドラクエの名の下でこれは寂しすぎる。アレンジ収録も一因だと思う。
が、凄まじいボリュームと完成度を誇るFF版2作目も、同程度の売上だった。FF版1作目の半分ほどか。シアトシリーズ、売れてない。
正直、俺には理解できん。FFやドラクエのBGMで、音ゲーである。これをやらないのっておかしくない? どうしてスルーできるの?
完全に夢のゲームだと思うんだが。皆好きでしょ、FFもドラクエも? じゃあ好きな曲くらいあるでしょ? それで音ゲーしたくない??
……はぁ。まぁ俺はそう思っても、世間は違うのだろう。曲は好きでも、音ゲーしたいとは思わないのかもな。分からん。
スクエニとしてはかなり「サービスした」作品だと思う。なのに売れない。となると当然、続編も難しいだろう。ううむ……。

FF版については2作目で決定版だが、ドラクエは今作だけでは満足できない。原曲重視にし、曲数を増やした続編を出してほしい。
アレンジに不満タラタラの今作ですらこんだけハマれたんだから、原曲・増曲の続編が出たら、3DS売ってでも買うよ。
やっぱドラクエなんだよなぁ。単純にして動かし難い、いや動かせない事実。俺に根付くはドラゴンクエスト。
比類なきドラクエとその音楽に改めて愛と敬意を込めて終わり。そして「望ましい」形の続編発売を何より願って、な。

……え? 11? まぁ、ドラクエ熱が戻ったというなら、目を向けるべきはそっちだよな、フツー。それは分かる。分かるんだ。
思い入れは戻ったが、その思いが「新作」に向くかどうかは……。最低である。スクエニ激怒。うん。はぁ。
まぁ11も全く気にならないわけじゃない。やるならPS4と、漠然とながら決めている。つーか多分やるよ。やらなきゃならんし。
「シアトリズムドラゴンクエストカーテンコール」共々、発売をお待ちしております。すぎやまさん、曲作りは11で目一杯頑張って下さい。
俺とドラクエの冒険はまだ続く。少年時代の見果てぬあの夢 今でも心に抱き続けてる。
はぁ……。








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8 コメント

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Unknown (mizz)
2015-10-13 13:32:54
このブログ読み始めてから、今日の記事が一番『わかるわかる!』って感じます。


> アレンジ「も」あるならともかく、アレンジだけって。

本当、これに尽きます。

チョコパフェ食べたくて注文したら、アレンジして新メニュー予定のマロンパフェ出されて、満面の笑みで『どうぞ^^』って言われたような気分になります。

出すなら注文した方も出した上で、添えて出せと。


ゲームではなく音楽の話なんですが
かなりマイナーな歌手の、ある歌が好きで
動画で見て気にいったのでCD買おうと思ったら
アルバムに収録されてるのは『ジャズバージョン』のみ。

『こういうのも作ったんだ!聴いてほしいからこっちにするね!』

という押し付けは要らないです。
いや、あってもいいけど、オリジナルも一緒にしてほしいんです。



おおぞらをとぶ、は
3バージョンも8バージョンも好きだし
車のCMのバージョンも好きです。

が、例えばシアトリズムに
3バージョン8バージョンすっとばしてCMバージョン入れられたら
『えぇ?』って気持ちになると思います。


大半がアレンジって、やはり強烈に思いとどまる動機になりますよね…。
返信する
Unknown (ota)
2015-10-14 01:07:03
>チョコパフェ食べたくて注文したら、アレンジして新メニュー予定のマロンパフェ出されて、満面の笑みで『どうぞ^^』って言われたような気分になります。
>出すなら注文した方も出した上で、添えて出せと。
ですよねぇ。普通に考えたらそうなんです。そしてFF版2作ではそうしていたんです。そうしてコストが上がるわけでもない。本当に理解不能です。
今作のEMSというモードでは、各作品の名場面を背景にプレーすることになるんですが、その際の場面動画は全てオリジナル版です。
そこは「分かっている」のに、流れている曲はアレンジ版という。……はぁ。DLCでファミコン版だけは提供したのがせめてもの誠意でしょうか。

>『こういうのも作ったんだ!聴いてほしいからこっちにするね!』
ありそうですねw 音楽は別に「作り手の腕が上がったから、音が豪華になったから、後のバージョンの方が良い」てわけじゃないですからね。
作り手として上を目指し、既存の曲に新たな試みを吹き込むのは一向に構いません。けど「オリジナルありき」を忘れないでほしいです。

>おおぞらをとぶ、は
>3バージョンも8バージョンも好きだし
>車のCMのバージョンも好きです。
ああ、そういやCMありましたな。ちなみに8以降は音源がいいからか、今作でもオリジナル版で収録されています(多分)。
ラスボス戦曲もこれのアレンジでしたな。ラーミアの背中で戦うのが超シュールでしたw スカモンどっから来てんだよ……。

