腐れゲー道

プレーしたゲームの感想文を、ダラダラと粘着質に綴ります。

こればっかりは止められない

2009年04月25日 00時51分30秒 | ゲーム色々
平成21年、2009年。
約4ヶ月前、何の感慨もなく新年を迎えた時、それでもこっそり今年の目標を立てた。


「なるべくゲームを買わないようにする」。


で、この目標、つい先日までは守れていたのである。
今年に入ってからは、一本もゲームを買っていなかった。
え? バイオ5やストⅣ?
ああ、それらは違うよ。別物だよ。
だってそれらは、新作だもん。発売日に買ったもん。

何を言ってるのかわからねーと思うが……
要するに、投売りゲームのことである。
大好きな投売りゲー漁りを今年は自重しようと決意したのである。


投売りゲーム。言葉が悪いか。じゃ値崩れゲーム。同じか。
あれはいい。すごく、いいさ。
ゲーム屋に入り、最も目立つ位置に並べられている煌びやかな新作ゲームの数々を
華麗にスルーし、目指すは店の端っこにポツンと置かれたワゴン。
その中に並ぶは、新作と変わらぬ輝きを見せるピカピカビニール。
そのビニールに貼られた「1980円」「980円」といった心ときめく数字たち。
うず高く積まれたそれらを吟味し、買い時を探り、決断を下す。
あああああ!
もうたまらん。テンション上がってきた。
値崩れゲーム漁り、本当に大好きです。

いや別に冗談で言ってるわけではない。
あれは楽しい。本当に楽しい。
評価は高いが売れなかったタイトルを安く手に入れるのが楽しい。
ただ単に出荷が多すぎた清く正しい値崩れタイトルを手にするのが楽しい。
カプコンや任天堂が倉庫から出してきたと確信できる、
少し古いタイトルを少し遅れて新品入手するのが楽しい。
もう楽しい。すごく楽しい。
俺はあまり金を使わない生活を送っているが、投売りゲーム漁りは
そんな中で数少ない「買い物を楽しむ」感覚である。

……しかし、問題もある。
値崩れ品なんだから、金の問題はまぁさほどではない。
また、ゲームの質も、俺みたいな人間にはさして影響はない。
値崩れ品とは言え吟味はしてるので、ハズレを掴むことは殆どないし。
じゃあ何が問題かって、溜まることだ。積むことだ。
数多く買うが、全てをプレーする時間がなく、
結果どんどんゲームが溜まって行ってしまう状況だ。


4年くらい前までは購入とプレーのバランスが上手く取れていたのだが、
ある時投売りゲー漁りの楽しさに本格的に目覚めてしまい、
毎週のように中古新品問わずとにかくガンガンゲームを買っていた時期があった。
あまりに買い過ぎてさすがに反省し、以後は少し落ち着いたが、
それでもあの楽しさが忘れられず、投売りゲームを見ると体がむずむずする。
もちろんゲームのプレーは毎日のようにやっているが、
それでもクリアーできるのは早くても10日で一本だろう。
俺の場合、途中で投げ出すこともまずしないし。
それに、既プレーゲームの再プレーをすることもある。
俺は、本当は、時間さえあれば全ゲームを再プレーしたいと思ってるくらいなんだから。
そして溜まる。どんどん溜まる。
それでも投売りゲー漁りを止められず、更に溜まる。
積まれたゲームの山に溜め息をつく。
ああまた買っちまった。ごめんなああああああ、と思う。
はぁ。


そこで、平成21年、2009年。
近年ずっと続いていたこの状況に嫌気が差してきたので、
ここらでビシッと姿勢を正そう! と年頭に決意したというわけである。
そして4ヶ月。
順調に来ていた。積みゲの山も少しずつ小さくなっていった。

……が、あかん。やっぱりダメだ、止められん。
店に行かなくても、比類なきインターネットが俺を煽った。
最近はネットでも店頭と変わらんレベルの値崩れゲーがよくあるし、
しかも数千円買えば送料無料になる。
お手軽さという点ではリアル購入を遥かに凌ぐ。
嗚呼嗚呼。

タガが外れたか、1週間前に2本、そして今日、3本やっちまった。
だって、XBOX360「デビルメイクライ4」が980円とか、買わない要素ないだろ!?
そんなんポチるに決まってるやん。幾らなんでも我慢できるわけないやん。
ちなみにソフマップ通販だ。欲しい人はお店にダッシュ! 店じゃないって!
そして3000円以上にして送料タダにする為には、更に追加購入するだろ!?
一体誰が俺を責められよう。俺は悪くない。実際、良い買い物したと思うよ。
でもああああ。
また山が高くなった。


一体どうすればいいんだろうなぁ。
血反吐吐くほど時間があれば、何の問題もないんだけど。
はぁ、言ってて虚しい。
金持ちも貧乏人も、リア充もぼっちも、オタクも総理大臣も、
どんな人間にも時間だけは絶対に平等。
まさに真理、真実。この世の数少ない「絶対」の事実。
そして、仮に24時間ゲーム漬けの生活を送っても(そんなの絶対に嫌だが)、
罪ゲプレーとと投売り購入を両立させられるとは思えない。
つまり、解決方法などないということだ。
投売り購入を止めない限り、罪ゲの山は高くなり続ける。
そして魅力的な投売りゲーの供給は恐らく止まることはない。
そもそも購入自体はとても楽しいのに、そこまで我慢する必要があるとも思えない。
……はぁ。


まぁなんちゅーか、罪ゲの皆には悪いと思うけど、決して無下にはしないから。
俺の部屋に来た以上、どんなゲームだろうと、我がゲー道を歩む上での同志として心より歓迎する。
この言葉と気持ちに偽りはない。たぶん。
それで納得してくれ。誰が? ゲームが。


ふひひ、またゲームが増えた。
比類なきゲームソフトが、また一本、俺のモノになったんだ。
誰のモノでもない俺のモノ。俺のモノったら俺のモノ。
ふひひひ。
新品ソフトのビニールのちゅるちゅる感ってたまらんものがあると思いません?
あれを指でくちゅくちゅ言わせるのが凄く好き。大好き。
ふひひひひ。
むぅ。


後は誠実かつ迅速に、現プレーのゲームを遊ぶことだな。
のんびりじっくりやっていけばいいさ。
我が下へようこそ、新たなゲームソフトよ。
封を開けるその日まで、もうしばらく待ってね……。






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