>大半がアレンジって、やはり強烈に思いとどまる動機になりますよね…。
名誉挽回の続編を切に願いたいですね。シアトリズムのコンセプトは好きです。俺もう大ファンです。何卒、何卒……っ!
返信する
Unknown ()
2015-10-17 20:19:03
>正直、俺には理解できん。FFやドラクエのBGMで、音ゲーである。これをやらないのっておかしくない? どうしてスルーできるの?
ウッ!MMO以外のナンバリングは全てプレイしてる自分には耳が痛いですね
シアトリズムも含めて、音ゲーは体験版やらで何回か触れてるんですがどうも合わなくて
例え愛するドラクエの皮を被っていても食指が動かないんですよね。
身も蓋も無いですが、すぎやんサウンドもCDで聴けますし・・・
otaさんもご指摘されていますが、キャラ絵がもっとキャッチーならば可能性はあったかもしれません
返信する
Unknown (ota)
2015-10-18 01:52:01
ぬぅ……DQHでDLC配信前にプラチナを獲得したあさんのドラクエ愛には驚かされたんですが、今作は合いませんか……。
>どうしてスルーできるの?
これはもちろん冗談で言ってるだけなので、スルーして下さいw もっと売れていいシリーズだとは思うんですけどね。
俺は音ゲーをやればよりその曲に浸れるんですが、普通に聴く方がいいという人もいるでしょう。そういう人には邪魔な要素なのかな。
FF2作目並のサウンドテストモードがあれば、そういう人にも勧められたんですが……ああ、「この道わが旅」を自在に聴きたい……っ。

>キャラ絵がもっとキャッチーならば可能性はあったかもしれません
あれは本当にやめてほしいです。このシリーズは「ファンの思い出に訴えかける」ものなのに、絵に関しては完全に外れています。
鳥山氏が描き下ろせとまでは言いませんが、似せる努力はしてほしかったですね。続編は……あるかなぁ……。
返信する
Unknown (S・R)
2015-10-23 22:16:54
ぶっちゃけて言うとシアトリズムFFよりつまんなかったです……
ドラクエシステムの持ってきかた(転職、すごろく)の半端さもさることながらメインモードがかったるい。アレに裏面用意してどうすんだと。
と思い返してみましたけどシアトリズムFFだってサウンドモードで全曲出してなかったw
後は名場面集の曲。DQ5であの曲って……テンションがもたないwDQは見せるよりも読ませるゲームだなと強く思いました。DQ5好きなのに全然感動しなかった……


まあ上記とは関わりなく私はDQは5,7,9,10しか買ってないので思い入れのある曲が少ないと言うのが評価の原因なんですが……
と言うわりに一番気に入った曲は4の通常戦闘ですけど。

>アレンジ
これは抵抗なかったですね。サントラ買ってたのでオーケストラも良く聞いてましたし。
やった事ないシリーズのDQ曲聴こうかな、位の思いでこのソフト買いました。

>キャラ絵
今回のデザインに似たようなのに「マナケミア」ってRPGがあります。これは顔が人形風のキャラドットなんですね。勿論キャラデザや一枚絵とかは普通です。
要は省力化のためとして規格化されたデザインにしようと言うわけです。ドット絵でアクションさせるために。
多分シアトリズムFFでもその狙いはあったでしょう。ディシディアみたいに絵柄統一だけで済まさなかったのは予算の問題でしょうね。
でもいい加減予算付いてるだろうに、シアトリズムならこのキャラデザだろう、などと考えるのは完全に本末転倒ですね。

あ、マナケミアは面白いからオススメです。PSP版はクソ移植ですが。
返信する
Unknown (ota)
2015-10-24 16:05:33
>後は名場面集の曲。DQ5であの曲って……テンションがもたないw
そうそう、俺も5以降のEMSは10以外全然やる気になれませんでしたw 4までと違い、「作品を象徴する名曲」がなかったからかもしれません。
すぎやんがメドレーでも作ってくれればよかったんでしょうが、そんな気合入った企画じゃないですからね、正直。はぁ。

>私はDQは5,7,9,10しか買ってないので思い入れのある曲が少ないと言うのが評価の原因なんですが……
おお、意外。S・Rさんなら当然全部やってるものかと。このゲームは思い入れの度合いが面白さに直結しますからね。
モードに関しては、無駄に装飾を凝ろうとして失敗してばかりって感じですねw 音ゲーだけのシンプルな作りじゃそんなに寂しいのか……?

>>アレンジ
>これは抵抗なかったですね。サントラ買ってたのでオーケストラも良く聞いてましたし。
ドラクエは昔からリメイクが盛んで、アレンジCDの発売も多い。またリアルでのクラシックコンサートも頻繁に行われている。
俺もそれは別に構わんのですが、このゲームに収録するなら原曲優先でないとおかしいと思いますね。5も原曲でやりたかったなぁ。

>要は省力化のためとして規格化されたデザインにしようと言うわけです。ドット絵でアクションさせるために
ああ……なるほど。特に点の目がそれを感じさせますなw 仮に似せようと描いても、絶対に批判は出てきますからね。
でも「出来ないなら最初からしないでいい」と思いますね。そもそも一言も喋らん仲間をあんなに用意されても全然うれしくないし。
代表で各作品の勇者だけを出演させれば、新規絵でも何とかなったと思うんですが……まぁ今更言ってもしゃーないか。
マナケミアはガスト作品ですか。このメーカーにはとんと縁がなくてw まずアトリエシリーズの一本くらいやらんとなぁ……。
返信する
DQFFの音ゲー!! (かまぼこ)
2019-09-09 01:48:44
こんばんは「FFカーテン~」もこれが面白かったからプレイ済みで感想文もねっとりと読みましたが、
久しぶりに遊んで見て思う所あったしこのDQ版体験が先だったのでこちらにコメントします!
僕もこのゲームをいつだかアマゾンで見つけて(ゲーマー失格w)「音ゲードラクエあるの?やったぜ!」
ってなって、1000円くらいですぐ買ってみたけどすごく面白かったです

問題点とされてる所は概ね納得できるし、すごろくなんか何が楽しいのか?ということも痛いほどわかりますし全50~面とかネタバレ観てすぐあきらめましたw
それよりも僕が今でも許せないと思うのは「このゲームは音ゲーじゃないの?」ってところです
つまり肉付け要素が音ゲーのテンポを阻害してしまっていることです。具体的には演奏するだけのモードでレベルが上がりました~はともかく
リズポがどうたら~なんちゃらが集まれば仲間がふえるが~とかちいさなメダルガーとか僕には死ぬほどどうでもいいリザルトが何枚もあることです…
音ゲーだから絵や要素は不問としてるのにそのどうでも良い要素(失礼!)が邪魔してるのは擁護できないと思いました
まじでどんな判断だ・・・wいいゲームなのに惜しいしいらない肉付けのせいでもったいないと思っています
僕の知ってるビマニや太鼓やミクちゃんはリザルトは1枚ですぐに消し飛ばせてすぐにもう一回遊ぼうって気にさせてもらえるのに残念でした

それ以外は絶賛してもいいレベルのゲームで、ファミコン版音源のDLC有料でももっと売ってほしかったなあっておもったりもしました
個人的にはFCDQ2が大好きで、初クリアRPGだったかもという自分語りしてみたり!!FCDQ2は全曲入れるべきですよ!マンドリル!
物悲しいフィールド曲が特に好きでした、3人時でも1人やられてもまたこの曲聞けて嬉しいとかねw
ああ~このままじゃotaさんみたいにいくらでも語ってしまいそうw
今でもクリアした当時の復活の呪文はソラで言えたりします(若い記憶力ってすごいね)

あと僕はボタンスタイルで遊んでたけどotaさんはタッチ勢ってすごいなと思いますちょっとタッチ遊んでみたけど全然できなかったしフルクリとかしてるとか
愛を感じました

曲ごとの感想も話したいけどとんでもなく長くなっちゃいそうなのでまた次の機会にでも
勢いで長文乱文書いてしまってごめんなさい失礼があったらごめんなさい!
返信する
Unknown (ota)
2019-09-10 22:07:07
>DQFFの音ゲー!!
そう、この時点で「勝ち」なんですよね。シリーズ財産の価値があまりにも高い。ちょっとズルいと思うくらい強いです。

>僕には死ぬほどどうでもいいリザルトが何枚もあることです…
ああ、リザルト、長いですよねw リズポは分からんでもないですが、今作のレベルの概念に楽しさは見出だせるのか……?
音ゲーだけでは弱い(と製作者は考えた)ことと、ドラクエ本編的な要素も入れたいということで、こうなったのでしょうね。
ここは逆にドラクエシリーズという重みが足を引っ張ったのかもしれませんね。

>それ以外は絶賛してもいいレベルのゲームで、ファミコン版音源のDLC有料でももっと売ってほしかったなあっておもったりもしました
オリジナル音源はもっともっと欲しかったです。有料でもいいんで。DLC展開、良くも悪くも全然なかったなぁ……。
俺は今作を今もたまにプレーしますが、やるのは専ら1~3のFC曲ですね。特にED曲は起動する度に必ずやります。
>FCDQ2は全曲入れるべきですよ!
わはは、同感です。全曲やりたいですよね。

>あと僕はボタンスタイルで遊んでたけどotaさんはタッチ勢ってすごいなと思いますちょっとタッチ遊んでみたけど全然できなかったしフルクリとかしてると
おお、それはまた……。俺はシアトリズムFFからタッチなので、自然とそうなりました。
慣れの問題かもしれませんが、俺は逆にボタン勢が凄いと思います。「しばらく押して離す」が妙にやり難い……。
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